[EFSA]意見等
-2019年に実施された残留農薬分析に関する国別概要報告書
National summary reports on pesticide residue analysis performed in 2019
EFSA Journal 2021;18(4):EN-6487 7 April 2021
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-6487
EU加盟国はEFSAに食品中の残留農薬に関する公的管理結果を提出した。この枠組みで、EU加盟国、アイスランド、ノルウェーは基準年中に彼らの管理活動の主な知見の概要を記した説明文形式のさらなる情報を提出した。この技術報告書は報告担当国がまとめたものである。
-ミツバチコロニーの大きさのバックグラウンド変動の分析
Analysis of background variability of honey bee colony size
EFSA Journal 2021;18(3):EN-6518 31 March 2021
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-6518
ミツバチの特定保護目的の定義の文脈で、リスク管理者は、どのような必要性がどの程度守られるべきかについての意思決定プロセスで、それらを支援するための科学的なバックグラウンドを提供するようEFSAに求めた。リスク管理者は、変動制に基づいたコロニーの大きさに関する許容可能な効果の閾値の導出はミツバチに好ましい選択肢だと示した。このアプローチは、農薬評価の際に、許容できる効果の大きさは農薬に暴露されていないコロニーのバックグラウンド変動の範囲内で設定すべきだと仮定している。この報告書でEFSAは、地理学、天候、養蜂条件の範囲をカバーする19のEU環境シナリオでコロニーの大きさのバックグラウンド変動を評価するためにBEEHAVEモデルを使用した。モデルの結果と実験的野外調査の対象群に行われた測定値との比較が行われた。この文書で示されたバックグラウンド変動の分析は、許容可能とされるコロニーの大きさの閾値を決めるリスク管理者を支援するはずである。
-リーキ、葉タマネギ、ハチミツのスピロテトラマトの既存MRLs改訂
Modification of the existing maximum residue levels for spirotetramat in leeks, spring onions and honey
EFSA Journal 2021;19(3):6517 30 March 2021
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6517
妥当性が確認された定量限界(LOQ) 0.01 mg/kgで、検討中の作物の植物本体とハチミツのスピロテトラマトの残留物とその代謝物質を管理するのに適した執行のための分析手段が得られた。リスク評価結果に基づき、EFSAは、報告された農業規範によるスピロテトラマトの使用から生じる残留物の短期及び長期摂取は消費者の健康リスクになりそうもないと結論した。
[CFIA]食品安全検査報告
Food safety testing bulletin
2021-04-07
-エッセンス/香料、オイル類、菓子類、加工野菜中の食品着色料―2018年4月1日~2019年3月31日
Food Colours in Essences/Flavourings, Oils, Sweets and Processed Vegetables – April 1, 2018 to March 31, 2019
このターゲット調査で、カナダ市場の国内及び輸入製品の食品着色料の存在に関するさらなるベースライン調査データが作成された。エッセンス/香料、オイル類、菓子類、加工野菜の合計399サンプルが集められ、最大43種類の食品着色料添加物が検査された。人工着色料は検査したサンプルの218 (55%)で検出されなかった。最大使用量を超える量の食品着色料がこのサンプルのうち3つに検出された。許可されていない食品着色料が1サンプルで見つかり、1サンプルだけに成分表に使用が公表されていない許可された食品着色料/量が含まれていた。過去の調査と比較すると、これらの結果は同等の検出率と遵守率(98.7%)を示している。
この調査で観察された食品着色料の量は、どのサンプルも、容認できないヒトの健康上の懸念を引き起こさないと判断したヘルスカナダ(HC)に評価され、その結果、この調査によるリコールはなかった。
-トウモロコシ製品、クラッカー、他の穀物製品、パスタ、グルテンフリー製品中の複数のマイコトキシン類2018年4月1日~2019年3月31日
Multi-Mycotoxins in Corn Products, Crackers, Other Grain Products, Pasta and Gluten-Free Products – April 1, 2018 to March 31, 2019
このターゲット調査の主な目的は、トウモロコシ製品、クラッカー、他の(非主要)穀物製品、パスタ、グルテンフリー製品中のマイコトキシン類の存在と量に関するベースラインデータを拡大することだった。マイコトキシン類は収穫前後に農作物に感染するカビが放出する天然の毒素である。それらのヒトへの健康影響は様々である;健康影響は食品中のマイコトキシンの種類と量による。カナダが特定の食品に最大量を提案しているオクラトキシンA(OTA)を除き、カナダにはこの調査の対象となる製品中のマイコトキシン類の最大量がない。
全部で750サンプルのトウモロコシ、パスタ製品、クラッカー、グルテンフリーや他の穀物製品がマイコトキシン類の存在について分析された。マイコトキシン類は388サンプル(52%)で検出された。合計17種類のマイコトキシン類がこの調査で抽出された製品種類で検出された。アフラトキシンG2、3-アセチルデオキシニバレノール(3-Ac-DON)、15-アセチルデオキシニバレノール(15-Ac-DON)、ネオソラニオール(NEO)、ジアセトキシシルペノール(DAS)、フサノレン-X (FUS-X)、α-ゼラノール、β-ゼラノールはどのサンプルにも検出されなかった。最もよく検出されたマイコトキシンは、全部で206サンプル(41%)のデオキシニバレノール(DON)だった。
すべてのマイコトキシン検査結果は、ヘルスカナダの化学安全事務局(BCS)で評価された。ヘルスカナダのBCSは、この調査で検出された量がヒトの健康上の懸念をもたらすことは予期されないと結論した。ヒトの健康上の懸念がないことを考えて、製品のリコールは保証されなかった。
[EU]RASFF Week 14-2021
警報通知(Alert Notifications)
ベルギー産冷凍鶏肉のテトラサイクリン(133 µg/kg)、トルコ産オランダ経由グレープフルーツの未承認物質クロルピリホス(0.119 mg/kg)及びクロルピリホス-メチル(0.021 mg/kg)、オランダ産未承認新規食品クソニンジン(artemisia annua)有機チンキ、スペイン産ペッパーのオクラトキシンA (26 µg/kg)、インド産カレー粉のアフラトキシン(B1 = 20; Tot. = 21 µg/kg)、ブラジル産ライムの未承認物質クロルピリホス(0.17 mg/kg)、ベトナム産オランダ経由冷凍マグロロインのヒスタミンが原因の食品由来アウトブレイク(420 mg/kg)、オランダ産有機キビのアトロピン(40.1 µg/kg)及びスコポラミン(29.1 µg/kg)、オランダ産乾燥海藻のヨウ素高含有(466 mg/kg)、トルコ酸スイカ種子のアフラトキシン(B1 = 7.87; Tot. = 8.41 µg/kg)、ペルー産ササゲの未承認物質クロルピリホス(0.024 mg/kg)、ノルウェー産有機海藻粉末のヨウ素高含有(1040 mg/kg)、
