2021-08-16

[EFSA]意見等

コーデックス第52回残留農薬部会へのEUの見解を作成するための科学的支援

Scientific support for preparing an EU position for the 52nd Session of the Codex Committee on Pesticide Residues (CCPR)

EFSA Journal 2021;19(8):6766 13 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6766

(科学的報告書)

EC規則396/2005条項43に従い、EFSAは、コーデックス第52回残留農薬部会(CCPR)へのEUの見解を作成する支援をするよう欧州委員会の要請を受けた。2019年にJMPRは、消費者リスク評価に使用される毒性学的参照値の設定に関する20の有効成分 (アセトクロール、ボスカリド、クロロタロニル、シプロジニル、ジディカンバ、メソトリオン、メタフルミゾン、チアベンダゾール、アフィドピロペン、ブプロフェジン、クレトジム、ジメトエート、メトコナゾール、オメトエート、ピフルブミド、ピリデート、ピリフルキナゾン、トルクロホスメチル、トリフルムロン、バリフェナレート)および最大残留基準(MRLs)の設定に関する47の有効成分(アセトクロール、アゾキシストロビン、ボスカリド、クロラントラニリプロール、クロロタロニル、シアントラニリプロール、シプロジニル、ジカンバ、フェナザキン、フロニカミド、フルピラジフロン、ホセチルアルミニウム、グリホサート、メソトリオン、メタフルミゾン、S-メトプレン、ペンディメタリン、スピロテトラマト、テブコナゾール、チアベンダゾール、アセタミプリド、アフィドピロペン、ベンゾビンジフルピル、ビフェントリン、ブプロフェジン、カルベンダジム、クレトジム、シクラニリプロール、シペルメトリン、ジメトエート、フルアジホップ-p-ブチル、フルエンスルホン、クレソキシムメチル、マンデストロビン、メトコナゾール、オメトエート、ペンチオピラド、ピコキシストロビン、ピジフルメトフェン、ピフルブミド、ピリフルキナゾン、ピリオフェノン、ピリプロキシフェン、トルクロホスメチル、トルフェンピラド、トリフルムロン、バリフェナレート)を評価した。EFSAはコーデックスMRL提案についてのコメントや提案した毒性学的参照値を作成した。さらに、EFSAは以前のCCPR会合で特定の懸念が生じた農薬に関するJMPRのフォローアップ評価についての見解を提出した。今回の報告書はCCPR会合のEUの見解を導出するための土台としての役割を果たすことになる。

 

-遺伝子組換えAspergillus niger DP‐Azw58株由来食品酵素カタラーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme catalase from the genetically modified Aspergillus niger strain DP‐Azw58

EFSA Journal 2021;19(8):6787 13 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6787

(科学的意見)

食品酵素カタラーゼ(過酸化水素:過酸化水素オキシドレダクターゼ;EC 1.11.1.6)はDanisco US, Inc社が遺伝子組換えAspergillus niger DP‐Azw58株で生産した。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じない。この食品酵素に生産生物の生きた細胞やそのDNAはない。卵加工に使用されることを意図している。最大使用量に基づき、この食品酵素への食事暴露―総有機固形物量(TOS)は欧州人で最大1 μg TOS/kg 体重 (bw) /日と推定された。遺伝毒性試験は安全上の懸念を示さなかった。全身毒性はラットの90日間反復投与経口毒性試験で評価された。パネルは無毒性量を調べた最大量1,288 mg TOS/kg bw /日とし、推定された食事暴露と比較して暴露マージンは少なくとも1.3 × 10^6となった。既知のアレルゲンに対するこの食事酵素のアミノ酸配列の類似性が調査され、1件の一致が見つかった。パネルは、意図した使用条件で食事暴露によるアレルギー感作リスクや誘発反応は除外できないが、そのような反応が生じる可能性は低いと考えた。提出されたデータに基づき、パネルはこの食品酵素は意図した使用条件で安全上の懸念を生じないと結論した。

 

