2021-08-17

[HK] 食物環境衛生署及び保健省はCOVID-19で陽性を示した輸入魚及びその包装のサンプルを追跡する

FEHD and DH follow up on samples of imported fish and its packaging surface tested positive for COVID-19

13 Aug 2021

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20210813_8838.html

食物環境衛生署(FEHD)の食品安全センター(CFS)は、昨日、保健省(DH)の健康保護センター(CHP)から、輸入魚とその包装のサンプルが予防的検査で初めてCOVID-19ウイルス陽性であったと、本日(8月13日)発表した。インドネシア産冷蔵ポムフレ魚(シマガツオ、マナガツオ)の表面と包装サンプルを10個採取した結果、2つのポムフレ魚の表面サンプルと1つの包装サンプルから低量のCOVID-19ウイルスの陽性反応が検出された。この魚を扱った魚店と市場は昨夜洗浄と殺菌を行った。この結果を受けてCFSは香港に輸入される冷凍食品と包装のサンプリング検査を強化し、魚を扱った可能性のある個人の同定や疫学評価などを行い、汚染製品を触った9人を隔離した。

これまで新型コロナウイルスの検査は14000検体以上の食品とその包装で行われていて陽性だったのは上述の魚が初めてである

(一部のみ、掃除中の写真が掲載されている)

 

[HK] 違反

包装えび麺のサンプルから基準値超過の保存料が検出され、食品表示規則に違反

Prepackaged shrimp noodles sample detected with excessive preservative and in breach of food labelling regulation

Thursday, August 12, 2021

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20210812_8835.html

定期的な食品サーベイランスにおいてオンラインで販売されているえび麺のサンプルから二酸化硫黄が基準値20 ppmを超える52 ppmが含まれていた。また、食品ラベルに添加物の機能分類と名称の記載がなかった。

 

[MPI] ニュージーランド産及び製造のカボチャミルクがアジアで販売される

New Zealand grown and manufactured Kabochamilk heading for Asian market

16 August 2021

https://www.mpi.govt.nz/news/media-releases/new-zealand-grown-and-manufactured-kabochamilk-heading-for-asian-market/

 ニュージーランド産のセイヨウカボチャから作られた植物性ミルクが、アジアで販売される。

(日本。https://www.kabochamilk.com/ )

 

[ヘルスカナダ] 修正通知:澱粉から糖およびデキストリンを製造する際に、Trichoderma reesei (RF7206 株)由来リゾホスホリパーゼの使用を可能にするため、食品酵素の許可リストを変更

Notice of Modification to the List of Permitted Food Enzymes to Enable the Use of Lysophospholipase from Trichoderma reesei RF7206 in the Production of Sugars and Dextrins from Starch

2021-08-12

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/food-nutrition/public-involvement-partnerships/notice-modification-list-permitted-food-enzymes-lysophospholipase-production-sugars-dextrins-starch.html

ヘルスカナダの食品局はデキストリン、デキストロース、フルクトースシロップ及び固形物、グルコース(グルコースシロップ)、グルコース固形物(ドライグルコースシロップ)または麦芽糖の製造に使用される澱粉に、Trichoderma reesei (RF7206 株)由来のリゾホスホリパーゼを使用の承認を求める食品添加物の申請について、市販前安全性評価を完了した。食品酵素許可リストが修正され、2021年8月10日より使用可能になる。

 

[CFIA] カナダ政府は魚介類製品の船から皿までのトレーサビリティーに関する協議を開始する

Government of Canada launches consultation on boat-to-plate traceability for fish and seafood products

2021-08-13

https://www.canada.ca/en/food-inspection-agency/news/2021/08/government-of-canada-launches-consultation-on-boat-to-plate-traceability-for-fish-and-seafood-products.html

カナダ食品検査庁(CFIA)は、カナダ農務農産食品省(AAFC)及びカナダ漁業海洋省とともに、カナダにおける魚介類の船から皿までのトレーサビリティを強化するための提案の開発に役立つ討議文書の協議を開始する。

https://inspection.canada.ca/about-cfia/transparency/consultations-and-engagement/boat-to-plate-traceability/eng/1628693711852/1628693855123

 