注意喚起情報(information for attention)
イラン産乾燥メロン種子のアフラトキシン(B1 = 30.8; Tot. = 35.5 µg/kg)、インド産レッドチリパウダーのオクラトキシンA (90 µg/kg)、英国産食品サプリメントのビタミンB6の高摂取量、モロッコ産スペイン経由白ペッパーのメソミル(0.24 mg/kg)及びクロフェンテジン(0.11 mg/kg)、ギリシャ産チルドヨーロッパヘダイの未承認物質クリスタルバイオレット(1.1 µg/kg)及びロイコクリスタルバイオレット(1.2 µg/kg)、米国産食品サプリメントの未承認物質β-アラニン及び禁止物質ヨヒンビン(873 mg/kg)、トルコ産マルメロのイマザリル(0.269 mg/kg)・未承認物質オメトエート(0.071 mg/kg)及びジメトエート(0.563 mg/kg)、オーストラリア産殻をとったアーモンドのアフラトキシン(B1 = 14.8; Tot. = 16.7 µg/kg)、
フォローアップ用情報(information for follow-up)
ベルギー産家禽用配合飼料の未承認成分(エビと昆虫のPAP)、ベルギー産鳥用補完飼料のカンタキサンチン高含有(15000 mg/kg)、英国産冷凍ヨーロッパアカザエビの亜硫酸塩高含有(270 mg/kg)、
通関拒否通知(Border Rejections)
中国産スロバキア経由メラミンと竹繊維製パンケースの竹の未承認使用、ジョージア産しなびたヘーゼルナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 21.4; Tot. = 118 µg/kg)、米国産トルコから発送したピスタチオのアフラトキシン(Tot. = 103 µg/kg)、エジプト産殻付きピーナッツのアフラトキシン(B1 = 12.9; Tot. = 15.6 µg/kg)、トルコ産ペッパーのピリダベン(1.642 mg/kg)、トルコ産ヘーゼルナッツのアフラトキシン(B1 = 13.2; Tot. = 14.6 µg/kg)、英国産未承認新規食品セラチオペプチダーゼ、イラン産ピスタチオのアフラトキシン(Tot. = 68.1 µg/kg)、トルコ産ペッパーの未承認物質クロルピリホス-メチル(0.169 mg/kg)、トルコ産ペッパーのテブフェンピラド(0.366 mg/kg)、トルコ産ペッパーのピリダベン(1.188 mg/kg)、
ゴマ製品のエチレンオキシドの検出:警報通知 2件、通関拒否 1件
[BfR] 食品サプリメントと強化食品のビタミンやミネラルの最大量
Maximum levels for vitamins and minerals in food supplements and fortified foods
16.03.2021
BfRは食品サプリメントと強化食品のビタミンやミネラルの最大量の助言を更新した。食品サプリメントと強化食品の市場は多様で成長し続けている。広告は健康、くらしや福祉、パフォーマンスに関するよい効果を約束する。ドイツの成人の約3分の1は定期的にビタミンやミネラルを含むことが多い食品サプリメントを使用する。しかし、栄養摂取データによると、ドイツにおける一部の集団は、ビタミンD、カルシウム、葉酸及びヨウ素を含むわずかなビタミンやミネラルの摂取が少なくドイツ栄養協会(DGE)が助言する摂取量を満たさないことを示す。経験則では、健康な体はバランスのとれた様々な食事により不可欠な栄養素の量を十分とれる。加えて、人が高濃度の食品サプリメントを服用し、強化食品も摂取すると、その微量栄養素の過剰摂取のリスクが増える。約20年、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)はビタミンとミネラルの健康リスクの評価に関わってきて、すでに2004年を最初に食品サプリメント及び強化食品の最大量に関する提案をした。これらは現在新たな科学知見に基づき改定されている。BfR 代表のProfessor Dr. Dr. Andreas Henselは「多いほど良い-ビタミンとミネラルに関してはこれも誤解である。健康に効果があるか有害かは服用量によって決まる」と述べる。
最大量の助言の更新に関するBfR意見書:
ビタミン及びミネラルのページ:
https://www.bfr.bund.de/en/vitamins_and_minerals-54417.html
BfRは食品サプリメントにより引き起こされる健康リスクに関する意見を頻繁に共有し、これらの製品の使用に関連する可能性のある健康問題について消費者に周知する。ドイツ国内あるいは欧州全域で食品サプリメント及び強化食品のビタミンやミネラルについて法的拘束力のある最大量は現在存在しない。これを念頭に、BfRはこれまでの最大量の提案を再評価し、新たな科学知見をもとに改訂している。これらは議論の基礎としてリスク管理者に提供し、最終的には欧州全域で最大量の規則を設定することを目的とする。
BfRの助言は重要な栄養素摂取量はこれらの製品使用により達成でき、同時に一方で、摂取が十分である集団の大多数が過剰な栄養素摂取から保護されるように、食品サプリメント及び強化食品を介した栄養素摂取量を制限することが目的である。最大量を導く中で、3つの不可欠なパラメーターを考慮した:欧州食品安全機関(EFSA)の耐容上限摂取量(ULs)、通常の食事を介したビタミンやミネラルの摂取量、及びそれぞれの食事摂取基準値(DRVs)である。食品サプリメント及び強化食品に推奨される最大量を導きだす第一段階として、BfRは耐容上限摂取量(UL)と通常の食事による栄養素高摂取者の量の差異を設定した。
食品サプリメント及び強化食品の摂取による健康障害が成人だけでなく青年期にもほとんどありそうにないことを確実にするため、15-17歳の年齢集団が食品サプリメントの最大量を導き出すための参照集団として選ばれた。さらにほとんどすべての栄養素に対し、科学的不確実性と様々な食品サプリメント摂取により引き起こされる複数の暴露の可能性を考慮し、不確実性係数2を適用した。強化食品の最大量を導きだす場合、ULs及び幼い子供の食生活が考慮された。
食品サプリメントの最大量のいくつかには、BfRは製品表示に情報の追加義務を助言する。さらに、BfRは新たな科学知見と将来の市場の発展により最大量を調整することが必要であるかもしれないという事実にも注意を促したい。
-物質の推奨最大量に関する資料
脂溶性ビタミン:
ビタミンA:
選択肢1:食品サプリメントに追加しない
選択肢2:1日0.4 mgレチノール相当量(RE)追加まで。食品サプリメントでは0.2 mg REまで。ビタミンAを含む食品サプリメントには妊娠中は医師の助言を得るよう表示されることを勧告。バターの代替食品としてビタミンAが強化されるマーガリンや脂肪混合製品は例外で、最大量100 gあたり1.0 mg RE、その他の一般食品は添加無し。
ベータカロチン:
BfRはベータカロチンの食品サプリメントにおける1日当たりの推奨服用は最大量3.5 mgの添加を最大と助言する。BfRは以下を提案する。
選択肢1:固形食品は1.7 mg/100 g、飲料は0.45 mg/100 mlを最大量とする
選択肢2:「朝食シリアル」「乳製品」「果汁及びソフトドリンク」の3食品グループでは、栄養表示参照値は15%及び7.5%と最大量を設定する。