-チコリイヌリンの酵素加水分解から得たフルクタンの混合物であるFrutalose®と正常の排便:健康強調表示評価

Frutalose®, a mixture of fructans obtained from enzymatic hydrolysis of chicory inulin, and normal defecation: evaluation of a health claim pursuant to Article 13(5) of Regulation (EC) No 1924/2006

EFSA Journal 2021;19(8):6775  12 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6775

(科学的意見)

因果関係を立証するには証拠不十分である。

 

[EFSA]意見

-使用済PETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される、Protecテクノロジーに基づくNovapetプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process Novapet, based on Protec technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(8):6794 13 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6794

(科学的意見)

この工程から得たリサイクルPETは、室温で長期保存する全ての種類の食品と接触する物質の製造に100%使用しても安全上の懸念とはならない。このリサイクルPETで作られた最終製品は電子レンジやオーブンで使用されることを意図しておらず、そのような使用はこの評価の対象外である。

 

以下同様

-使用済PETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される、Starlinger iV+テクノロジーに基づくNosoplasプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process Nosoplas, based on Starlinger iV+ technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(8):6798  13 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6798

 

-使用済PETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される、Starlinger iV+テクノロジーに基づくViridor Waste Managementプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process Viridor Waste Management, based on Starlinger iV+ technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(8):6788 12 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6788

 

-使用済PETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される、Starlinger iV+テクノロジーに基づくPET STAR RECYCLINGプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process PET STAR RECYCLING, based on Starlinger iV+ technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(8):6791 12 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6791

 

-使用済PETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される、Starlinger iV+テクノロジーに基づくESTERPETプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process ESTERPET, based on Starlinger iV+ technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(8):6789 12 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6789

 

-使用済PETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される、Starlinger iV+テクノロジーに基づくHIROYUKI INDUSTRIESプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process HIROYUKI INDUSTRIES, based on Starlinger iV+ technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(8):6793 12 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6793

 

使用済PETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される、PET direct iV+テクノロジーに基づくDY Polymerプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process DY Polymer, based on PET direct iV+ technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(8):6797 12 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6797

 

-使用済PETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される、Starlinger iV+テクノロジーに基づくRECICLADOS INDUSTRIALES DE PRAVIAプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process RECICLADOS INDUSTRIALES DE PRAVIA (RECINPRA), based on Starlinger iV+ technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(8):6792 12 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6792

 

-使用済PETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される、PET direct iV+テクノロジーに基づくDENTIS RECYCLING ITALYプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process DENTIS RECYCLING ITALY, based on PET direct iV+ technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(8):6796 11 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6796

 

-使用済PETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される、SMLテクノロジーに基づくSML Maschinengesellschaftプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process SML Maschinengesellschaft, based on SML technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(8):6795 12 August 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6795

(科学的意見)

このプロセスで生産されたリサイクルPETは評価された条件で使用する際に安全上の懸念とはならない。このリサイクルPETで作られた最終製品は電子レンジやオーブンで使用されることを意図しておらず、そのような使用はこの評価の対象外である。

 

[EU]RASFF 2021(0808-0814)

警報通知(Alert Notifications)

ベトナム産オランダ経由インスタント麺の2-クロロエタノール、香港産PTFEでコーティングした両面アルミニウムフライパンからの一級芳香族アミンの溶出、フランス産赤いキヌアのオクラトキシンA、オーストリア産食品サプリメントの2-クロロエタノール(エチレンオキシド)、ドイツ産炭酸カルシウムのエチレンオキシド、オランダ産インスタント麺の2-クロロエタノール、スイス産パーム油の高濃度の3-MCPD、スペイン産冷凍メカジキの水銀、フィンランド産食品サプリメントのエチレンオキシド、韓国産インスタント麺の2-クロロエタノール、イタリア産シリアツブガイの法的制限を超えたカドミウムの存在、マレーシア産冷菓用食品添加物E410のエチレンオキシド、イタリア産ビンロウジのアレコリン、ドイツ産ベーキングミックスに使用したオーストリア産そば粉のトロパンアルカロイド類高含有、オーストリア産ダイエット食品 Body Shakeの加工されたモリンガの葉粉末のエチレンオキシド、トルコ産塩水入りブドウの葉のピリメタニル・メタラキシル・シモキサニル・ファモキサドン・メトキシフェノジド・ジメトモルフ・シフルトリン・アゾキシストロビン・ボスカリド・フルオピラム・ジチオカルバマート・フェンバレレート、パキスタン産イタリア経由未承認新規食品ビンロウジ、フランスで製造したアイスクリームに使用した成分「リゴム」(乳剤/安定剤 ブレンド FM4600)のエチレンオキシド、米国産CBDカプセルのTHC高含有、

