2021-03-25

[Defra]食品中残留農薬:2020年四半期報告書

Pesticide residues in food: quarterly monitoring results for 2020

18 March 2021

https://www.gov.uk/government/publications/pesticide-residues-in-food-quarterly-monitoring-results-for-2020

 

第二第三四半期報告書

Report on the pesticide residues monitoring programme: Results of Quarters 2 & 3 2020

https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/970684/prif-monitoring-2020-quarter2-3.pdf

議長の結果概要

これは2020年第2第3四半期報告書である。

COVID-19ウイルスの拡散を制限するための措置や、労働者保護の必要性を認めて、HSEは、「2020年食品中の残留農薬国家計画」の一環としての検査用の食品サンプルの収集を一時停止し制限することを決めた。代わりに、HSEはサンプリングの選択肢としてオンラインとクリック&コレクト(ネットで注文してピックアップポイントで受け取る)サービスを用いた小規模な調査を開始した。計画の目的が維持され完全性を確保するために、収集されるサンプルの選択には特別な配慮がなされた。だが、この方法のサンプリングでは、一部の供給業者がより頻繁にサンプリングされる可能性がある。

この報告書では2020年1月~9月の間にHSEが収集し検査したサンプルを分析している。今年の調査計画中には果物と野菜の調査で最大372種類の農薬を調べた。第2第3四半期プログラムでは29種類の食品の1,108サンプルを調査した(全リストは目次ページを参照)。

 

セクション4:この報告書で生じた問題と以前の報告書の更新

この報告書で生じた問題

塩素酸塩(発表時の見解)

私達は2016年以降塩酸塩については限られた数の食品を検査している。農薬塩素酸ナトリウムはEUでの使用が認可されていない残留する広い影響のある除草剤である。だが、私達が検出している残留物は、食中毒の原因となる微生物を管理する塩素系消毒剤の使用によるものである。これらの残留物はやむを得ず食品安全に不可欠なので、この結果はMRL違反として扱われていない。食品企業に現慣行を変えるよう助言していないが、現在行われている議論については知っておく必要がある。我々の作業は政府全体の一部でしかなく食品や水中の残留塩素酸塩をどう扱うべきかは検討の対象外である。

2020年6月20日以前のMRLsの執行

この報告書にはデフォルト値MRL 0.01 mg/kgが施行された2020年6月20日以前に収集したサンプルが含まれている。

EU内では、塩素酸塩のデフォルトMRLが有効である間は、執行は加盟国の裁量に任せるべきだと同意している。英国とEUの規制当局のアプローチは、デフォルト初期値を超える残留物を違反とみなさない。それがこの報告書で採用されているアプローチである。

2020年6月20日以降のMRLs

利害関係者との詳細な話し合いと協議の後、EUは2020年6月20日に執行された塩素酸塩の新しいMRLsに同意した。この報告書に含まれるほとんどのサンプルは、新しい、より高いMRLsが施行された2020年6月20日以降に収集された。このプロセスで、塩素酸塩の主な供給源が処理飲料水あるいは正当な殺生物剤の使用によると思われる場合、塩素酸塩の残留物を減らすのは不可能だと判明する可能性がある。食品の微生物学的安全性に関する諮問委員会の同僚は、微生物学的安全性を含む全体的な食品安全性への影響を考慮する必要があるという共通の懸念を強調した。農薬MRLsの管理体制はこれらの限度に適用するための便利なツールではない。EU全体のコメントは同様に懐疑的であるが、提案を進めることはEU法で拘束されている。この新しい塩素酸塩のMRLsには、処理中の殺生物剤の使用を考慮するよう特に言及した脚注が含まれている。塩素酸塩のMRLsへの準拠を考慮して、他の残留量に影響しない単純な加工の種類、包装、洗浄、切断、冷凍などが考慮された。

MRLsはデフォルト値から新しいより高いMRLsに変わり即時発効した。私達は6月20日以降のサンプルに新しいMRLsを適用したので食品企業はそれらを考慮できるだろう。加工による残留物が考慮されることを示す責任は食品事業者にある。食品および殺生物剤産業グループは、チルド食品協会のウェブサイトhttps://www.chilledfood.org/fbig/でこの話題に関するより詳細な情報とガイダンスを作成した。

 