選択肢3:固形食品への栄養価目的とするβカロチンの添加を制限する。
ビタミンD:
BfRは以下を助言する。食品サプリメントは20.0µg、乳製品1.5µg/100g、パンとシリアル製品5.0µg/100g、スプレッド及び食用油7.5 µg/100g、紫外線照射の食用キノコ10.0 µg/100g、紫外線照射の乳製品3.2/µg100g、そのほかの食品は添加なし。
ビタミンE:
BfRはビタミンEの食品サプリメントにおける1日当たりの最大摂取量は30 mgを助言する。55歳それ以上の男性にとって管理のないビタミンE摂取は前立腺癌のリスクが上昇するという助言をするべきである。固形の強化食品は7mg/100g、強化飲料は2mg/100mlを助言する。
ビタミンK:
食品サプリメントのビタミンK1は80.0µg、ビタミンK2は25.0µgを添加の最大量とし、一般食品には添加なし。抗凝固剤を服用する患者は医師の助言を得ること。
水溶性ビタミン:
ビタミンB1、B2、パントテン酸:
ビタミンB1、B2、パントテン酸については耐容上限摂取量(ULs)が導出されておらず、助言摂取量を超えても有害事象は観察されてない。そのため今のところ食品サプリメント及び一般食品への添加量の設定の必要はない。
ナイアシン:
BfRはニコチンアミド(= ニコチン酸アミド)の1日あたりの食品サプリメントの添加は最大量160mg/100g、固形の強化食品は37mg/100g、強化飲料は10mg/100mlを助言する。ニコチン酸の最大量は食品サプリメントは4mg、一般強化食品は添加なし。ニコチン酸イノシトールでは、食品サプリメントは4.4mg、一般強化食品は添加なし。
ビタミンB6:
BfRはビタミンB6の食品サプリメントにおける1日当たりの推奨服用は最大量3.5 mgを助言する。他の固形の強化食品は0.85mg/100g、飲料は0.23mg/100mlを助言する。
葉酸:
BfRは葉酸の食品サプリメントにおける1日当たりの推奨服用は最大量200µgを助言する。NRDのリスクを減らすため出産可能年齢及び妊娠初期の女性は400µgを助言する。
選択肢1:固形食品には80 µg/100g、飲料には20 µg/100 mlの最大量を提案する。
選択肢2:栄養表示の参照値の15%と7.5%という最大量の設定は葉酸は200 µgである。
葉酸は固形の強化食品には30 µg/100g、強化飲料には15 µg/100 ml。
選択肢3:「朝食用シリアル」「乳製品」は50 µg/100 g「果汁とソフトドリンク」は15 µg/100 mlまでの強化にし、添加量を制限する。
選択肢4:固形食品への葉酸添加は最大量80 µg/100 gに制限する。
ビタミンB12:
BfRはビタミンB12の食品サプリメントにおける1日当たりの推奨服用は最大量25µgを助言する。固形の強化食品は6µg /100g、強化飲料は1.6µg/100mlを助言する。
ビオチン:
ビオチンについては耐容上限摂取量(ULs)が導出されておらず、摂取参照量を超えても有害事象は観察されてない。そのため今のところ食品サプリメント及び一般食品への使用の設定の必要はない。
ビタミンC:
BfRはビタミンCの食品サプリメントにおける1日当たりの推奨服用は最大量250 mgを助言する。固形の強化食品は60mg/100g、強化飲料は16mg/100mlを助言する。
ミネラル及び微量栄養素:
ナトリウム:
食品サプリメント、一般食品に添加しないことを助言する。ただし、ナトリウム喪失を補う特定の食品には最低量460mg/L、最大量1,150mg/L含むべきである。
塩化物:
食品サプリメント、一般食品に添加しないことを助言する。塩化物として、ミネラルやビタミンへの添加が制限され、設定される最大量により摂取は制限される。
カリウム:
カリウムの1日あたりの食品サプリメントの添加は最大量500mgを助言する。BfRは一般食品へのカリウム添加の最大量の設定に関する以下の選択肢を提案する。
選択肢1: 例外として、意味のある影響はないだろう最大量が許容できるだろう、目標とする安全性レベルによって食品の120または240 mg/100 gあるいは32または64 mg/100 ml。
選択肢2 :一般食品の強化のための有意なカリウム量(300mg/100g以上あるいは 150mg/100m以上)は特定の食品グループでは制限する。
選択肢3:カリウムは栄養目的の強化食品から除外する。総残量が1日あたり2,000 mgの場合、食品サプリメント分類にのみ割り当てる。
食卓塩の代用を含めた技術的な目的でカリウムを使用する可能性については提案した選択肢の影響を受けない。
カルシウム:
BfRはカルシウムの1日あたりの食品サプリメントの添加は最大量500mgを助言する。食品サプリメントからのカルシウム総摂取量が1日あたり500mgを越えるべきでない。そのため添加が1日当たり250 mg以上である食品サプリメント製品は、追加のカルシウムを含む食品サプリメントの使用を控えるよう表示することが提案される。提案した最大量は青年や他の年齢の男性ですでに通常の食事でカルシウムを多く摂取しており、ULを越える可能性があり、強化食品を介した追加のカルシウム暴露量の余地はない。元々カルシウムを多く含む一般の食品である牛乳や乳製品の代用として消費される製品には、最大量は天然と同等量にする。例:牛乳代替飲料へのカルシウム添加は100 mlあたり120 mg。
リン/リン酸塩:
リンを食品サプリメント、強化食品に栄養目的で添加しないことを助言する。リン/リン酸塩の高用量の摂取あるいはリン酸塩の恒常性に関連し、望ましくない有害事象の可能性がある。リン化合物として、ミネラルやビタミンへの添加が制限され、設定される最大量により摂取は制限される。
マグネシウム:
BfRはマグネシウムの1日あたりの食品サプリメントの添加は最大量250mgを助言する。
この量を2日それ以上の日で分けることを助言する。固形の強化食品、一般食品は31mg/100g、飲料は8mg/100mlを助言する。
鉄:
BfRは鉄の食品サプリメントにおける1日当たりの最大推奨服用量は6 mgを助言する。
成人男性、閉経後の女性及び妊娠女性は医師に相談の上、鉄を摂取すべきと鉄を含む食品サプリメントは警告表示することを助言する。BfRは一般食品への鉄添加に以下の選択肢があると考える。
選択肢1:鉄の添加なし。
選択肢2:「朝食シリアル」の食品グループへの添加を制限し、現在のドイツの強化実施方法に従い最大量を設定する。
ヨウ素:
BfRはヨウ素の食品サプリメントにおける1日当たりの推奨服用は最大量100µgを助言する。妊娠中及び授乳中の女性は150µg。ドイツでは最大量2500 µg/100gに規制されたヨウ素強化塩が推奨されている。しかし、他の一般食品のヨウ素強化のための添加の余地はない。
フッ化物:
フッ化物を食品サプリメント、一般強化食品に使用しないこと、また一般食品へのフッ化物の添加は食卓塩に限り最大量0.25 mg/gとすることを助言する。
亜鉛:
BfRは亜鉛の1日あたりの食品サプリメントの添加は最大量6.5 mgを助言する。亜鉛3.5 mgを含む食品サプリメントは、追加の亜鉛を含む食品サプリメントを摂取しないよう助言を表示することが推奨される。一般の強化食品には添加なし。
セレン:
BfRはセレンの食品サプリメントにおける1日当たりの推奨服用は最大量45µgを助言する。
選択肢1: 最大量は10 µg/100 gを推奨し、固形食品への強化は制限する。