注意喚起情報(information for attention)

セルビア産キュウリのクロルピリホス-エチル、ポーランド産ヘンプオイルのTHC含有量増加、インド産モリンガの葉粉末のエチレンオキシド、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産生鮮ペッパーのクロルピリホス-メチル、中国産ザリガニのクロラムフェニコールの残留物、さらなる加工のための有機エジプト産ピーナッツのアフラトキシン、ニカラグア産ピーナッツのアフラトキシン、米国産ピスタチオのアフラトキシン、米国産ピーナッツのアフラトキシン、エクアドル産エビの二酸化硫黄、インド産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン、米国産殻をとったピスタチオのアフラトキシン、ウガンダ産チリペッパーのクロルピリホス、

non-compliance notification

ノルウェー産甲殻類のヒ素

 

[TGA] 消費者はニコチン電子タバコ法の改正に先立ち医師に相談することが推奨される

Consumers urged to see their GP ahead of changes to nicotine vaping laws

12 August 2021

https://www.tga.gov.au/media-release/consumers-urged-see-their-gp-ahead-changes-nicotine-vaping-laws

2021年10月1日からの規制変更に先立ち、消費者が海外のウェブサイトからニコチン入り電子タバコ、ニコチンポッド、液体ニコチンなどの製品を合法的に入手するには、有効な処方箋が必要となる。 

 

[FSAI] Nestleミルキーバー ミニマルチパック アイスクリーム及びNuii ソルトキャラメル アイスクリームの一部に未承認の農薬であるエチレンオキシドの混入のためリコール

Recall of Certain Batches of Nestle Milkybar Mini Multipack Ice Cream and Nuii Salted Caramel Ice Cream due to the Presence of the Unauthorised Pesticide Ethylene Oxide

Wednesday, 11 August 2021

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/milkybar_nuii_icecream.html

ポーランド産Nestleミルキーバーミニマルチパックアイスクリーム及びNuii ソルトキャラメルアイスクリームの一部は使用された食品添加物のローカストビーンガム(E410)に未承認の農薬のエチレンオキシドが含まれているため、リコール。製品写真有り。

 

[ヘルスカナダ] 修正通知:メチルパラベン、プロピルパラベン及びそのナトリウム塩の認可されている使用を改訂するための許可保存料リストの修正-リファレンスナンバーNOM/ADM-0171

Notice of Modification to the List of Permitted Preservatives to Revise the Permitted Uses of Methylparaben, Propylparaben and their Sodium Salts - Reference Number: NOM/ADM-0171

2021-08-10

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/food-nutrition/public-involvement-partnerships/notice-modification-list-permitted-preservatives-methylparaben-propylparaben-sodium-salts.html

ヘルスカナダ2021年8月10日より、「許可保存料リスト」のパート2を修正し、食品添加物の認可された使用方法を改訂した。

 

[FDA]警告文書

-Sayar Food Market, Inc.

JULY 13, 2021

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/sayar-food-market-inc-614317-07132021

「外国供給業者検証プログラム(FSVP)」違反の問題。

 

-3RD Day Nutraceuticals, LLC

JULY 08, 2021

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/3rd-day-nutraceuticals-llc-614321-07082021

未承認の医薬品、不正表示の問題。

 

-Chill6

JULY 20, 2021

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/chill6-611422-07202021

未承認の医薬品、不正表示の問題。安全でない食品添加物の混合。

 

[FDA] 第2話:よりスマートな食品安全の新時代における全ゲノムシークエンシング(WGS)

