2021-09-27

[EU]RASFF2021(0919-0925)

警報通知(Alert Notifications)

スペイン産パプリカ粉末のオクラトキシンA、トルコ産ローカストビーンガムの未承認物質エチレンオキシド、中国産乾燥海藻のヨウ素高含有、産出国不明新規食品CBD食品サプリメントのテトラヒドロカンナビノール(THC)の危険量、ベルギー産ブロッコリーのジメトエートおよびオメトエート、ドイツ産ベーキングミックスに使用されるナイジェリア産ゴマ種子の2-クロロエタノール、米国産食品サプリメントの水銀、チェコ共和国産ヒラタケ入りオオアザミのお粥の鉛高含有、ドイツ産オオバコの殻の未承認物質2-クロロエタノール、オランダ産有機ピーナッツバターのアフラトキシン

注意喚起情報(information for attention)

韓国産冷凍メカジキの限度を超えた水銀、トルコ産レモンのクロルピリホス-メチル、スペイン産解凍マグロロインのアスコルビン酸E300高含有、インド産ドラムスティック(モリンガ)のモノクロトホスの最大限度超過、トルコ産レモンのクロルピリホス及びプロクロラズの最大限度超過、フランス産チルドビーフのオキシテトラサイクリン、エクアドル産バナナのクロルピリホスの最大残留量超過、スペイン産解凍マグロの水銀、ドイツ産有機リンゴジュースのパツリン、インド産皮をむいたゴマ種子の2-クロロエタノール

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産生鮮ペッパーのホルメタネート、中国産台所用品の一級芳香族アミンの溶出、ジョージア産ヘーゼルナッツのアフラトキシンB1及びアフラトキシン類の合計、タイ産ペッパーのシペルメトリン、ジョージア産殻付きヘーゼルナッツの法的限度を超えたアフラトキシン量、ジョージア産殻付きヘーゼルナッツのアフラトキシン、米国産粉末ピーナッツバターのアフラトキシン、インド産カレー粉のエチレンオキシド、スリランカ産チルドメカジキロインの水銀、トルコ産ピスタチオのアフラトキシン、トルコ産ピスタチオ穀粒のアフラトキシン、エジプト産オレンジの未承認物質クロルピリホス、エジプト産オレンジの未承認物質クロルピリホス、イラン産ピスタチオ穀粒のアフラトキシン、ジョージア産ヘーゼルナッツのアフラトキシンB1及びアフラトキシン類の合計、トルコ産生鮮ザクロのクロルピリホス・アセタミプリド・プロピコナゾール、ジョージア産ヘーゼルナッツのアフラトキシンB1及びアフラトキシン類の合計、ジョージア産ヘーゼルナッツのアフラトキシン

 

[EU]査察報告

デンマーク-牛乳と乳製品

Denmark 2021-7181-Milk and dairy products

14/09/2021

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4411

2021年5月3日~6月11日までデンマークで実施した、牛乳と乳製品の安全性に関する公的管理システムを評価するための査察の結果。COVID-19により現場での検証や評価はなく、文書や管理記録のレビューに基づく。公的管理機関は明確に指定され、様々なレベル間の効果的なコミュニケーションフローや協力ツールがある。乳製品事業者の登録/承認手順は適切に実行されているが、認可施設の承認プロセスや承認レビューには矛盾がある。乳製品企業は定期的に効果的な公式管理を受けており、生乳の管理は一般的に満足できる状況である。2~3の違反事例が一貫してフォローアップを受けており、生乳の基準が適切に施行されていることを保証していない。牛以外の動物種の生乳基準の検査は同じ頻度で遵守されているか確認されていない。

 

[EFSA]意見等

-公開会議―食用糖類の耐容上限摂取量に関する科学的意見案

Public meeting - draft scientific opinion on tolerable upper intake level for dietary sugars

2021/09/24

https://www.youtube.com/watch?v=EOqlV8V5PBE

YouTube動画

 

-グリホサート:EFSAとECHAは意見募集を開始した

Glyphosate: EFSA and ECHA launch consultations

23 September 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/news/glyphosate-efsa-and-echa-launch-consultations

EFSAと欧州化学庁(ECHA)はグリホサートの最初の科学的評価に関する並行意見募集を開始した。このパブリックコメント募集は60日間行われ、全ての利害関係者の貢献が推奨されている。