選択肢2: 強化食品の一部しかセレンを強化していないと想定し、固形食品には22 µg/100 g、飲料には6 µg/100 mlの最大量が可能である。
銅:
15歳以上の若者に向けた食品サプリメントの銅の最大量は0を助言する。成人を対象とした食品サプリメントは子供や青年向けでなく、BfRは製品が子供や青年には適さないことを表示し、食品サプリメントに1日当たり1mgの最大量を推奨する。銅は一般の食品を強化するために使用すべきではない。
マンガン:
BfRはマンガンの1日あたりの食品サプリメントの添加は最大量0.5 mgを助言する。一般食品は添加なし。
クロム:
BfRはクロムの食品サプリメントにおける1日当たりの推奨服用は最大量60µgを助言する。一般食品の強化では、固形食品は15 µg /100 g、飲料は4 µg /100 mlを最大量とする。
モリブデン:
BfRはモリブデンの1日あたりの食品サプリメントの添加は最大量80µgを助言する。一般食品の強化では、固形食品は19 µg/100 g、飲料は5 µg /100 mlを最大量とする。
ホウ素:
BfRはホウ素の食品サプリメントにおける1日当たりの推奨服用は最大量0.5 mgを助言する。ホウ素を含む食品サプリメントは子供や青年に適さないことを表示するべきである。
ケイ素:
BfRはシリコン二酸化ケイ素の形態で350 mgのケイ素、ケイ酸(シリカゲル)の形態で100 mgのケイ素、モノメチルシラントリオール及びコリン安定化オルトケイ酸の形態で10 mgのケイ素を食品サプリメントの一日当たりの推奨服用最大量と助言する。ケイ素化合物は一般食品の強化としていまだ認可されていない。
[FSA] Nutricia はりんごの果梗混入の可能性ためCow & Gate and Aptamil Muesli 10+ months製品を回収措置
Nutricia recalls Cow & Gate and Aptamil Muesli 10+ months products because they contain pieces of apple stalks
9 April 2021
https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-03-2021-update-1
Nutricia社はりんごの果梗混入の可能性ため、Cow & Gate and Aptamil Muesli製品を回収措置。乳幼児にとって窒息の可能性があり安全でない。
[FDA]コロナウイルス(COVID-19)更新
Coronavirus (COVID-19) Update: April 9, 2021
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/coronavirus-covid-19-update-april-9-2021
(一部)
・FDAは連邦取引委員会と共に、COVID-19関連の不正表示の未承認製品の販売の Allure Imports、About Mineralに警告文書を発した。
[FDA] FDAはヒト用医薬品の重要性に応じた抗菌薬のランク付けの方法を議論するバーチャル公聴会を開催する:動物用抗菌薬のリスク管理ツール
FDA Holds Virtual Public Meeting to Discuss Potential Approach for Ranking of Antimicrobial Drugs According to Their Importance in Human Medicine: A Risk Management Tool for Antimicrobial Animal Drugs
April 9, 2021
ヒト用医薬品の重要性に応じた抗菌薬のランク付けの方法:新たな動物用抗菌薬のリスク管理ツールに関する意見を2021年4月18日まで募集する。
[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果
輸入検査管理課
-2021-3-19
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43194
2021.3.12〜2021.3.18
-2021-3-12
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43192
2021.3.5〜2021.3.11
[MFDS]食薬処「輸入漬物白菜及びキムチ安全性」専門家諮問会議
輸入食品政策課2021-03-19
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45155
食品医薬品安全処は、「輸入漬物白菜およびキムチ安全性の有無」確認などのために、消費者団体、学界、業界などが参加した専門家諮問会議を3月18日に開催した。
○ 今回の会議は、外国で白菜を非衛生的に漬ける動画が社会的問題になったことにより、該当漬物白菜の国内輸入の可能性、輸入漬物白菜およびキムチの安全性検査などに対する専門家意見を取りまとめるため開催された。
※(参席者)消費者団体、学界(大学教授)、世界キムチ研究所、食品産業協会など10人
□ 会議に参加した専門家たちは、最近報道された漬物白菜動画に対して、“2020年6月中国オンラインコミュニティに上がっていた過去映像で、中国政府もこのような漬物方式を2019年から全面禁止しており、現在韓国で消費されるキムチとは直接的な関連性は低いと見られる”として、「私たちが一般的に摂取するキムチ製造には使われない」という点で同意した。
○ 世界キムチ研究所責任研究員は、“動画の漬物方法は、白菜の色が変化して組織がもろくなるなど物性が変化しており、私たちが一般的に食べる白菜キムチを製造する材料としては使えない。韓国キムチは、塩と適正水準の水(浸らない)で白菜を塩漬けにしているが、映像では多すぎる水に浸漬して白菜の水分を全て抜くような製造方法で、韓国伝統的なキムチ製造方式では見られない”と話した。
○ 大邱大学教授は、“一度異色異臭が発生した漬物白菜は、いくら洗っても消えないため、通関段階の官能検査(製品性質・状態、味、色など)で十分に遮断可能だが、物理的・化学的・微生物学的に汚染状態などを確認する精密検査*を追加で進めて徹底して管理している”と強調した。
*(漬物白菜)食中毒菌、大腸菌、タール色素、保存料
○ 2016年から2019年まで現地実態調査を直接行ってきた韓国食品安全管理認証院大邱支院長は、“韓国に輸出される白菜キムチの漬物工程は全部室内である”と付け加えた。
□ 食薬処は、今後も消費者が安心して輸入食品を購入できるように、多様な専門性と経験を備えた専門家たちの意見を持続的に反映して輸入食品安全政策を遂行していく。
○ 参考で、食薬処は、去る3月12日から輸入通関段階で現場検査(官能、表示)および精密検査(保存料、食中毒菌検査など)を強化して、国民の食品安全管理に最善を尽くしていると説明した。
(参考:「色が変」…男性が裸で漬けている「中国産キムチ」=韓国報道3/12(金)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b1a4aa65af480688eedceebaf668885b793d23b)
[MFDS]食薬処、HACCP活性化教育・広報事業の始動
食品安全認証課 2021-03-18
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45153
□ 食品医薬品安全処は、食品安全管理認証(HACCP)、以下「HACCP」に対する対国民政策体感度を高めるための「HACCP活性化教育・広報」実施に先立ち、教育・広報事業に参加する消費者団体との懇談会を開催する。