TechTalk Podcast Episode 2: Whole Genome Sequencing in the New Era of Smarter Food Safety

08/11/2021

https://www.fda.gov/food/new-era-smarter-food-safety-techtalk-podcast/techtalk-podcast-episode-2-whole-genome-sequencing-new-era-smarter-food-safety

テクノロジーと食品安全に関するFDAのポッドキャストシリーズの第2回目はWGSに焦点を当てる。WGSが食品安全を変える可能性、食品安全関係者のすべての部門でWGSの使用能力をどのように高めることができるか、すべての研究社会にWGS使用の機会をどのように提供できるかなどのテーマで議論する。

 

[FDA] FDAはペットフードの監視に関するバーチャルリスニングセッションを開催する

FDA to Host Virtual Listening Session on the Oversight of Pet Food

August 11, 2021

https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-host-virtual-listening-session-oversight-pet-food

FDAの動物用医薬品センター(CVM)は、ペットフードに対するFDAの監督について、バーチャルリスニングセッションを開催する。要登録。

 

[FDA]消費者情報。子供のための健康的な朝食:大切なのはバランス

Healthy Breakfasts for Kids: It's All About Balance

08/03/2021

https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/healthy-breakfasts-kids-its-all-about-balance

健康的な朝食は子供たちにとって必須で、1日を元気に過ごすのに役立つもので、この記事とビデオで健康的な朝食のヒントを紹介する。

 

[ヘルスカナダ]薬物使用専門委員会からの助言への保健大臣の声明

Statement from the Minister of Health on Recommendations from the Expert Task Force on Substance Use

August 13, 2021

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2021/08/statement-from-the-minister-of-health-on-recommendations-from-the-expert-task-force-on-substance-use.html

COVID-19パンデミックは現在進行中の薬物過剰使用危機を悪化させ、最近のオピオイド過剰使用死亡全国データとモデル予想は、全国の地域のこの公衆衛生上の危機の影響を示した。カナダ人があまりにも多くオピオイド過剰使用で死亡している。政府はもっと命を救う努力をすべきだ。

薬物使用専門委員会が二つの報告書を提出した。私はこれらに感謝し助言を生かして次の薬物政策を作る

死亡者等は以下

Opioid- and Stimulant-related Harms in Canada

June 2021

https://health-infobase.canada.ca/substance-related-harms/opioids-stimulants/

 

[Defra]政府は世界を主導するフカヒレ取引禁止を導入

Government to introduce world-leading ban on shark fin trade

15 August 2021

https://www.gov.uk/government/news/government-to-introduce-world-leading-ban-on-shark-fin-trade

英国はフカヒレとそれを含む製品の輸出入を禁止するだろう

・サメの保全のために取り外された鰭の輸出入を禁止する

・取引禁止は缶詰フカヒレスープを含むフカヒレ製品に拡大

・絶滅危惧と乱獲されている種にはアオザメ(shortfin mako)とヨシキリザメ(blue shark)を含む

 

その他

-がんのいわゆる代替療法(SCAM(詐欺))

So-called alternative medicine (SCAM) for cancer

14 August 2021

https://edzardernst.com/2021/08/so-called-alternative-medicine-scam-for-cancer/

Edzard Ernst先生の新しい本の紹介

特にがん患者を狙った代替療法について

出版社のサイト

So-Called Alternative Medicine (SCAM) for Cancer

https://www.springer.com/jp/book/9783030741570

(現在電子書籍のみ)

 

-あなたの食卓のNASA:食品とメタンが出会うところ

NASA at your table: Where food meets methane

13-AUG-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/925362

NASAのプレスリリース

世界のメタン排出の約1/4は農業で、その多くは畜産、次いで田んぼ

 

-Natureニュース

COVIDは我々にパンデミック準備について何を教えたか?

Has COVID taught us anything about pandemic preparedness?

