2021-10-12

[EFSA]アバメクチンに懸念される特定の既存MRLsに焦点を当てた評価

Focussed assessment of certain existing maximum residues levels of concern for abamectin

EFSA Journal 2021;19(10):6842  6 October 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6842

(理由付き意見)

より詳細評価を必要とする潜在的に懸念されるMRLsを特定するために、EFSAは12の作物に新しい毒性学的参照値を考慮すると急性リスクが除外できない既存のアバメクチンのMRLsをスクリーニングした。この評価で受け取ったデータに基づき、9の作物に代替MRLsが提案された。リンゴ、梨、キクヂシャには、代替MRLsを導出できなかったため、これらの作物のMRLsを定量限界(LOQ)まで下げるよう提案した。

 

[CFIA]国家残留化学物質モニタリング計画と食品化学安全性監視計画年次報告書2017-2018

National Chemical Residue Monitoring Program and Chemistry Food Safety Oversight Program Annual Report 2017-2018

2021-10-06

https://inspection.canada.ca/food-safety-for-industry/food-chemistry-and-microbiology/food-safety-testing-bulletin-and-reports/national-chemical-residue-monitoring-program-and-c/eng/1630532389022/1630532834276

カナダ食品検査庁(CFIA)は、食品、動物、植物の保護に専念し、カナダ国民の健康と福祉、環境及び経済を向上させている。国家残留化学物質モニタリング計画(NCRMP)は、食品中の残留化学物質と汚染物質がカナダの基準とガイドラインに準拠することを確認する、年一回のCFIA規則監視プログラムである。他の監視活動と共にNCRMPから集められたデータにより、CFIAは遵守を維持または改善するために追加管理戦略を必要とするような傾向を確認できる。

NCRMPは、毎年毎年カナダの基準に対して食品の非常に高い法令遵守を確保するのに役立つCFIAの用いる貴重な監視ツールの1つである。NCRMPはコーデックス委員会の原則に従って実行され、潜在的な化学物質ハザードについてカナダの食品を監視するCFIAの食品安全の枠組みの重要な部分である。このプログラムはカナダの食品生産システムとカナダの残留化学物質管理システムの整合性を支援するためにデータを提出している。これらのシステムは米国やEUなどの主要貿易パートナーのものと同等である。

2014年には、NCRMPを補完し、肉以外の食品区分のCFIAの監視を増すために、食品安全性監視(FSO)プログラムとして知られる戦略が導入された。2016年には、CFIAはこのプログラム内で通常監視されない特定の生鮮果物や野菜のサンプリングと検査を増やした。サンプリングと検査の量の増加は2017年に継続された。これらの追加FSOプログラムサンプルのいくつかは、NCRMPのサンプルと同じ方法で、連邦登録施設や輸入業者で検査官によって集められた。だが、FSOサンプルの大部分は、CFIAとの契約の下、第三者機関のサンプラーにより小売店で集められた。連邦登録施設と小売店両方での食品のサンプリングにより、カナダで市販されている食品中の残留物と汚染物質の量に関する追加情報が示された。

CFIAはNCRMP やFSOプログラムなどの監視活動からの違反結果を、懸念分野を特定し農業化学物質の安全な使用や慣習を促進するために、農業従事者、栽培者/生産者、輸入業者、小売業者に伝えている。この継続的な取り組みにより、カナダ人が安全で健康的な食品を継続して入手できるよう保障されている。

この報告書は2017年4月1日から2018年3月31日 (以下 2017/18)に集められた食品サンプル中のNCRMP及びFSOプログラムの生鮮果物及び野菜1食分の両方の検査結果をまとめている。およそ16,000 のNCRMP及びFSO監視サンプルで120,000近くの動物用医薬品、農薬、金属、汚染物質の残留物の検査が実施され、何百万もの結果が得られ、この報告書の添付書類Bにまとめられている。NCRMPとFSOプログラムの一環で取られたサンプルの検査結果から、市販されている食品の圧倒的多数はカナダの残留化学物質の基準を満たしていることが示された。全体的な遵守率は過去数年と一致する96.6%と決定された。

 