この並行して行われる意見募集で、EFSAはグリホサートの更新評価報告書に関するフィードバックを集める。ECHAの募集は統一分類及び表示報告書に関するものである。

本日意見募集のために出された最初の科学的評価はどちらも、フランス、ハンガリー、オランダ及びスウェーデンの国家管轄機関で構成される、グリホサートに関する評価グループ(AGG)が作成した。

EFSAと ECHAは透明性を高め、市民と利害関係者を両機関の仕事にできるだけ近づけようと努力している。全ての利害関係者は関連するコメントや科学的情報及びデータを提出することで意見募集に貢献するよう奨励されている。意見募集は60日間ずっと開かれ、この2機関のウェブサイト閉鎖後に全てのコメントが発表される。

意見募集後、各機関はそれぞれのプロセスへの関連するコメントを照合する。統一分類プロセスのために、グリホサートの評価グループとECHAのリスク評価委員会(RAC)は提出されたコメントとデータを検討する。RACが分類・表示・包装(CLP)規則でグリホサートの分類に関する意見を作成する際に、これらの検討事項は先に進められる。

化学物質の分類は物質のハザード特性にのみ基づいており、その物質の使用や暴露の可能性は考慮されない。暴露はEFSAが主導するプロセス、農薬有効成分のリスク評価の一部と見なされている。

グリホサートは現在、2017年のECHAによる評価の前後に、重篤な目の損傷を起こすものとして、また長期間効果が持続する水生生物への毒性として統一分類となっている。生殖細胞の変異原性、発がん性あるいは生殖毒性の分類は必要ないと思われた。 AGGによる最初の科学的評価は既存の分類の変更を推奨しない。

EFSAはグリホサートの分類に関するECHAのRAC意見の結果をピアレビューの中で考慮し、2022年後半に作業を最終化する予定である。その後、欧州委員会はEU27カ国のリスク管理者と共に、EUのグリホサートの使用承認を更新するかどうか決める予定である。

背景

グリホサートは植物保護製品(PPPs)に広く使用されている化学物質である。グリホサートベースのPPPs―すなわち、グリホサートを含む製剤、製剤補助剤及び他の化学物質―は栽培作物と張り合う雑草を防除するために農業や園芸で主に使用されている。

欧州委員会は2017年にグリホサートに5年間の承認を与えた。現在2022年12月15日までEUで使用が承認されている。これは、各製品が安全性評価後に各EU加盟国の国立管轄機関により認可されていることを条件として、その日までPPPsの有効成分として使用できることを意味する。

パブリックコメント募集に参加するには、このリンクをフォローしてください。

 

-各種作物のフルチアニルの輸入トレランスの設定

Setting of import tolerances for flutianil in various crops

EFSA Journal 2021;19(9):6840 24 September 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6840

(理由付き意見)

 

[BfR]BfRコロナモニター

BfR-Corona-Monitor | 14–15 September 2021

https://www.bfr.bund.de/cm/349/210914-bfr-corona-monitor-en.pdf

3Gルール(イベントや映画館などに行く場合予防接種済み・回復者・検査済みのどれかでなければならない)の支持率高い

 

[RIVM]報告書等

-クライシスコミュニケーションは一瞬から次の瞬間に変わる

Crisis communication changes from one moment to the next

09/21/2021

https://www.rivm.nl/en/news/crisis-communication-changes-from-one-moment-to-the-next

RIVMの研究者Marion de Vriesは9月24日金曜日に彼女の論文について、クライシスコミュニケーション、危機の時のメディアの役割、人々の危機の認識、に絞って主張する

危機の際には健康リスクとその緩和策についての明確で信頼できる情報が必要である。PhD研究においてMarion de VriesはRIVMが関与した三つの健康危機について検討した。COVID-19、W型髄膜炎菌性疾患、人工芝のゴムチップ、である。

 

-オランダの天然イオン化放射線への暴露

Exposure to natural sources of ionising radiation in the Netherlands

17-09-2021

https://www.rivm.nl/publicaties/blootstelling-aan-natuurlijke-bronnen-van-ioniserende-straling-in-nederland

全ての人が一日中放射線に暴露されている。RIVMは現在わかっているオランダの天然放射線についてまとめた。

主な由来は土壌中、土壌に由来する建材中、宇宙由来の放射性核種である。またコンクリートやレンガや石こうのような建材はラドンやトロンのような放射性気体も放出する。ラドンとトロンは自宅での最大の放射線源で、肺がんリスクを増やす。