13 August 2021  Amy Maxmen

https://www.nature.com/articles/d41586-021-02217-y

研究者は次の世界的アウトブレイクを予防する計画は現在の苦境を悪化させた失敗を考慮していないと警告する

各国がCOVID-19パンデミックコントロールに苦慮する中、科学者は他のウイルスのアウトブレイクは避けられないと警告する。歴史が明確に示している。次のアウトブレイクを避けられると考えることは稲妻が森林火災を引き起こすのを止めるような現実性である。「パンデミックを予防するのは可能ではないだろうから備えることが重要である」と韓国パスツール研究所のYoungmee Jee所長は言う。

疫学者やバイオセキュリティと公衆衛生の研究者らは少なくとも20年間備え計画をしてきた。中核は主に病原体を検出するサーベイランス、拡散を知るためのデータ収集とモデリング、公衆衛生ガイドラインとコミュニケーションの改善、治療法とワクチンの開発である。これらに政府や民間が資金をつぎ込んできた。研究者らはこれら計画を試験し不足を評価してきた。それでもCOVID-19は想定より準備が足りなかったことを明らかにした。そして一部の科学者がイライラするのは次のパンデミックへの準備がこれまで通りであることである。「この失敗したやり方を単に繰り返すことはできない」とDavid Fidlerはいう。「人々は同じことをしようとしていて、何故これらがみんな上手くいかなかったのかを問わない」。

新しい準備計画が世界中で形を作りはじめる中、Natureは一ダース以上の研究者にどうすればより良いシステムができるか、何を変えるべきか取材した。

(以下略。不平等を解決する必要があるけれど難しすぎるから後回しになっていて「洗練された数学」でゴミのようなデータを扱う、ことが続くのだろう)

 

-コンシューマーラボ

関節の健康サプリメントレビュー(グルコサミン、コンドロイチン、MSM、ボスウェリア、コラーゲン、ターメリック)

Joint Health Supplements Review (Glucosamine, Chondroitin, MSM, Boswellia, Collagen and Turmeric)

08/14/2024

https://www.consumerlab.com/reviews/review-glucosamine-chondroitin-msm-boswellia-supplements/jointsupplements/

いくつかの製品は表示されている量が含まれない-たった1.8%から55.2%まで

 

日焼け止めに入っている、どの化合物を心配すべき

Which compounds in sunscreen should I be concerned about?

Written by Tod Cooperman, M.D. Tod Cooperman, M.D.

Initially Posted: 08/13/2021

https://www.consumerlab.com/answers/cancer-causing-compounds-benzene-benzophenone-in-sunscreen/carcinogens-sunscreen/

日焼け止めに含まれる少なくとも二つの化合物-ベンゼンとベンゾフェノンが発がん性がある。しかしこれらはラベルに表示されていない、それらは製造工程で混入あるいはできる。

我々はベンゼンが検出された製品のリストを集めた。ベンゾフェノンの避け方を知るには会員になって。

(そういう商売なので。必要な情報はFDAで十分)

 

-ニューヨーク市のワクチン義務はレストランにとって新しい課題

New York City vaccine mandate presents new challenges for restaurants

Amelia Lucas  AUG 15 2021

https://www.cnbc.com/2021/08/15/new-york-city-vaccine-mandate-presents-new-challenges-for-restaurants.html

・ニューヨーク市は米国の大都市で初めて、月曜日から屋内で食事をするのにワクチン証明を要求する

・レストランの運営者はスタッフに義務の執行に関する訓練など新しい課題に直面する

・この方針はレストランの従業員の健康と顧客の安心感に役立つだろう

 

-Cahill博士とMs. Hydeの奇妙な事例

The Strange Case of Dr. Cahill and Ms. Hyde

Jonathan Jarry M.Sc. | 13 Aug 2021

https://www.mcgill.ca/oss/article/covid-19-health/strange-case-dr-cahill-and-ms-hyde

Dolores Cahill教授の科学履歴は彼女のCOVID-19についての虚偽の主張を正当化する。彼女のデマ拡散運動は、学問の自由はどこまでいくのかの疑問を提示する

University College Dublin医学部の免疫学で学位をとった終身在職権のある教授Dolores Cahill教授はCOVID-19についての有害なデマを広めている専門家や医療職集団のうちの一人である。彼らの反対活動は学問の自由と学問的厳密さの二つの競合する考えの間の摩擦を生んでいる。