[CFIA]乳児用シリアルの表示されていない大豆とグルテン-2018年4月1日から2019年3月31日

Undeclared Soy and Gluten in Infant Cereal – April 1, 2018 to March 31, 2019

2021-10-06

https://inspection.canada.ca/food-safety-for-industry/food-chemistry-and-microbiology/food-safety-testing-bulletin-and-reports/undeclared-soy-and-gluten-in-infant-cereal/eng/1629233777675/1629234119224

この調査の主な目的は乳児用シリアル中の表示されていない大豆とグルテンの存在と量に関する追加情報を得ることだった。調べた203サンプルのうち1つのサンプルに表示されていない大豆が含まれていることがわかった。

この量がアレルギーのある人に健康上の懸念を引き起こすかどうか決めるため、陽性結果はCFIAの食品安全リコール室(OFSR)に送られた。CFIAが取ったフォローアップ行動の範囲は、健康リスク評価に定められているように、汚染物質の量と結果として生じる健康上の懸念に基づく。この調査でサンプリングしたいずれの製品にも健康リスクを示すものはなかった。

 

[EU]RASFF 2021(1003-1009)

警報通知(Alert Notifications)

ドイツ産パンミックスに含まれるゴマ種子のエチレンオキシド、ドイツ産アプリコットカーネルに含まれる過剰なシアン化水素酸、中国産キサンタンガムの未承認物質2-クロロエタノール、スイス産食品サプリメントのエチレンオキシド、ベルギー産冷凍緑豆の過塩素酸塩、クロアチア産マフィンミックスに含まれる中国産キサンタンガムのエチレンオキシド、フランス産チルドメカジキの水銀、オランダ産CBDオイルのテトラヒドロカンナビノール(THC)、ポーランド産チルドポーク細切れのアモキシリン、カメルーン産茶のオルトフェニルフェノール及びクロルピリホス、オランダ産食品サプリメントの未承認物質エチレンオキシド、ベルギー産有機ソフトバターのオルトフェニルフェノール、

注意喚起情報(information for attention)

スペイン産ムラサキイガイのオカダ酸、中国産ナイロン製カービングフォークからの一級芳香族アミンの溶出、イタリア産原料スペイン産解凍アルゼンチンマツイカのカドミウム、トルコ産チェコ共和国経由レッドグレープフルーツの未承認物質クロルピリホス-メチル、ウクライナ産砂糖がけウエハースのトランス脂肪酸高含有、米国産未承認新規食品メキシコハマビシ(クレオソートブッシュ)、バングラデシュ産グアバのメソミル・クロルピリホス・アセタミプリド及びフェンプロパトリン、インド産小麦粉のクロルピリホス及び未承認物質フィプロニル、米国産食品サプリメントのイカリソウ、ベトナム産ランブータンのペルメトリン・イミダクロプリド・シペルメトリン・チアメトキサム・クロチアニジン及びプロフェノホス、産出国不明食品サプリメントの未承認新規食品成分イカリソウ、トルコ産capiaペッパーのクロルピリホス-メチル、中国産梨の未承認物質クロルピリホス、エジプト産オレンジのジメトエート及びクロルピリホス、インド産全粒小麦の未承認物質クロルピリホス、インド産アシュワガンダ粉末のエチレンオキシド、スペイン産チルドメカジキの水銀

通関拒否通知(Border Rejections)

インド産ピーナッツのアフラトキシン、ウガンダ産チリペッパーのジメトエートおよびオメトエート、ジョージア産茹でヘーゼルナッツ穀粒のアフラトキシンB1、インド産イサゴール種子のエチレンオキシド、エジプト産オレンジの未承認物質クロルピリホス、ジョージア産ヘーゼルナッツ穀粒の高濃度のアフラトキシン、トルコ産生鮮ペッパーのクロルピリホス-メチル、アルゼンチン産生鮮オレンジのプロピコナゾール、ウルグアイ産オレンジのプロピコナゾール、ウクライナ産スペルト小麦のテブコナゾール、インド産バスマティ米の未承認残留農薬(臭化物)、エジプト産オレンジの未承認物質クロルピリホス、トルコ産生鮮マンダリンのフェンバレレート、トルコ産マンダリンのクロルピリホス-メチル、