最良使用事例

食品基準庁は殺菌剤使用の最良事例の開発と促進のために食品企業とともに作業している。食品中の塩素酸塩が低量残留するのは、食品と水の業界が食品及び飲料の微生物学的汚染を削減することで食品の安全性を守る対策をした結果であるため、これは重要である。塩素酸塩自体は殺菌剤として使用されていないが、塩素ベースの殺菌剤は少量の塩素酸塩を含む可能性がある。

飲料水

Defraは飲料水指令のEU改変に関する作業もしている。今後起こりうる塩素酸塩の監視や達成すべき量についての議論が進められている。英国全土の国内法では、消毒副生成物はできる限り少なく保つことが既に要求されている。これは消毒薬の用量と保管管理により、たいてい達成される。

 

食品の微生物学的安全性に関する諮問委員会

食品中の微生物学的安全性

HSEは農薬のMRLsの変更が殺生物剤の使用にどのように影響するか、微生物学的食品の安全性、化学物質と微生物学的安全性両方を考慮した消費者への全体的なリスクへの何らかの変化、を理解するために食品の微生物学的安全性に関する諮問委員会と共に作業している。

 

食事摂取量

2018年以降、乳幼児(5歳まで)の食事中の化学物質に注目して現在行われている作業の一環で、食品・消費者製品・環境中の化学物質の毒性に関する委員会は塩素酸塩を検討している。塩素酸塩に関する欧州食品安全機関の2015年の意見では、健康に対する急性及び慢性リスクから守るために塩素酸塩暴露への適切な健康に基づくガイダンス値を設定している。

 

残留について詳細リスク評価が行われたのは、アボガドのプロクロラズ、乾燥黒豆のジメトエート、ブドウのエテホン、マンゴーのプロクロラズ、オレンジのイマザリル、ラムダシハロトリン又はガンマシハロトリン、チアベンダゾール、コメのトリシクラゾール。ARfD設定の安全係数と、摂取時には皮を剥くことを考慮すると、健康への影響の懸念はない。 

 

[Defra]リサイクルを促しプラスチック汚染と戦うための画期的改革

Landmark reforms to boost recycling and fight plastic pollution

24 March 2021

https://www.gov.uk/government/news/landmark-reforms-to-boost-recycling-and-fight-plastic-pollution

ゴミと資源部門の見直し提案

飲料容器のデポジット返金制度と包装容器の製造物責任の拡大を含む

それぞれ2021年6月4日までパブリックコメント募集

 

[EU]AMRワンヘルスネットワーク

AMR One Health Network (25 March 2021)

https://ec.europa.eu/health/amr/events/ev_20210325_en

3月25日オンライン会合

議事録は後で公表される

 

[HK] 法令違反

3つの乾燥中国白菜のサンプルに基準値超過の重金属汚染

Metallic Contamination exceeds legal limit in 3 dried Chinese white cabbage samples

Tuesday, March 23, 2021

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20210323_8578.html

乾燥中国白菜のサンプルにクロムがそれぞれ0.83、0.58、0.7ppm検出された。

 

[TGA] ウェビナー:医療用カンナビスの広告に関する法令

Webinar presentation: Medicinal cannabis advertising compliance

24 March 2021

https://www.tga.gov.au/webinar-presentation-medicinal-cannabis-advertising-compliance

TGAはオンラインで医療用カンナビスに関する広告規則や責任について説明する。

 

[FSS]スコットランドの動物用飼料配送の新しいモデル

Scotland’s new model for animal feed delivery

23 March 2021

https://www.foodstandards.gov.scot/news-and-alerts/scotlands-new-model-for-animal-feed-delivery

FSSは2021年4月1日より正式に飼料事業者に動物用飼料が安全であることを保証する法律を守らせる責任を負うことになる。

 

[FSS]農場での事件の急増後、農業従事者に鉛中毒の兆候に注意を呼びかける

Farmers urged to lookout for signs of lead poisoning after surge in on-farm incidents

24 March 2021

https://www.foodstandards.gov.scot/news-and-alerts/farmers-urged-to-lookout-for-signs-of-lead-poisoning-after-surge-in-on-farm-incidents