天然の放射線源の多くについて我々ができることはほとんどないが、自宅の放射線は減らせる

 

[IARC]第6回世界がん研究デー:がんへの戦いの進歩をともに導く

Sixth edition of World Cancer Research Day: Driving progress against cancer, together

24 September 2021

https://iarc.who.int/wp-content/uploads/2021/09/pr302_E.pdf

9月24日は世界がん研究デー

World Cancer Research Day

https://www.worldcancerresearchday.com/

 

[ProMED]大麻中毒-アイルランド:子ども、大麻入りキャンディ

Cannabis poisoning - Ireland: children, cannabis-infused candy

2021-09-21

https://promedmail.org/promed-post/?id=8692639

Date: Tue 21 Sep 2021 Source: TheJournal.ie [edited]

今年初めの8週間にダブリンの病院で6人の小さい子どもが事故で大麻中毒になり、医師が食べられる大麻による子どもたちへの公衆衛生上の脅威が増加していることを警告。

新しい研究(以下に記載)では10才未満の子どもの事故による大麻製品使用に関連する急性脳症や呼吸抑制、低血圧が増加している。Irish Medical Journalに発表された研究では6人の子どもの症例を記述している

Mattimoe C, Conlon E, Ni Siochain D, et al. Edible Cannabis Toxicity in Young Children; An Emergent Serious Public Health Threat. Ir Med J. 2021; 114(8): P446; http://imj.ie/edible-cannabis-toxicity-in-young-children-an-emergent-serious-public-health-threat/.

 

[ProMED]Haff病-ブラジル:(第3報)(バイア)魚摂取疑い

Haff disease - Brazil: (03) (BA) fish consumption susp

2021-09-20

https://promedmail.org/promed-post/?id=8689848

Date: Sun 19 Sep 2021 Source: Play Crazy Game [abridged, edited]

バイアで新たに3例のHaff病が確認された。州保健部によると、報告されたのは21、退院3、他2例が調査中。新たな患者の詳細は不明。

 

[EVIRA]英国のEU離脱は獣医国境コントロールの未処理を増やした

Brexit cause of backlog on veterinary border control

September 17/2021

https://www.ruokavirasto.fi/en/about-us/uutiset/brexit-cause-of-backlog-on-veterinary-border-control/

英国のEU離脱後、英国から輸入される動物や動物由来食品やその他動物由来製品は国境で監視が必要となった。フィンランドでは監視の数が多くなりそのため未処理が引き起こされた

(書類ちゃんと揃えろと怒っている)

 

[ASA]広告における環境クレームと問題の規制についてのASAの声明

ASA statement on the regulation of environmental claims and issues in advertising

23 Sep 2021

https://www.asa.org.uk/news/asa-statement-on-the-regulation-of-environmental-claims-and-issues-in-advertising.html

ASAは政府が新しい野心的な目標を設定したことと破滅的な気候変動を避けるための課題の大きさがますます明確になってきたため、広告、さらには広告規制が、合意された目標に向かって協力する必要があることを認識する。

今年この重要な問題に焦点を合わせる理由には8月のIPCC再診報告書の結論もある。その報告では人間活動が気候変動の加速に明確に責任があると結論し、ゼロエミッション到達の重要性を強調する。

そのため我々は今年初めに開始したプロジェクトの一環として、この重要な問題についての我々の規制をレビューした。我々のレビューはASAが既に環境に関する主張(クレーム)について出してきた何十年もの規制を足場とする。

本日ASAはレビューの第一段階の結果から以下の決定をしたことを発表する:

・第一に、今年後半に姉妹団体の広告実務委員会が、広告が環境に関して誤解を招くことがなく社会的に責任あるものとなるよう企業が従うべき基本原則を設定した広告ガイダンスを発行する。

・二番目に、気候変動委員会が同定した炭素削減優先分野から始めて特別テーマの一連の審査を行う。それには航空機、車、廃棄物、動物由来食品、暖房が含まれる。まずエネルギー、暖房、輸送から始める。それから2022年春には廃棄物(リサイクル/リサイクル可能、生分解/コンポスト可能、プラスチック代用品といったクレーム)、そして肉ベースの、及び他の形の食品の持続可能性問題に取り組む