 

[USDA]米国のミツバチコロニーの数は増えコロニーあたりのハチミツの収量は低下

ERS

Number of U.S. honey bee colonies rises as honey yield per colony drops

Last updated: Tuesday, September 07, 2021

https://www.ers.usda.gov/data-products/chart-gallery/gallery/chart-detail/?chartId=102065

2000-2020年のデータ

この20年に米国の養蜂産業は変化してきた。2008年にミツバチの病気と冬のコロニーロスでコロニー数が減少したが養蜂家が学習し適応し回復している。コロニー数は増えたがハチミツの収量は低下し、一方で受粉サービスの需要が増えたため今や養蜂家の収入はハチミツと受粉で同じくらいになっている

 

[RIVM]報告

-コロナウイルス対策に従うことには健康リスク以上のものが関与する

More than health risks play a role in compliance with coronavirus measures

10/08/2021

https://www.rivm.nl/en/news/more-than-health-risks-play-role-in-compliance-with-coronavirus-measures

COVID-19リスクだけが対策遵守を決める要因ではない;他のリスクも関係する。例えば対策のせいでおこる仕事やケアの質の低下、孤独や精神衛生問題などがある。組織やネットワークの公式・非公式の重要な数字も対策遵守や人間味のある履行方法を見つけるのに重要な役割を果たす。RIVMの行った調査からの知見

本文オランダ語

 

-Spijk近傍に埋められた製鉄スラグの放射能調査

Investigation of radioactivity in steel slag dumped near Spijk

07-10-2021

https://www.rivm.nl/publicaties/onderzoek-naar-radioactiviteit-in-gestorte-staalslakken-bij-spijk

Spijk近くのA15自動車道に沿った5箇所に60万から70万トンの製鉄スラグがゴルフコースの建設のノイズバリアとして使われた。市民がその放射能が健康と環境にリスクになるかと尋ねたので調査した。この地域の放射能はこの地域の土壌に相当するレベルで、むしろ製鉄スラグの方が少なかった。つまり健康と環境にリスクにならない。

 

-よくある病気の個人的予防のためのDNA検査の探索的研究

Exploratory study DNA tests for personal prevention of common disorders

08-10-2021

https://www.rivm.nl/publicaties/verkenning-dna-testen-voor-persoonlijke-preventie-van-veelvoorkomende-aandoeningen

DNA検査で個人向けのライフスタイル助言を得て心血管系疾患やがん、肥満のような病気の予防に役立てることはまだできそうにない。一部の病気-加齢性黄斑変性に関連する目の病気や家族性高コレステロール血症に関連する心血管系疾患-についてはチャンスがある

 

[APVMA]モリネートに提案された規制上の決定

Molinate proposed regulatory decision

11 October 2021

https://apvma.gov.au/node/92501

・安全で有効な除草剤としてオーストラリアのコメ生産者に使い続けられる

・有効成分認可確認

・製品登録の多様化と確認、労働者の健康と安全のためのリスクを緩和するための制限を増やした製品ラベル

 

-農業表示基準レビュー

Agricultural Labelling Code review

8 October 2021

https://apvma.gov.au/node/92441

APVMAは農業用製品の表示用件を見直し中である。より使いやすくするために関係者から2021年12月8日まで意見を募集する

 

[FAO]世界食料デー2021

World Food Day 2021

https://www.fao.org/world-food-day/en

10月16日

我々の行動が我々の未来

 

[WHO]Henrietta Lacks:世界中が彼女の遺産を認識

Henrietta Lacks: Recognizing Her Legacy Across the World

13 October 2021 1

https://www.who.int/news-room/events/detail/2021/10/13/default-calendar/henrietta-lacks-recognizing-her-legacy-across-the-world

 

[DWI]英国健康保障庁がイングランド公衆衛生庁に代わる

The UK Health Security Agency replaces Public Health England

11 October 2021

https://www.dwi.gov.uk/the-uk-health-security-agency-replaces-public-health-england/