Cahill教授はつい最近まで医学部一年生の「科学、医学、社会」の授業をしていて、パンデミック初期からCOVID-19とワクチンについて間違った主張を続けていて決して間違いを修正しない。彼女はビタミンC、D、亜鉛でCOVID-19が予防できると主張し、最も有効な治療薬としてヒドロキシクロロキンを勧め、マスクは酸素不足になると主張しワクチン接種は殺人罪だという。彼女の学問的科学的地位が信用を与えるため、学生たちが学長に彼女の主張の間違いを指摘する33ページの文書を提出するに至った。Cahill教授は生命医学の正式の研究者でMax Planck分子遺伝学研究所で何年も働き多くの委員会や理事会の委員を務めアイルランド政府の科学評議会の委員も務めた。皮肉なことに科学の完全性の分野でも活動していた。そうした背景はCOVID否定論と真逆である。彼女はパンデミックの前と後で全く違っている。

彼女の勤める大学はCOVID-19の見解については彼女と距離をとるものの、学問の自由を理由に対応しない。大学の教授は、それがどんなに有害であっても、好きなことを言うことができるのだろうか?

(以下学問の自由を巡る考察。差別的発言ではクビにするのに、ヒトを殺す可能性のあるデマはOKなんだ。)

 

-自然医学団体はナチュロパスに、予防接種について自分の車線に留まるよう警告

Natural medicine body urges naturopaths to stay in their lane over vaccinations

ABC South West Vic Posted Tue 10 Aug 2021

https://www.abc.net.au/news/2021-08-10/covid-anti-vax-naturopath/100365020

オーストラリア伝統医学会(ATMS)は、認証プラクティショナーに対し、学んでいないワクチンについては投稿せず、自分たちの職分を守るよう言う。

この警告はビクトリアのナチュロパスが、過去二週間以内にCOVID-19予防接種を受けた人は来店禁止と言って科学や医学の専門家が嘘だと暴いた主張を放送したことから出された。ATMSの理事Christine Popeは、問題のナチュロパスは代替医療部門の「辺縁」であり業界を代表するものでは無いという。「この種のコメントは業務範疇外である。自然医学支援団体として、予防接種に関するコメントは我々の仕事ではない。我々は公衆衛生の専門家では無い。しかし公衆衛生上の観点からは予防接種は最良の選択肢である」

 

-COVIDライブ更新:約18000人の警官と1800人の航空方面隊員がロックダウン執行のためシドニーの通りをパトロールしている

COVID live updates: Almost 18,000 police, 1,800 ADF members patrolling Sydney streets to enforce lockdown

By Alexis Moran

https://www.abc.net.au/news/2021-08-16/covid-live-blog-nsw-coronavirus-regional-lockdown-cases/100378580

一晩で500以上の健康命令違反を発行した

メルボルンは午後9時から午前5時まで夜間外出禁止

メルボルンのロックダウンは2週間延期

 

-ビクトリア警察はCOVID-19ロックダウン中にメルボルンで婚約パーティーに数十人が集まっている動画を送られる

Victoria Police sent video showing dozens at Melbourne engagement party amid COVID-19 lockdown

https://www.abc.net.au/news/2021-08-16/victoria-police-investigates-engagement-party-covid-breach/100379308

この集まりに関係した女性と息子のCOVID-19陽性が確認されている

ABCが取材したこの集まりの主催者は、この出来事が公になってから家族が死の脅迫を受けているという

有名ユダヤ人が多数参加していたためユダヤ住民評議会がほとんどのユダヤ人は規則を守っていると言う

Daniel Andrewsビクトリア州知事は週末にたくさんの集会が行われたことにフラストレーションを表明している

(パーティーの参加者に告発者がいる?感染者が少なければ社会の受容できるリスクも少ないまま、なのだろう。受容リスクレベルを最後に決めるのはそれぞれの社会なので、どのへんに落ち着くのかは日本でもまだわからない。いつものことだけれど一番大事なことが一番決めにくい。ただ極端にその他多くの国と違うと大変そうだ、とは思う。)