○ 今回の教育・広報事業は、HACCP義務適用対象業者が拡大するにつれ、HACCPに対する国民の理解を高めて、HACCP認証製品を積極的自主的に選択・購入する助けになるように今年8月まで推進され、
- 消費者団体であるグリーン消費者連帯全国連合会、韓国YMCA全国連盟、韓国婦人会総本部と連係して進行される。
- グリーン消費者連帯全国連合会と韓国YMCA全国連盟は、それぞれ小・中・高など学生たちがHACCP制度と認証製品を購入する要領を簡単に理解できるように、体験活動と視聴覚教育を進めている。
- 韓国婦人会総本部は、全国大型マートを中心に食品売場を利用する一般消費者にHACCPに対する理解度を増進させて、認証製品購入を誘導できるように現場キャンペーンを実施する計画。
○ これと関連して食薬処は、3月18日、HACCP活性化教育・広報関連消費者団体の意見を取りまとめるために懇談会を開催する。
- この日の懇談会は、消費者の立場でHACCP制度が進まなければならない方向と、HACCP教育・広報事業に対する消費者接点を拡大するのに必要な多様な現場の声を聞く。
□ 食薬処は、今回のHACCP活性化教育・広報を消費者団体と連係して進めることによって、HACCPに対する対国民理解度を高めてHACCP認証製品選択・購入の活性化の助けになると発表した。
[MFDS] [報道参考] 食品安全国、「今月のホットピック」サービス オープン
統合食品データ企画課 2021-03-17
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45147
□ 食品医薬品安全処は、COVID-19以後、オンライン食品注文および「ひとりご飯」増加など食品全般に対する関心が高まるにつれ、時期別に国民関心が高かった食品安全国コンテンツを選別して推薦する「今月のホットピック」サービスを新しくリリースする。
○ 「今月のホットピック」は、最近3年間500余りのコンテンツに対するビッグデータ分析に基づいて、該当時期に訪問者が最も多く関心を持ったテーマに関するコンテンツを一度に集めて見せるサービスで、食品安全国初期画面に新設した。
○ 3月は「春季アレルギー」がテーマで、アレルギーを起こす食品の代替食品、アレルギー表示制度、FAQなどを紹介していて、内容を問い合わせれば該当サービスに移動して詳細な内容を確認できる。
[MFDS]金属性異物検出「食肉含有加工品」回収措置
食品管理総括課 2021-03-16
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45145
□ 食品医薬品安全処は、食品製造・加工メーカー未来総合食品が製造・販売した「筋」(食肉含有加工品)製品から、3×2.5mmの大きさの金属性異物(切断機破損破片)が検出され、該当製品を販売中断および回収措置。
○ 調査結果、筋を切る過程で切断機が破損して、製品に混入されたことが確認された。
* 製造工程:原料入庫→洗浄→加熱→切断→調味料(ヤンニョム)混合→包装/出庫
○ 回収対象は、賞味期限が2021年6月17日と表示された製品。
[MFDS]ソース類製品の原材料含有量を偽り表示した業者摘発
食品安全現場調査TF/釜山地方FDA食品安全管理課 2021-03-16
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45143
□ 食品医薬品安全処は、ソース類の特定原材料を実際より多く入れたように含有量を偽り表示した食品製造・加工メーカーを摘発して、「食品衛生法」と「食品などの表示・広告に関する法律」に違反した疑惑で行政処分および捜査依頼した。
○ 該当業者は、ライムジュース含有量54%を70%含有と表示するなど28製品で偽り表示し、519トン約55億相当を販売した事実などで摘発された。
○ 該当業者は、この他に食品製造・加工施設でラベンダー香料など11種の工業用香料を製造して香料業者2ヶ所に販売し、品目製造報告変更未報告(87個)、原料受け払い関係書類偽造、賞味期限経過製品保管、衛生的取り扱い基準違反など、合計7種類の違反事実が確認された。
[MFDS]春のハーブ、似た形もあります!!
農水産物安全政策課 2021-03-15
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45142
□ 食品医薬品安全処は、毎年、春のハーブと類似の毒草を間違って採取・摂取して発生する食中毒が減らないでいるとし、春のハーブの採取および摂取に格別な注意が必要だと案内する。
○ 去る10年間、毒草を山菜と誤認・摂取して発生した安全事故は合計25件(86人)で、この中には死亡事例(3人)まであり、事故は主に春季である2月から5月に多い。
春に毒草による食中毒がしばしば発生する理由は、春は花が咲く前で、春のハーブと毒草を区別することが容易でないためである。
□ 春のハーブと誤認・混同する代表的な毒草と、その区別法などは次のとおり。
○ 柔らかくて淡泊で味がよい「ニッコウキスゲ」は「藜蘆」という毒草と誤認・混同しやすいが、「藜蘆」は葉に毛と深いシワがある一方、「ニッコウキスゲ」は葉に毛とシワがない。
- 参考に、「ニッコウキスゲ」と「藜蘆」全て「コルヒチン(Colchicine)」という水溶性アルカロイド毒性分があり、この成分は植物が成長するほど強くなるので、ニッコウキスゲの場合にも、必ず春に採取した幼い葉だけナムルにしなければならない。
○ 主に、「ミョンイナムル」と呼ばれニンニク臭がある「ギョウジャニンニク」は、「バイケイソウ」という毒草と誤認・混同しやすいが、「ギョウジャニンニク」はニンニク臭が強く、一筋に2~3枚の葉がかかっている反面、「バイケイソウ」は葉が複数ぎっしりと交互に出ていてシワに明確な特徴がある。
○ ほろ苦い味が特徴である「オタカラコウ」は、「リュウキンカ」という毒草と誤認・混同しやすいが、「オタカラコウ」は香りが良くて葉の終わりがとがっている一方、「リュウキンカ」は香りがなく葉の終わりが丸みを帯びて鈍い形態をしている。
○ 噛むと味が淡くて独特の香りが漂う「ヤブレガサ」は、「クルマバツクバネソウ」という毒草と誤認・混同しやすいが、「ヤブレガサ」は葉の端が深く2列に分かれる反面、「クルマバツクバネソウ」は端が分かれていなくて葉6~8枚が輪生する特徴がある。
□ 春のハーブは食べることができても基本的に少量の毒成分を含み、十分な知識なしで野生植物をむやみに採取・摂取するのは危険な行動なので注意が必要。
○ 春のハーブ採取時、▲経験がない人は春のハーブの区分が容易ではないので、できるだけ採取せずに、▲採取する時は春のハーブに対する知識を事前に十分に得るべきで、▲それでも春のハーブなのか確実でない場合は採取してはならない。
○ また、よく食べるワラビ、タラの芽、ナズナ等も必ず沸騰したお湯で十分に茹でて食べるべきで、主に生で食べるミツバ、ツルマンネングサ、ニガナなども水に浸けて流水で3回以上洗浄して、食中毒菌および残留農薬など有害成分を除去しなければならない。
○ もし春のハーブ摂取後、麻痺、腹痛など異常症状が現れた場合、必ず病院を訪問するべきで、この時、残った毒草を一緒に持っていくと治療に役に立つ。
□ 食薬処は、“一般人は春のハーブと毒草を区分するのが容易でないので、通りがかりに見ても採取しないことが最も良い方法”としながら“専門家が採取した春のハーブを摂取することが毒草による食中毒を予防できる最も良い方法”と強調した。
(写真およびポスター掲載)
[MFDS]春季貝類毒素気を付けてください!