2021年10月1日にPHEがUKHSAに交代した。現在ガイドラインにこの変更を反映中で、作業が完了するまでの間、PHEをUKHSAとしてほしい。Public Health Walesは変更なし。

 

論文

-乳がんのある成人の多くが大麻を使っているが医師に話していない

Many adults with breast cancer use cannabis but don’t tell their doctors

12-OCT-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/930787

CANCERに発表された米国人の研究。調査対象612人中42%が大麻を使用。その49%が大麻ががんそのものの治療に有効だと信じている。製品は多種多様

 

-SCIENCE VOL. 374, NO. 6564

ニュースを一目で

NEWS AT A GLANCE

・メルクが最初の経口COVID-19治療用錠剤molnupiravirを発表

・Henrietta Lacksの家族が細胞系統を巡ってThermo Fisher Scientificを訴えた

Lacksの細胞は1951年にJohns Hopkins病院で集められHeLaとなってThermo Fisher Scientificが販売して多くの研究に使われた。訴訟では本人の同意なく作ったHeLa細胞から得られた数百万ドルの利益を遺族に譲渡し、許可なく販売することを禁止するよう求めている

 

レター:オーストラリアのプラスチックゴミ削減計画は不十分

Australia’s plan to reduce plastic waste falls short

TANVEER M. ADYEL AND PETER I. MACREADIE 163-164

オーストラリア政府は最近国のプラスチック計画202を発表したが主に企業の自主的行動に頼っていて強い規制はない

 

-Natureニュース

研究者らがノーベル科学賞が全員男性なことに落胆

Researchers voice dismay at all-male science Nobels

08 October 2021  Katharine Sanderson

https://www.nature.com/articles/d41586-021-02782-2

ノーベル賞受賞者が多様性に欠けることはこれまで何度も議論されてきた。しかし今年は批判のトーンが変わり、問題が主流になった。

 

-Natureエディトリアル

若者の精神衛生がついに必要な注目を集めた

Young people’s mental health is finally getting the attention it needs

07 October 2021

https://www.nature.com/articles/d41586-021-02690-5

COVID-19パンデミック、UNICEF報告書、そして最新研究のレビューが全て若者の不安や鬱のより良い治療と予防が緊急に必要であることを強調する

 

FoodSafetyNewsから

-編集者より:リーダーシップとワクチン抵抗

Letter From The Editor: Leadership & vaccination resistance

By Dan Flynn on October 11, 2021

https://www.foodsafetynews.com/2021/10/letter-from-the-editor-leadership-vaccination-resistance/

ネタバレ注意:私はワクチンが好きである。

私の友人のうち二人はポリオの犠牲で足が不自由である。私は10月24日の世界ポリオデーを祝うだろう、そして世界で99.9%のポリオ削減を好ましく思う。ポリオ根絶を阻害しているのはアフガニスタンとパキスタン地域である。一方今年は新たなRTS Sマラリアワクチンのニュースが最もエキサイティングなニュースだ。予防接種は食品安全にとっても重要である。2019-2020の我々の子どもの病気(ポリオ、ジフテリア、はしか、百日咳など)への予防接種率は95%だった。

対照的に米国のCOVID-19予防接種の状況には当惑させられる。何かがねじれている。12月には予防接種が入手可能になって1年になるのに、まだ11700万人が一回も受けていない。これがそのままだったら問題である。義務化すべき?サービスを受けるのにワクチン接種を条件にする?私はワクチン抵抗は病気ではなく症状だと思う。壮大なスケールでのコミュニケーションの失敗があった。

以下略

 

-Walmartで販売されていた赤ちゃん用シリアルがヒ素濃度超過でリコール

Baby cereal sold at Walmart recalled because of excessive arsenic levels

By News Desk on October 11, 2021

https://www.foodsafetynews.com/2021/10/baby-cereal-sold-at-walmart-recalled-over-arsenic-levels/

Parent’s Choice Rice Baby Cereal がFDAのガイダンス値を超える無機ヒ素が検出された

 

-専門家がアフリカ、アジア、ラテンアメリカの食品安全について議論する

Experts discuss food safety in Africa, Asia, and Latin America

By Joe Whitworth on October 12, 2021

https://www.foodsafetynews.com/2021/10/experts-discuss-food-safety-in-africa-asia-and-latin-america/