FSSは家畜に中毒を引き起こす可能性のある農場での鉛を原因とする事故に注意するよう農業従事者へ新たな農場事故防止キャンペーンを開始した。

2020年にFSSはスコットランドの農場で10件の鉛中毒事故を取り扱い、18頭の牛が死亡し318頭が一時的に制限を受けた。2018年は4件、2019年は3件だった

 

[SFA] 「Lalune」ブランドのクロワッサンは製品の未認可の再包装のため回収措置

Recall of “Lalune” brand croissants due to unauthorised repacking of the product

24 March 2021

https://www.sfa.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/sfa-media-release---recall-of-lalune-brand-croissants-due-to-unauthorised-repacking-of-the-product.pdf

市民のフィードバックにより、SFAはShanlee Pte Ltd がSFAの許可なく、様々な「Lalune」ブランドのクロワッサンを未承認の製品再包装を行っていたと発見した。予防措置として回収。製品写真あり。

 

[FSA]飼料添加物認可ガイダンス

Feed additives authorisation guidance

24 March 2021

https://www.food.gov.uk/business-guidance/regulated-products/feed-additives-guidance#feed-additive-legislation

飼料添加物認可ガイダンスと飼料添加物申請の提出で必要なことに関する情報更新。

 

[FSA]食品事業を規制する地方自治体によるリモート評価の使用を評価する

Evaluating the use of remote assessments by local authorities for regulating food businesses

24 March 2021

https://www.food.gov.uk/research/research-projects/evaluating-the-use-of-remote-assessments-by-local-authorities-for-regulating-food-businesses

この報告はCovid-19 パンデミックの発生後、イングランド、ウェールズ、北アイルランドの食品衛生と食品基準評価を実施するための地方自治体によるリモート技術の使用に関して、ICFにより実施された短期評価の結果を示す。

 

[FSA]食品事業コンプライアンス指標のデータ収集とモデル化

Data collection and modelling for food business compliance indicators

24 March 2021

https://www.food.gov.uk/research/regulating-our-future/data-collection-and-modelling-for-food-business-compliance-indicators

この研究では多くの食品施設の食品関連活動に関する詳細なデータを収集し、データを使用し、どのような特徴の施設が食品安全法にしたがう可能性が高いかを予測する。

 

[FSA]FSAは成人の50%は自分や家族をリスクにさらす食品の消費期限を必ずしも確認しないことが明らかになる。

The FSA reveals that 50% of adults do not always check the use-by date on their food putting themselves and family at risk

22 March 2021

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/the-fsa-reveals-that-50-of-adults-do-not-always-check-the-use-by-date-on-their-food-putting-themselves-and-family-at-risk

FSAはイングランド、ウェールズ、北アイルランドの16歳から75歳の成人2,132人の新たな調査により、その半数の成人が食べる前に必ずしも消費期限を確認しないことが明らかになる。

 

[CFIA] カナダ政府は魚偽装に対策をとる

Government of Canada takes action on fish fraud

March 24, 2021

https://www.canada.ca/en/food-inspection-agency/news/2021/03/government-of-canada-takes-action-on-fish-fraud.html

CFIAは食品詐欺の取り組みの一環としてカナダの国内加工業者、輸入業者及び販売業者の魚をサンプル採取し検査した。Enhanced fish species substitution surveillance (2019 to 2020) 報告書では92%は適切な表示であった。

https://inspection.canada.ca/science-and-research/our-research-and-publications/report/eng/1616420451614/1616420452192

 

[CFIA] 食品回収警告更新

Double Happinessブランドの乾燥アプリコット種子ミックス製品の消費はシアン化物中毒を引き起こす可能性がある

Updated Food Recall Warning - Consumption of Double Happiness brand Dried Apricot Seed Mix may cause cyanide poisoning

March 24, 2021

https://inspection.canada.ca/food-recall-warnings-and-allergy-alerts/2021-03-24/eng/1616606558594/1616606564333

Tun Hau Enterprises (Canada) Ltd. は自然毒アミグダリンのため、Double Happinessブランドの乾燥アプリコット種子ミックス製品を回収措置。製品写真あり。

 

[ODS]ODS更新-2021年春

ODS Update - Spring 2021

March 18, 2021

https://ods.od.nih.gov/News/ODS_Update_Spring2021.aspx

ODS研究奨学生プログラム、NIH活動ニュース、新/改訂ODSダイエタリーサプリメントファクトシート、セミナーの紹介等。

 