農水産物安全政策課 2021-03-15
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45140
□ 食品医薬品安全処は、最近気候変動のため貝類毒素検出時期が早まっていて、3月から6月まで、貝、カキ、イガイなど貝類とマボヤ、エボヤ(茎のあるホヤ)などに対する採取および流通、摂取に注意をよびかけた。
○ 貝類毒素は、海に棲息する有毒性プランクトン(Alexandrium tamarenseなど)を餌にする貝類体内に蓄積される毒素で、人が摂取すると中毒症状を起こす危険がある。
- 毎年3月から南海沿岸を中心に発生し始め、次第に東・西海岸に広がって、海水温度が15~17℃のとき最高値となり、18℃以上に上昇する6月中旬頃からは自然消滅する。
- 中毒症状により、麻痺性、下痢性、記憶喪失性貝毒素などがあり、韓国でしばしば発生するのは麻痺性貝毒で、貝類摂取後神経麻痺や消化器異常など疑い症状が現れたら、直ちに近隣病院や保健所を訪問して診療を受けなければならない。
○ 食薬処は17の地方自治体とともに、国内に流通する貝類等に対して回収検査を実施(’21.2.16 ~ 6.30)した。
* 検査項目および基準:麻痺性貝毒0.8㎎/㎏以下、下痢性貝毒0.16㎎/㎏以下、記憶喪失性貝毒20㎎/㎏以下
□ 政府は、貝類毒素は海水温度が上昇する春季に主に発生して、冷蔵・冷凍したり、加熱・調理しても破壊されないため、春季海辺で貝、カキ、イガイなど貝類を個人で任意採取して摂取することがないように注意を呼びかけた。
○ 参考で、政府は消費者が安全な水産物を購入できるように、海域別貝類毒素発生現況と品目別検査結果など関連情報を食品安全国などホームページで提供している。
(写真、図、FAQあり)
[MFDS]化粧品原料として輸入した「アロマオイル」を食品添加物として販売した業者3ヶ所摘発
食品安全現場調査TF 2021-03-12
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45136
□ 食品医薬品安全処は、化粧品原料として輸入した「アロマ オイル(インド)」を、食品添加物として販売した業者3ヶ所を「食品衛生法」、「食品など表示・広告に関する法律」違反疑惑で摘発して、該当製品に対する緊急回収命令、行政処分および捜査依頼した。
□ 調査の結果、食品小分業A業者は、過去‘19年、インドで化粧品原料である「アロマオイル」等5種(102kg)を輸入して、’20年6月頃から15mL単位に小分した後、飲む食品添加物のように「アロマウォーターレモン」などと表示して1,030本(15kg、15mL/ボトル)を製造し、
○ 化粧品製造業B業者は、通常輸入された食品添加物「ローズオイル」など6種を、A業者から供給され営業申告(食品小分業)しないで15mL単位で小分した後、飲む食品添加物のように「アロマウォーターレモン」などと表示して1,200本(18kg、15mL/ボトル)を、再びA業者に納品していた。
○ A業者は不法製造された「アロマウォーターレモン」など11種合計2,230本(33kg、15mL/ボトル、7,500万ウォン相当)を、全国支社および代理店11ヶ所を通じてマッサージ店に販売した(飲用水に薄めて摂取する用途)。
- また、通信販売業C業者は、A業者が運営する代理店等を通して該当製品を購入して、インターネットショッピングモールに掲示して「ミネラルウォーターに2~3滴を添加して飲む食品添加物」に、「女性更年期、閉経期、憂鬱感、高血圧など病気治療に効果があるように虚偽広告を出し、食薬処は直ちに該当サイトを遮断措置した。
○ 食薬処は、A業者とC業者が保管中である「アロマウォーターレモン」など11個製品236本(3.5kg、15mL/ボトル)を現場で差し押さえ、管轄官庁に回収するように措置し、該当製品を購入した消費者は、販売または購入先に返品することを依頼した。
<添付> 1.違反業者内訳
<添付> 2.違反製品写真
[MFDS] [報道参考] 輸入申告確認証、信頼できるブロックチェーン網で共有してください!
知能型輸入食品統合システム構築TFチーム 2021-03-12
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45134
□ 食品医薬品安全処は、業者間の輸入食品取引時に正常輸入の有無を確認する目的でやりとりする輸入申告確認証(写本)を、ブロックチェーン技術を利用して輸入食品情報床(impfood.mfds.go.kr)で共有するサービスを提供する。
※(輸入申告確認証)韓国に輸入される食品に対し、食薬処輸入申告検査を完了(適合)したときに発行する証明書
(ブロックチェーン技術)取引または、文書データを入れた情報の「ブロック」を暗号化して相互に接続(「チェーン」)および分散保存することによって、偽造・変造が不可能な情報技術
○ 今回のサービスは、輸入食品販売業者が「輸入申告確認証」に通常の輸入製品であることを証明して、取引業者と「輸入申告確認証」写本を共有する場合、手軽で便利に利用できる。
-(輸入業者)輸入食品販売業者は、製品の重量、価格など重要情報*を輸入申告確認証に必要に応じて記載でき、取引業者を指定したり、または、メールを送って輸入食品情報を閲覧することができる。
* 輸入申告確認証上の総数量、純重量(kg)、課税価格($)、 検査の種類、BL番号、関税品目分類コードなど
- (取引業者)輸入申告確認証の共有を受けて該当情報を輸入食品情報床で閲覧・出力でき、輸入食品情報床会員である場合、他の業者にも再び共有できる。
○ 輸入食品取引業者は、偽証明書の有無を心配する必要なく、通常の手順を経て輸入された製品であることを食薬処情報システムを通じて確認するので、輸入食品の信頼性が高まる。
参考資料
1.輸入申告確認証共有する使用方法
2.共有された輸入申告確認証閲覧方法
[MFDS] [報道参考] 食薬処、2020年食品など輸入動向発表
輸入検査管理課 2021-03-12
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45133
□ 食品医薬品安全処は、去年、輸入食品が166ヶ国から約273億ドル(韓貨約32兆3千億ウォン)*、1,833万トンが輸入されたと発表した。
* 年平均為替レート$=1,180.11ウォン
○ ‘19年対比昨年輸入金額は0.5%(’19年275億ドル)、重量は0.6%(’19年1,844万トン)小幅減少したが、
- 輸入金額の場合、‘19年対比畜・水産物の輸入金額は減少したが、健康機能食品および器具・容器・包装は大幅に増加した。
- これは、COVID-19長期化により健康に対する関心が増加した反面、外食減少およびデリバリー増加など生活方式が変化したためと分析される。
□ 去年、加工食品などは合計166ヶ国から輸入され、国別輸入金額と重量を分析してみると、全てアメリカが最も多かった。