[FSAI] リコール

-Carte D'or ストロベリーアイスクリームの一部に未承認の農薬であるエチレンオキシドの混入のためリコール

Recall of Certain Batches of Carte D'or Strawberry Ice Cream due to the Presence of the Unauthorised Pesticide Ethylene Oxide

Friday, 13 August 2021

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/carte_dor_strawberry_ice_cream.html

英国産Carte D'or ストロベリーアイスクリームの一部は使用された食品添加物のローカストビーンガム(E410)に未承認の農薬のエチレンオキシドが含まれているため、リコール。製品写真有り。

 

-True Natural Goodness オーガニックターメリックパウダーの一部に未承認の農薬であるエチレンオキシドの混入のためリコール

Recall of Batches of True Natural Goodness Organic Turmeric Powder due to the Presence of the Unauthorised Pesticide Ethylene Oxide

Friday, 13 August 2021

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/true_natural_goodness_turmeric_powder.html

インド産True Natural Goodness オーガニックターメリックパウダーに未承認の農薬のエチレンオキシドが含まれているため、リコール。製品写真有り。

 

-エチレンオキシドの反応生成物である2-クロロエタノールの混入のためSeven Seas Omega-3 and Immunity 30 Day Duo Packをリコール

Recall of Batches of Seven Seas Omega-3 and Immunity 30 Day Duo Pack due to the Presence of 2-Chloroethanol, a Recognised Reaction Product of Ethylene Oxide

Friday, 13 August 2021

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/seven_seas_omega_3_immunity.html

P&G UK Limitedは、エチレンオキシドの反応生成物として認識されている2-クロロエタノールが含まれているため、Seven Seas Omega-3 & Immunity 30 Day Duo Packをリコール。製品写真有り。

 

[FDA]リコール

-Wet Noses Natural Dog Treat Company社はビタミンD濃度の上昇によりSimply Nourishブランドの冷凍ドッグフードを自主的リコール

Wet Noses Natural Dog Treat Company® Voluntarily Recalls Simply Nourish Brand Frozen Dog Food Due to Elevated Levels of Vitamin D

August 13, 2021

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/wet-noses-natural-dog-treat-companyr-voluntarily-recalls-simply-nourish-brand-frozen-dog-food-due

Wet Noses Natural Dog Treat Companyは、ビタミンDの濃度が高いため、Simply Nourishブランドの冷凍ドッグフード約51,000包装をリコール。

 

-Pfizer はN-ニトロソ-バレニクリン含有のためCHANTIX® (Varenicline) (禁煙治療薬)の4ロットを追加し、全国で自主的にリコールを拡大する

Pfizer Expands Voluntary Nationwide Recall to include Four Additional Lots of CHANTIX® (varenicline) Tablets Due to N- Nitroso Varenicline Content

August 16, 2021

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/pfizer-expands-voluntary-nationwide-recall-include-four-additional-lots-chantixr-varenicline-tablets

Pfizer社は、CHANTIX® (Varenicline) (禁煙治療薬)にニトロソアミンであるN-ニトロソ-バレニクリンが自社の定めた1日摂取許容量(ADI)レベルを超えて検出され、リコールの追加をした。

 

-Jongu 4308はHydro Pineapple Burnに表示されない成分シブトラミンが混入していたため、全国での自主的リコールを発表する

Jongu 4308 Issues Voluntary Nationwide Recall of Hydro Pineapple Burn Due to the Presence of Undeclared Sibutramine

August 11, 2021

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/jongu-4308-issues-voluntary-nationwide-recall-hydro-pineapple-burn-due-presence-undeclared

Jongu 4308はFDAによる製品中のシブトラミンの検出により、すべてのHydro Pineapple Burnを全国で自主的リコールしている。製品写真あり。

 

-168 Express Ltdはゼリー製品を窒息の危険性があるとしてリコール

168 Express Ltd recalls various Jelly products because of a choking hazard

13 August 2021

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-42-2021-update-1

168 Express Ltd.は、複数のゼリーカップ製品に、喉に詰まらせる危険性があるためゼリー菓子の原材料として認められていないカラギーナン、アルギン酸ナトリウム、こんにゃくが含まれていることから、製品をリコールしている。製品情報の更新。

 

[BfR]国際BfRトレーニングは記録的数の登録

International BfR training with record number of registrations

16.08.2021

https://www.bfr.bund.de/en/press_information/2021/36/international_bfr_training_with_record_number_of_registrations-280795.html