[FDA]コロナウイルス(COVID-19)更新

Coronavirus (COVID-19) Update: March 23, 2021

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/coronavirus-covid-19-update-march-23-2021

(一部)

・FDAは連邦取引委員会と共に、COVID-19関連の不正表示の未承認製品の販売の PYRLess Group, LLC dba Dr. Fittに警告文書を発した。ヨウ素、ビタミンA、C、D成分製品を含む。

 

[FDA]警告文書

- PYRLess Group, LLC dba Dr. Fitt

JANUARY 25, 2021

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/pyrless-group-llc-dba-dr-fitt-611424-01252021

コロナウィルス疾患2019(COVID-19)に関連する未承認かつ不正表示の問題。ヨウ素、ビタミンA、C、D成分製品を含む。

 

- Aman Kapoor In

MARCH 10, 2021

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/aman-kapoor-612711-03102021

FSVP違反の問題。

 

-Panther James LLC

MARCH 05, 2021

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/panther-james-llc-610082-03052021

ジュースHACCP、食品CGMP、不正表示、衛生管理の問題。

 

[DHSC]新しい健康安全保障庁が将来の健康への脅威への対応を主導する

New UK Health Security Agency to lead response to future health threats

24 March 2021

https://www.gov.uk/government/news/new-uk-health-security-agency-to-lead-response-to-future-health-threats

新しく健康安全保障庁UK Health Security Agency (UKHSA)を作る

 

[IARC]大腸がん啓発月間2021

Colorectal Cancer Awareness Month 2021

23 March 2021

https://www.iarc.who.int/news-events/colorectal-cancer-awareness-month-2021/

3月は大腸がん啓発月間

あなたは健康的生活習慣を採用することで大腸がん発症リスクを減らすことができる。リスク要因は肥満、運動不足、貧しい食生活、喫煙、アルコール。

しかしリスク要因がなくても、あるいは少なくても、大腸がんになることはある。そのため検診を薦めている

 

[NASEM]医学アカデミーはYouTubeの支援で健康情報のオンライン提供者の権威(Authoritativeness)を評価する活動を開始

National Academy of Medicine Launches Initiative Supported by YouTube on Evaluating the Authoritativeness of Online Providers of Health Information

March 23, 2021

https://www.nationalacademies.org/news/2021/03/national-academy-of-medicine-launches-initiative-supported-by-youtube-on-evaluating-the-authoritativeness-of-online-providers-of-health-information

YouTubeはそのプラットフォーム上で信頼できる健康情報へのアクセス性を向上させるために、医学アカデミーに、健康情報の「権威ある」情報源の予備的定義を同定し、その情報源や権威の維持基準を尋ねた。Raynard Kingtonを座長とする助言委員会は情報を集めて夏までにディスカッションペーパーを発表するだろう。

健康に関する意思決定のために、客観的で根拠に基づいた情報を入手できることの重要性はかつてなく高まっている。

医学アカデミーは4月5日に情報収集のためのウェビナーを開催する。ディスカッション文書はプロジェクトページに掲載する

Principles for Defining & Verifying the Authority of Online Providers of Health Information

https://nam.edu/programs/principles-for-defining-and-verifying-the-authority-of-online-providers-of-health-information/

 

[FSSAI]メディアコーナー

-非伝染性疾患の苦しみを取り除くために強力な包装表面への表示が必要

Strong Front Of Package Labelling Must To Stem The Scourge Of Non Communicable Diseases

Poshan Desk 23 March 2021

https://www.fssai.gov.in/upload/media/FSSAI_News_Labelling_Outlook_24_03_2021.pdf

580万人あるいはインド人の4人に1人が非伝染性疾患で70才前に死亡するリスクがある

インドでは子どもの肥満が急増している。世界の肥満との戦いに参加する

(肥満との戦いの前に栄養不良と戦え!って言いたくなる、けど先進国と同じことがしたいんだよね)

 