○ 輸入金額は、アメリカが62億4,607万ドルで最も高く、中国(46億9,763万ドル)、オーストラリア(22億9,410万ドル)、ベトナム(12億7,395万ドル)、ロシア(9億 5,493万ドル)順であり、これら5ヶ国輸入金額が全体輸入金額の56.6%を占めた。
○ 輸入重量の場合、アメリカが419万トンで最も多く、中国(300万トン)、オーストラリア(259万トン)、ブラジル(126万トン)、ベトナム(61万トン)順であり、これら5ヶ国輸入量が全体輸入量の63.5%を占めた。
□ 去年輸入された品目は約1,859個であり、輸入金額では、牛肉、豚肉、精製・加工用原料*が、輸入重量では、小麦、精製・加工用原料*、とうもろこしが最も多く輸入された。
* アルコールや原糖など、精製、加工を経て食品として使用できる原料
○ 去年1万トン以上輸入された品目のうち、‘19年対比増加率が最も高い品目は「パーム油」で前年対比1,097.1%増加し、冷凍イワシ(824.4%)、キャベツ(117.9%)、D-ソルビトール(112.3%)、その他水産物加工品(105.0%)の順。
- 増加率1位であるパーム油はラーメンの国内需要および海外輸出増加のためと分析され、2位である冷凍イワシは第3国輸出のための外貨獲得用原料の増加で、3位であるキャベツは‘20年気象悪化にともなう国内作物状況不振で価格が上昇して輸入量が急増したと分析された。
□ 主要3ヶ国(アメリカ、中国、日本)の輸入物量は、‘19年対比アメリカ(482万トン→419万トン)は13.1%、中国(301万トン→300万トン)は0.2%、日本(14万トン→10万トン)は33.7%減少で、
○ 主に輸入物量が減少した品目では、アメリカは大豆(▽43.0%)、とうもろこし(▽28.5%)、中国は麦(▽87.9%)、キムチ(▽8.4%)、日本はビール(▽86.0%)、活ホヤ(▽37.3%)等だった。
○ 大豆、とうもろこし、麦は生産国の価格競争力低下で輸入量が減少、中国のキムチと日本の活ホヤ、ビールは、COVID-19にともなう内需不振が原因と確認された。
□ 去年全体輸入食品不適合比率は0.14%(75万993件中1,082件不適合)で、‘19年(不適合率0.18%)対比0.04%p減少したが、これは不適合率が高かった最初輸入品申告件数が減り、輸入者が事前検査後適合した製品だけ輸入申告する「事前検査命令制」対象拡大が、主な原因と分析された。
- また、「危害度基盤予測システム」を活用して、不適合発生の可能性が高い製品中心に集中検査をした結果、‘20年度無作為標本検査の不適合率が0.42%(3万7,416件中159件不適合)で、’19年(不適合率0.38%)対比0.05%p増加した。
* `19年全体輸入申告73万8,082件、不適合1,295件(不適合率0.18%)
* `19年無作為標本検査3万8,900件、不適合147件(不適合率0.38%)
* 最初輸入件数/不適合率:‘19年(4万4,452件/1.90%)→ ‘20年(4万2,758件/1.60%)
* `20年検査命令対象検査件数/不適合件数:1,718件/3.08%(輸入申告遮断)
○ 全体輸入国166ヶ国中65ヶ国と全体輸入品目1,859個中211個の品目が不適合判定を受けたが、国別に中国が358件(不適合率0.16%)で最も多く、アメリカ(105件、0.11%)、ベトナム(85件、0.27%)、イタリア(57件、0.16%)、インド(43件、0.67%)順。
- 品目別には菓子が55件で最も多く、ポリプロピレン(53件)、果・菜加工品(42件)、キャンディ類(39件)、その他水産物加工品(38件)順。
○ 不適合理由では、基準および規格(含有量、酸化など)違反が最も多く、食品添加物使用基準(保存料、色素など)違反、微生物(細菌数、大腸菌など)基準違反順。
* 検査の結果不適合判定された製品は、輸出国に返送、他の国での搬出または廃棄措置などをすること
<添付> 2020年度輸入食品検査現況
[MFDS]即席製造食品、自動販売機による販売試験可能
食品安全政策科課 2021-03-11
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45132
□ 食品医薬品安全処は、無線認識(RFID*) 技術が適用された自動販売機で、即席販売製造・加工業者が生産したサラダ、サンドイッチなどの販売を許容する規制実証特例事業を実施する。
* RFID(Radio Frequency Identification):半導体チップが内蔵されたタグ(Tag)等に保存されたデータを、無線周波数を利用して非接触で読みだす認識システム
○ 今回、許可される事業は、(株)grandmachan が申請した事業で、3月11日に開いた規制特例審議委員会(産業通商資源部主管)で審議・議決され、今後2年間規制特例が適用される。
○ 即席販売製造・加工食品は、営業所で直接消費者に販売を目的に生産・管理され、賞味期限設定・自家品質検査などの安全規制が免除または緩和されて、営業所他流通・販売が禁止されているが、
- 今回の規制特例で、事業者が即席販売製造・加工業者からサラダ、サンドイッチなどを供給されて、これを共有オフィスなどに設置された自動販売機*を利用して消費者に販売することができるようになる。
* 無線認識(RFID)技術を通じて、自動販売機陳列食品の賞味期限経過の有無、温度センサーを通した適正温度維持の有無などを遠隔で管理が可能
○ ただし、自動販売機販売食品の安全性確保のために賞味期限設定、自主品質検査強化など食品製造・加工業者食品に準ずる衛生管理*をするようにして、衛生管理責任者を指定するようにする一方、管轄地方自治体とともに現場指導も強化する予定。
[MHRA]コロナウイルス(COVID-19)予防に役立てようと使われている機材の規制状況
Regulatory status of equipment being used to help prevent coronavirus (COVID-19)
Last updated 9 April 2021
・抗菌剤とハンドサニタイザーおよびゲル
化粧品、バイオサイド、医薬品、の3つのカテゴリーのどれかにあてはまる
・フェイスマスクとフェイスカバー
製品によりクラスI医療機器、PPE規制、一般製品安全性規制でカバーされる
・手袋
医療機器かPPE規制の対象
[FAO]我々は食べるものでできている:農業食料システムを転換するために食生活を変える
We are what we eat: Transforming diets to transform agri-food systems
09/04/2021
http://www.fao.org/fao-stories/article/en/c/1393055/
農業食料システム転換物語シリーズ:パート1-消費者行動と集合的需要
最初に、農業食料システムとは実際何?
消費者はこの農業食料システムのどこにいる?
消費、消費者行動、そして集合的需要
消費者の力
どうして農業食料システムが私の人生に変化をもたらすのか?