第9回BfR食品安全に関するサマーアカデミーには世界中から約600人の専門家がバーチャルで会う

70カ国610人の、主に生物学、化学、毒性学の専門家

カリキュラム

https://www.bfr-akademie.de/media/wysiwyg/2021/BSA_2021/Curriculum_BfR_Summer_Academy.pdf

ドイツと欧州の食品安全の法的背景、リスク評価とは、食事暴露評価、抗菌剤耐性に焦点をあてた微生物リスク評価、農薬毒性評価、汚染化学物質のリスク評価、リスクコミュニケーション

 

[USDA]遺伝子組換えを使って開発した大豆の規制解除申請のための環境文書案入手可能

Availability of Draft Environmental Documents for Petition to Deregulate Soybean Developed Using Genetic Engineering

Aug 16, 2021

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2021/sa-08/ge-soybeans

BASF Corporationによる大豆シスト線虫と除草剤に耐性のGMB151大豆の環境評価案と植物病害虫リスク評価案にパブリックコメント募集

(4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD-4)とCry14Ab-1を発現する大豆)

 

論文

-合法化から2年のカナダの大麻小売り市場の変化

Changes in Canada’s cannabis retail market 2 years after legalization

16-AUG-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/925335

Drug and Alcohol Reviewに、合法化2年でのカナダの大麻小売市場の急速な拡大を記述している。合法化一ヶ月後の大麻小売店は158(10万人あたり0.5)だったが2年後は1183(10万人あたり3.7)に648%増加した。また大麻小売店は高所得地区より低所得地区に集中している。州や地方による違いもある。大麻合法化の目的-若者の有害な使用を減らし闇市場を根絶する-を達成できるかどうかはまだ評価できない。これまでのデータでは市場はまだ未熟であまり変化はない

 

-「科学否定論者との話し方」:科学否定の人と話したい人の必読書

"How to Talk to a Science Denier": A must-read for anyone who needs or wants to talk with a science denier

16-AUG-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/924898

ポスト真実POST-TRUTHの著者Lee McIntyreによる

「気候変動はでっち上げでコロナウイルスも」「ワクチンは悪い」。近頃市民の中には科学の専門性を否定し事実よりイデオロギーを好む人がいる。彼らは情報が足りないだけではなくデマを吹き込まれている。彼らは都合の良い根拠だけを選びニセ専門家を頼りにし陰謀論を信じる。そのような人に別の考えを納得してもらえるだろうか?事実を信じたくない人に事実を受け入れさせることができるだろうか?「科学否定論者との話し方:地球平面論者、気候変動否定論者、その他根拠に逆らう人たちとの対話」でLee McIntyreが誰でもできる対抗策を示し、そうすることが重要だと主張する。科学否定は人を殺すことがある。

(以下推薦文)

 

-質の高い炭水化物食品についての対話を変えよう

Shifting the dialogue on high-quality carbohydrate foods

16-AUG-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/925491

専門家は質の高い炭水化物の定義について、GIのような信頼できない指標を避けつつ微妙な差異を考慮したアプローチを提案

何十年もの間、人々は炭水化物を含む食品を多く食べることを健康的でないライフスタイルと関連付けてきた。しかしそれは単純すぎて、健康にとって問題なのは炭水化物食品のタイプと質であることが示唆されている。炭水化物の質についてはいくつかの指標があるが、あまりにも変動が大きく信頼できない。Nutrientsに新しく発表された栄養研究者グループ(QCC-SAC)はより強い、根拠のある定義の概要を提案する。

https://www.mdpi.com/2072-6643/13/8/2667/htm

(GIがダメだ、以外はそんなに明確ではない。環境影響とか生理活性物質の含有も含むとか難題のような。そして食べる人間側の問題は無視されている)

 

-ペッパー(C. annuum)拡散の歴史は世界貿易の初期の例

History of the spread of pepper (C. annuum) is an early example of global trade

16-AUG-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/925229

世界中の遺伝子バンクの数万のペッパー(Capsicum spp.)のゲノム解析を行った。

特に重要な種;世界中の食文化を変えた唐辛子Capsicum annuumが世界に広がった経路についてのより良い情報が得られた

PNAS

(唐辛子の採用が日本と韓国で違った理由は何なのだろう)

 