-各国がFSSAIのGM食品輸入規制に従う

Nations comply with FSSAI regulations on GM food imports

24 Mar 2021

https://www.fssai.gov.in/upload/media/FSSAI_News_GM_Mint_24_03_2021.pdf

3月1日からインドが輸入する24の作物についてFSSAIは「非GM起源でGMフリーの証明」を要求している。

米国、ブラジル、ロシア、日本などは貿易障壁になると反対していた。しかしいくつかの国はGMフリー証明書を発行し始めた。

トレランス値は1%で現時点では加工食品にはあてはまらない。

この規制のもとになったのは2018年のCentre for Science and Environmentの行った研究で、インドの食品検体の32%が遺伝子組換え陽性でそのうち80%が輸入食品だった。担当者は「我が国はGMにはゼロトレランスである」という。「他国はこの規制に苦情を申し立てているが、インド当局は2019年に98カ国に7660のGMでない証明書を発行した。スイートコーン、大豆、バスマティ米などに。」

この方針に日本は、現在作物がGMかそうでないかを検出する方法がなく証明できないため「不必要な貿易障壁」だという

(何をどう検査すると「GM陽性」なのかさっぱりわからないが。インドに輸出したかったら科学的根拠はなくても証明書を出せって?)

 

論文

-更新されたコクランレビューがCOVID-19迅速検査の正確さを評価

Updated Cochrane review assesses how accurate rapid tests are for detecting COVID-19

24-MAR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-03/w-ucr032421.php

WHOの有症状者の検査のための最低性能基準を満たすものは市販されているもののうちのごく一部である。無症状者の検査については別で、学校や介護士施設での繰り返し検査に使った場合の正確性を評価してデータは見つけられなかった。こうした検査は現実世界での根拠なしに行われている。

 

これについてはUK SMCが多様な意見を集めている

expert reaction to updated Cochrane review of studies on accuracy of rapid tests (including lateral flow and molecular tests) to detect SARS-CoV-2

MARCH 24, 2021

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-updated-cochrane-review-of-studies-on-accuracy-of-rapid-tests-including-lateral-flow-and-molecular-tests-to-detect-sars-cov-2/

PCR検査と比較すると抗原検査の感度が低いことについて、PCR検査の方が既に感染性もない人を陽性にしている問題点をあげたり、新しい病気なのだから根拠がないのは当然でやるしかない、等。

 

-加工食品の分類には明瞭さが必要

Clarity needed in classification systems for processed foods

24-MAR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-03/uos-cni032421.php

Surrey大学と欧州食品情報評議会(EUFIC)が100以上の学術論文をレビューして加工食品の分類に関する異なる基準があるのか、あるならその違いは何かを検討した。

食生活の質や健康アウトカムを予測するのに「加工のレベル」をもとに食品を分類するシステムが使われている。ほとんどの分類システムは既存の栄養と食品加工に関する科学的根拠に従っていないことがわかった。それは分類システム開発の背景にある意図や展望が異なるためである可能性があると考えられる。一部のシステムでは栄養価を考慮していないことが消費者を混乱させている可能性がある。それはニュートリスコアのような栄養プロファイリングシステムとは対照的である。

また家庭での加工を考慮した分類システムは僅かしかなく、工業的工程のみに集中している。このような除外は、家庭で作った食品は自動的に健康的と間違ってみなされる。

また「超加工」とされる食品の分類と意味も検討した。この用語については多くの混乱と不同意があり、さらなる研究で確認が必要である。

なにをもって食品の加工が多い・少ないとするのか、そしてそれが健康的食生活助言とどう関係するのかについて明確な合意はない。

Trends in Food Science & Technology

 

その他

-Natureエディトリアル

政治家はCOVIDワクチンのレトリックを抑えるべき

Politicians must dial down the rhetoric over COVID vaccines

23 MARCH 2021

https://www.nature.com/articles/d41586-021-00769-7

アストラゼネカ-オックスフォードワクチンを巡る欧州の舌戦でワクチンへの信頼が犠牲になるだろう

1月にEmmanuel Macronフランス大統領がアストラゼネカ-オックスフォードワクチンを、EMAが認可を助言したその日に「65才以上の人には効果がない」と言った。先週20以上の欧州の国がごく僅かの血栓例をもとに予防接種を一時停止した。それとは別に米国のFDAがアストラゼネカに最新データを出すよう求めた。

それぞれの規制機関は任務に従っている。研究者がリスクとベネフィットの議論をするのは正しい。しかし政治家が安全性と有効性について意見を述べる必要はない。

(Natureもフランスにお怒り。)