COVID-19:変わるチャンス
このシリーズで我々は、農業食料システムのいろいろな部分を探り食料生産に関わる全てをわかりやすく説明し、我々消費者、生産者、取引業者が将来に適した形に農業食料システムを転換できる方法を検討する。メインテーマは2021年9月の国連フードシステムサミットでカバーされる
[WHO]水銀暴露:大きな公衆衛生上の懸念
Exposure to Mercury: a major public health concern
8 April 2021
https://www.who.int/publications/i/item/9789240023727
2007年の内容の再発表
[USDA]USDAが接種したCOVIDワクチン100万回を祝う
Celebrating 1 Million COVID Vaccines Administered by USDA
Apr 09, 2021
https://www.usda.gov/media/blog/2021/04/09/celebrating-1-million-covid-vaccines-administered-usda
USDAの従業員1034人がCOVID-19予防接種キャンペーンに配置されて協力した。
FSISの獣医師の体験紹介。写真はドライブスルー接種。
(獣医が人間(自分の夫)にワクチン接種したという話)
論文
-赤キャベツ由来色素があなたの好きな食品を青くするのに役立つ
Scienceニュース
A pigment from red cabbage could help turn your favorite foods blue
By Kai KupferschmidtApr. 9, 2021
https://www.sciencemag.org/news/2021/04/pigment-red-cabbage-could-help-turn-your-favorite-foods-blue
天然の青い色素を作るのはそんなに難しくない。赤キャベツをみじん切りにして茹でる。紫色のゆで汁ができるので、それにベーキングパウダーを少し加えると青くなる。子どもたちは何十年もこうやってきたが、研究者らはこの色素あるいは同様の天然青をキャンディーやソーダやアイスクリームに使えるように安定した豊富な色素に変えることに苦労してきた。今回研究チームが方法を発見した-そしてカギはキャベツにあった。
この研究に関係していないオレゴン州立大学の化学者Mas Subramanianは「相当な進歩」だという。Subramanianは2009年に新しい青い色素を発見していて、それは食用ではないが今年芸術家の塗料として販売される。芸術の世界はSubramanianのもののような深い青を探しているが、食品の正解ではより明るい天然青(シアン)を求めている。青は緑を作るにも必要である。
食品業界は青いキャンディーやシリアルや飲料を作るのに主に二つの合成色素に依存している-ブリリアントブルー(E131)およびインジゴチン(E132)である。これらは良く働くが、消費者から食品の合成成分を排除するよう圧力が強まっている。しかし現在の色素を天然色素に置き換えるのは困難であった。一部は自然界に青が少ないことによる。赤キャベツに含まれるアントシアニンと呼ばれる色素は青色を作ることができるが、安定ではなく、紫がかっている。これは特に黄色を混ぜて緑を作る時に問題で、紫に黄色を混ぜると褐色になってしまう。この問題はスピルリナ青でも同様である。
どんな新しい青い色素であっても、その超えるべきハードルは高い。天然で、完璧な青で、使うのが簡単で、食べて安全で作るのが安いのがいい。
新しい研究ではカリフォルニア大学の生物物理学者Pamela Denishらはアントシアニンを真の青の状態に留めておこうとした。赤キャベツの色素は異なる分子の混合物なので、研究者らは特定の期待できる分子を濃縮した。それをP2と呼んだ。これをアルミニウムイオンと混合してアルミニウムイオン一つの周囲にP2分子3つが車輪のスポークのように配置した複合体を作らせる。この複合体はより強く、安定した青となった。しかしこれは問題の一部でしかない。P2は赤キャベツのアントシアニンの僅か5%しかなく、工程が恐ろしく効率が悪い。酵素のデータベースを検索して科学者は他のアントシアニンをP2に変えるのに役立つだろう一つを細菌から発見した。そして効率を上げるために酵素を変異させた。そして赤キャベツのアントシアニンの約半分を青いP2に変えることができた、そのことをScience Advancesに報告した。余分なものはきれいにして最終製品には細菌や酵素は存在しない。
しかしこの新しい候補物質にはまだ多くのハードルがある。生産には相当手間がかかり、赤キャベツ100gから75mgしかできない。また安全性確認もこれからである。それでもまだPhD取りたてのDenishはわくわくしている
(染まり方の写真がわかりやすい。ここまで加工して天然、というのもなんだかな。)
-ハーブ医薬品の自己処方と乳がん生存率:前向き単一センター試験
Self-medication with herbal medicine and breast cancer survival: a prospective monocentric study
Wala Ben Kridis et al., J Cancer Res Clin Oncol. 2021 Mar 21.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33748880/
チュニジアの110人の乳がん患者の調査。平均年齢51才、37人に転移あり。48人が植物を使用し、うち19人がGraviola(サワーソップ)、29人がAlenda(よくわからない、エフェドラ?) を使用していた。3年および5年時点での生存率は、植物を使用していない人はそれぞれ96.2%と82.4%、植物を使用している人は78.5%と78.5%で、植物使用は死亡リスクの高さと関連した。
-南アフリカが健康増進税を導入した後、砂糖で甘くした飲料の販売減少-研究
Sales of sugar sweetened beverages decline after SA introduces Health Promotion Levy – study
9-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/uotw-sos040921.php
2018年に「砂糖税」を導入した後、一人一日あたり購入する飲料の砂糖51%、カロリー52%、容量29%低下。The Lancet Planetary Healthに発表
(プレスリリースに%しか書いてないので論文
Changes in beverage purchases following the announcement and implementation of South Africa's Health Promotion Levy: an observational study
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2542519620303041?via%3Dihub
課税対象となる砂糖入り飲料のもともとの摂取量は一人一日あたり518·99 mL、それが443·39 mLに減少、砂糖の量で16·25 gから10·63 g。カロリーは70.21から46.45。
もともと飲む量が多いような?)
その他
-The Lancetエディトリアル
中国のCOVID-19対応:協力のチャンス
China's response to COVID-19: a chance for collaboration
VOLUME 397, ISSUE 10282, P1325, APRIL 10, 2021
(中国と敵対するより協力を、という呼びかけ。)
-F2F FFS パート2: EU農薬調査-Risk-Mongerの回答
F2F FFS Pt 2: The EU Pesticide Survey – The Risk-Monger’s Contribution
APRIL 9, 2021
https://risk-monger.com/2021/04/09/the-eu-pesticide-survey-the-risk-mongers-contribution/
農薬の持続可能な使用指令は機能しない
農薬の持続可能な使用指令(SUD)は不適切な概念枠組みの上に構築されていて政治的ツールとしてその使用可能性が深刻に影響を受けている。それはハザードベースのアプローチをもとにして、管理手段としては予防原則を使う。ハザードベースのアプローチでは暴露量やリスク削減対策を考慮しない。つまり、もしハザードが同定されたら、それは排除することが目的になる。そして予防原則を使う。これはもしあなたが農薬有効成分の安全性について確信がもてないなら、予防しなければならない。確実性と安全性は感情的に判断され、そして100%安全なものは何一つ存在しないので、SUDはそれが完全に実行されれば、実質的に農家が農薬を何一つ使うことができないようにするだろう。
(以下略)