-政府の食生活ガイドに従うことがより持続可能な食生活の鍵、新しい英国栄養財団のレビューが強調する

Adherence to government’s Eatwell Guide key to more sustainable diets, highlights new British Nutrition Foundation review

16th August 2021

https://www.nutrition.org.uk/press-office/pressreleases/sustainable-diet.html

英国栄養財団が新しいレビュー「より健康的でより持続可能な食事:高所得国が必要な変更は?」を発表した

根拠は肉を完全に排除する必要性を示していない。卵やミルクを減らす必要性も一貫して示されていない

(最近発表されたNational Food Strategyへの反論のような形になっている)

Healthier and more sustainable diets: What changes are needed in high-income countries?

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/nbu.12518

オープンアクセス

 

その他

-食品に適した手袋は常に任に堪えているか?

Are food compliant gloves always up to the job?

By Dan Flynn on August 16, 2021

https://www.foodsafetynews.com/2021/08/are-food-compliant-gloves-always-up-to-the-job/

素手での交差汚染は食中毒によくあるが、「食品用」手袋はどのくらいより良いのか?

FDAの手袋規制を遙かに超えた安全性検査「フィンガープリント解析」をしているEagle Protectの最高責任者Steve Ardaghは市販の手袋の欠陥を知っていてその知識を広めている。また手袋トレーサビリティも推進している。

(手袋見ることが増えたので手袋そのものもだけれど使い方も気になる。アルコール消毒と相性が悪い)

 

-GMOアイスクリームが市場に押し寄せる;メーカーはそれがGMO由来であることを隠している

GMO ice cream rushed to market; maker hides that it is GMO-derived

Published: July 14, 2021 By Ken Roseboro

https://non-gmoreport.com/articles/gmo-ice-cream-rushed-to-market-maker-hides-that-it-is-gmo-derived/

Urgent Companyが最近遺伝子組換え合成生物学を利用したBrave Robotアイスクリームを発表した。しかしウェブサイトではこの製品はGMOを含まないと言う。これは遺伝子組換え微生物を使って香料や乳タンパク質のような物質を作る技術を使っている。最もよく知られている例がImpossible Burgerに使われている「ヘム」である。

これらはNon-GMOプロジェクトの基準ではGMOである。

Brave Robotアイスクリームは店頭では「植物」アイスクリームと説明されている。しかし乳タンパク質を含むため、乳アレルギーのある人にはアレルギー反応を誘発する可能性がある。

(注:この発表は反GMOオーガニック団体からのもの。遺伝子組換え微生物を使って作った酵素や物質を利用したものは一般的にGMOとは表示されない、EUでも。酵素パワーの○○とか日用品にも普通に使われているのでそれを排除するのは相当な過激派。Non-GMOプロジェクトは塩とか水にNon-GMOシールを貼ってお金をとる団体。動物の福祉と環境保護のための技術が反GMOとオーガニックに対立する構図。それとは別にアレルギー表示の問題がある。豆乳のように乳タンパクを含まないものに乳の文字を使う場合もあるので誤解されないような表示は結構難しい。国産とかGMとかよりアレルギー表示を大きく目立たせることが安全上重要なのに「消費者の要望で」どんどん追いやられる。)

 

-TGAは米国の研究を追ってオーストラリアの日焼け止めの発がん物質を検査する

TGA tests Australian sunscreens for cancer-causing chemicals following US studies

Anthony Piovesan  AUGUST 17, 2021

https://www.news.com.au/lifestyle/health/tga-tests-australian-sunscreens-for-cancercausing-chemicals-following-us-studies/news-story/34c435fe62796617f8600b0a220f55d3

米国での調査で日焼け止めから発がん物質ベンゼンとベンゾフェノンが検出されたのを受けて、TGAはオーストラリアで販売されている製品を調べるという。結果はTGAのウェブサイトに掲載される

TGAによって認可された日焼け止めは安全で皮膚がん予防に有効であることについては圧倒的根拠がある。毎年約2000人のオーストラリア人が皮膚がんで死亡しているため、日焼け止めを使うことは重要であり続ける

 

-世界の食糧生産のどのくらいが受粉媒介者に依存している?