Global Alliance for Improved Nutrition (GAIN) の開催したウェビナーの報告。

アフリカはまだまあ履行に問題があり安全でない食品の影響が大きい。南米は食料生産と輸出が世界でも最大なのに政治的に優先順位が低い。ベトナムは人材、インフラ、技術、文化的課題がある

 

-出版社から:女王が食べない二つの食品と私が食べない6つの食品

Publisher’s Platform: Two foods the Queen does not eat and the 6 foods I do not

By Bill Marler on October 11, 2021

https://www.foodsafetynews.com/2021/10/publishers-platform-two-foods-the-queen-does-not-eat-and-the-six-foods-i-do-not/

最近女王はレアの肉とシーフードを食べないという記事を読んだ。

数年前に私が取材された記事があるので紹介する。

米国の食品安全弁護士が食べない6つの食品

1.未殺菌のミルクとジュース

2.生のスプラウト

3.よく焼いていない肉

4.カット済み果物や野菜

5.生あるいは半熟卵

6.生牡蠣や生の魚介

(いずれも食中毒の多い食品。日本は卵が生や半熟で食べられる国のままであって欲しい)

 

その他

-地元食品のリスク:ファーマーズマーケットでの安全

Risks Of Local Food: Staying Safe At Farmers’ Markets

By Jane Caldwell, Ph.D. — October 8, 2021

https://www.acsh.org/news/2021/10/08/risks-local-food-staying-safe-farmers%E2%80%99-markets-15857

新鮮な食品を求める人たちにファーマーズマーケットが再び人気である。しかしこの畑から食卓へ直接届ける仕組みには食品安全上の問題があり取り扱いに注意を要する

地元の小規模農家は連邦政府や州による農産物安全性規則による監視や規制の対象外である、生鮮野菜果物の食中毒菌も「活きが良い」可能性がある、温度管理が適切でない可能性がある、等。

 

-パラコートがパーキンソン病の原因?新しいレビューが法廷弁護士のトラブルをつくり出す

Paraquat Causes Parkinson's? New Review Creates Trouble For Trial Lawyers

By Cameron English — October 11, 2021

https://www.acsh.org/news/2021/10/11/paraquat-causes-parkinsons-new-review-creates-trouble-trial-lawyers-15859

新たな訴訟の波では除草剤のパラコートがパーキンソン病の原因だと主張する。根拠はこの主張を弱体化し続けている

環境活動家団体と法廷弁護士が始めた新しいキャンペーンはSyngenta と Chevronを標的にしたパラコート訴訟で、パーキンソン病の原因だとする150以上の裁判がおこされている。同じ主張でNPO地球の正義EarthJusticeが代表となる団体フロリダ農場労働者組合Farmworker Association of Floridaがパラコートを再承認したEPAを3週間前に訴えている

パラコートはおそらく血液脳関門を効率よく通過せず、パラコート生産工場でのパーキンソン病患者の発生率も低い。さらに新たな「レビューのレビュー」が関連がないことを示した。しかし法廷弁護士が科学的根拠に縛られないのは最近の歴史が教える。

 

-データ探偵がイベルメクチン研究を掘り下げる

Data detectives dig into ivermectin studies

7 October 2021/Elizabeth Finkel

https://cosmosmagazine.com/health/covid/data-detectives-ivermectin-studies/

我々はどうやってCOVID科学をうさんくさいデータから守るか?

COVIDパンデミックは詐欺師にとっては大きなチャンスである

以下の論文の著者5人がどうやってイベルメクチン論文のデータ偽造を暴いたかについての紹介。

イベルメクチンの教訓:要約データだけに基づくメタ解析は本質的に信頼できない

Lawrence, J.M., Meyerowitz-Katz, G., Heathers, J.A.J. et al. The lesson of ivermectin: meta-analyses based on summary data alone are inherently unreliable. Nat Med (2021). https://doi.org/10.1038/s41591-021-01535-y

(一つだけではなく次々と欠陥が明らかになるイベルメクチン研究。北里がいまだこれを推していることも含めてわりとホラー)