 

-Natureワールドビュー

COVID-19リカバリー:我々を救うのに科学だけでは十分ではない

COVID-19 recovery: science isn’t enough to save us

23 MARCH 2021  Hetan Shah(英国アカデミー会長)

https://www.nature.com/articles/d41586-021-00731-7

政策決定者はパンデミックに取り組むのに人間性と社会科学の知見が必要

STEM(科学、技術、工学、数学)だけではなくSHAPE(社会科学、人道、芸術、経済)も援用すべき

(英国はそもそも感染症助言委員会が数理疫学に偏っているといわれている)

 

-ダーティダズン(汚れた12個)リスト:科学に基づくのか意図的誘導か?

ACSH

The Dirty Dozen List: Science Based Or Agenda Driven?

By David Lightsey MS — March 24, 2021

https://www.acsh.org/news/2021/03/24/dirty-dozen-list-science-based-or-agenda-driven-15420

もしジャンクサイエンス競争があったら、EWGの年次「ダーティダズン」はいつも勝つだろう。予想通り2021年もEWGはダーティダズンリストを公表して慣行農業を悪魔化し、メディアの世間知らずなリポーターが喜んでそのナンセンスをうけいれる。

消費者が知っておくべきいくつかのことを示す

第一に:EWGはUSDAの残留農薬データを完全に不正確に伝えている。2021年3月17日のEWGのプレスリリースでは「米国で販売されているオーガニックでない生鮮作物の約70%には有害な可能性のある化学農薬が残留している」と参照文献なしに言っている。しかし私が参照文献つきで書いたように、カリフォルニア農薬規制局の結果では調べた作物の43%からは残留農薬は検出されなかったし、連邦レベルでは国産の47.1%、輸入の47.2%からは残留農薬は検出されなかった。

二つ目:EWGはオーガニックには残留農薬がないかのように言っているがそれは嘘である。ここで指摘したように、研究によって国産オーガニック検体の21%、輸入では55%から残留農薬が検出されている。

三つ目:この問題の最もひどいところは、全ての収入レベルの人たちが買える値段で必要な食品を提供するためのツールの安全性を不正に提示していることである。ダーティダズンのナンバー2作物であるほうれんそうを例に説明する。

ほうれん草に使われている農薬の一つがペルメトリンで、EWGはそれを悪魔のように言っている。ペルメトリンは殺虫剤として農業に使われるピレスロイド化合物のうちのひとつで、昆虫の神経毒として作用する。昆虫は人と違って速やかに代謝できない。昆虫はサイズが小さく体温が低くナトリウムチャンネルの感受性が高いためにヒトより2250倍毒性が高い。ヒトが日常的に暴露されている極低用量では比較的無害である。

国立農薬情報センターは「USDAが検査した1700以上の食品検体中1%以下に検出可能な量のペルメトリンが含まれていた」と指摘している。最新のPDPデータ2017もこれと同様で、USDAがペルメトリンを調べた3970食品検体中検出可能だったのは67検体のみである。1.6%である。これがEWGが言うような「消費者にとって本当に心配なこと」だろうか?

仮にあなたがこの微量のペルメトリンを食べても、肝臓が迅速に解毒して尿中に排泄される。さらにペルメトリンの安全基準を超えるには残留農薬を含むほうれん草をどれだけ食べる?Robert Krieger博士によると、女性は毎日3205カップのほうれん草。男性は4487カップ。2-5才の子どもは2564カップ。

一方ほうれん草に含まれる鉄は11カップで安全基準を超える。つまり2564カップのほうれん草を食べてもペルメトリンによる害はないがその前に鉄の毒性で死んでしまうだろう。ビタミンB6なら1000カップ、ビタミンCなら223カップで「安全量」を超える。ポイントは明確で、例えビタミンやミネラルのようなものであっても、天然に食品に含まれる化学物質のほうが残留農薬より遙かに毒性が高いということである。

EWGの残留農薬への懸念は本当に恐怖を感じるべきものだろうか?

 

EWG

https://www.ewg.org/foodnews/

(最新の標的は柑橘類のイマザリルとチアベンダゾールらしい。Ppbレベルで検出された、危険だ、禁止しろとのこと)