How much of the world’s food production is dependent on pollinators?

by Hannah Ritchie August 02, 2021

https://ourworldindata.org/pollinator-dependence

要約

多くの受粉媒介昆虫集団-ミツバチ、狩り蜂、蝶-が減少している。多くの作物が受粉媒介者に依存していてそのことが将来の食料への懸念となっている。

作物のうちの3/4は幾分かは受粉媒介者に依存しているが、世界の作物生産量では1/3である。これは最も生産量の多い作物の多くが(穀物のような主食作物)全く彼らに依存しないからである。

受粉媒介者に完全に依存している作物はごく僅かである。もし受粉媒介昆虫が消滅したら、多くは収量が減るだろうが、完全に無くなることはない。これを考慮すると、受粉媒介昆虫が消失した場合、高所得国では作物の生産量は約5%、低から中所得国では約8%程度減るだろう。

(ミツバチが減ったら世界が終わる!わけではないという話)

 

-Phil Hammond博士:科学者はもっと優しくなるべきで、Covidについてお互い攻撃しあうのを止めよう

Dr Phil Hammond: Scientists should be kinder and stop attacking each other over Covid

August 16, 2021

https://inews.co.uk/news/dr-phil-hammond-scientists-should-be-kinder-and-stop-attacking-each-other-over-covid-1150090

過去18ヶ月、私はPrivate Eyeの医学担当としてパンデミックのことばかり書いてきた

豊かで、島国で、世界的科学者と公衆衛生専門家がいる英国は、もっと良い対応ができたはずだろうか?人々から尋ねられるが、Covidは全ての比較可能な国に同じような負担となっている。ワクチンは入院と死亡を大幅に減らしたが、初期に厳しい抑制対策をとった国でも今はワクチンなしでデルタ株に苦労している。

「科学に従え」は、あなたが従うべき科学を知っている時にのみ役に立つ。ロックダウンに根拠に基づくバイブルはなく、マスク研究は穴だらけで検査追跡隔離は無症状の人がこれだけ多く食べる間もなくやる必要がある場合には困難である。ウイルスと人間の行動の両方を予測するのは極めて困難なのに英国政府はこの間違いから学んだ様子がない。

政治においてはUターンは冷笑されるが科学では普通のことである。私は必ず間違うだろうがバランスをとうろとし思いやりを忘れないように努力する。どんな専門家も全ての答えを知っているわけではない。

こういう複雑な問題には、多くの声を聞く必要がある。科学はワクチンをもたらした、しかし科学者はいまだにソーシャルメディアでお互いを激しく攻撃し合っている。多くの人が必要以上に断言している。知性ある優しさの時間である。

(一部のみ)

 

-Covid-19を打ち負かすことは忘れよう。欧州はともに生きる準備

Forget Beating Covid-19. Europe Is Preparing to Live With It.

Jason Douglas, Eric Sylvers 

https://www.msn.com/en-us/health/medical/forget-beating-covid-19-europe-is-preparing-to-live-with-it/ar-AANnxEP?li=BBorjTa

Covid-19との戦いは欧州では長期の低強度モードに移行しつつある。ドイツ、イタリア、フランスなどはパンデミックを終わらせようとするのではなく共に生きる準備をしている。

(予防接種を学校やレストランに行く条件にするなどの制限はずっと続くだろうという記事)

 

-恐ろしいウイルスが大都市で確認されてエボラパニック-マールブルグアウトブレイクから数日後

Ebola panic as deadly virus is confirmed in major city - days after Marburg outbreak

By CIARAN MCGRATH Mon, Aug 16, 2021

https://www.express.co.uk/news/world/1477431/ebola-news-marburg-news-ivory-coast-guinea-west-africa-pandemic-world-health-organisation

コートジボワールの首都Abidjanで、25年間で初めてエボラ出血熱ウイルスが確認された。WHOが「非常に懸念される」としている。数日前にギニアでマールブルグ出血熱ウイルスアウトブレイクが確認されたばかりである

 

-(オンタリオ州)Vaughanの親はCOVID-19の症状がある子どもを保育園に送ったことで880ドルの罰金

Vaughan parent fined $880 for sending child with COVID-19 symptoms to daycare

Aug 16, 2021

https://www.cbc.ca/news/canada/toronto/vaughn-parent-fined-covid-19-daycare-1.6142610

それ以降複数の子どもがCOVID-19陽性

(保健に関する規則違反で罰金、というのが先進自由主義諸国で「普通」になっているんだけれど)