・三つ目はこの秋からカーボンニュートラルやネットゼロクレームについての消費者の理解に関する研究を委託する

 

新しく気候変動と環境クレームについてのページを作った

Our work on Climate Change and Environmental Claims

https://www.asa.org.uk/general/climate-change-and-environmental-claims.html

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 172-21

​​​​27 September 2021

https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/Notification%20Circular%20172-21.aspx

意見募集

・乳児用調整乳意見募集ペーパー3-規制枠組みと定義

認可と閣僚会議通知

・Yarrowia lipolytica​由来ステビオール配糖体

その他

卵と卵製品の一次生産と加工基準見直しについての情報募集

 

[WHO]子どもたちがCOVID-19の間に希望を失わないようにするのに役立つ新しいお話の本

New storybook to help children stay hopeful during COVID-19

24 September 2021

https://www.who.int/news/item/24-09-2021-new-storybook-to-help-children-stay-hopeful-during-covid-19

親、先生、医療専門家向けリソース

6-11才向け

(希望はワクチンがいきわたって学校が再開して友達に会えること)

 

[USDA]フロリダのフェレットにCOVID-19確認

Confirmation of COVID-19 in Ferret in Florida

Sep 24, 2021

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2021/sa-09/covid-ferret

国の獣医サービスラボ(NVSL)が咳やくしゃみの症状のあるフェレットの検体からSARS-CoV-2を検出した。ヒトから感染したと考えられている

 

論文

-持続可能性基準は効果的にフードシステムの課題を緩和できるか?

Can sustainability standards effectively mitigate food system challenges?

23-SEP-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/929453

作物や家畜生産の持続可能性と認定基準の現状をまとめた。民間団体や政府、NGOなどがいろいろな基準を設定して認定している。最も有名なのがレインフォレスト・アライアンス、オーガニック、フェアトレードである 。特にコーヒーとココアで基準が広まっているのでこの作物を集中して調べた。その結果ほとんどの研究は特定の側面に集中していてより大きな環境影響を評価していなかった。認証による農家の収入増は認証コストで相殺されていて農法を変えると収量が低下し農薬を使えないと労働を多く必要とした。状況によっては認証が現状を悪化させる。Nature Food

 

-SCIENCE VOLUME 373|ISSUE 6562|24 SEP 2021

ヒトゲノム特別号

ヒトゲノムが発表されてから20年、遺伝学は進歩したがいまだ個人の遺伝によるゲノムが加齢や複雑な疾患にどう寄与するのか、単一遺伝子疾患ですら予想できていない。さらにデノボ変異がますます多くの疾患に関与すると提案されることが増えてきた。

生物学が公衆衛生と出会う、優生学の教訓、全ての新生児のゲノム配列を決定する試み、など

 

-The Lancetエディトリアル

COVID-19: 相互依存する世界として学ぶ

COVID-19: learning as an interdependent world

VOLUME 398, ISSUE 10306, P1105, SEPTEMBER 25, 2021

パンデミックの扱いはますます政治化し、多くの公衆衛生上の決定が科学の代わりに党派の分裂による。それが科学と政府の両方への人々の信頼を毀損している。例えばアメリカのワクチン躊躇はこれまでにない政治的分断によって大きな問題になっている。フランス、イタリア、米国で、議論は個人の自由と市民を守ろうとする政府の権力の対立についての民主主義の試金石になっている。米国では売電大統領がワクチン躊躇対策としてこれまでで最も厳しいワクチン義務を課した。この米国のパラドックスは科学大国が如何にして混沌に陥ることがあるのかを示す。

COVID-19は世界中に拡大し続けている。科学者も最善のワクチン展開アプローチについては意見がわかれ、国によって相当な違いがある

パンデミックを終結させるには世界的なワクチン接種が最良であるが平等な配分は恐ろしく遅い。世界的には57億回のワクチンが投与されたがアフリカではたった2%の人しか接種していない

(一部のみ)

 

- The Lancetワールドレポート

WHOは野心的な新しい空気の質ガイドラインを導入

WHO introduces ambitious new air quality guidelines

Talha Burki

WORLD REPORT| VOLUME 398, ISSUE 10306, P1117, SEPTEMBER 25, 2021

専門家の厳しい規制値の呼びかけは「極めてチャレンジング」であるが、公衆衛生への大きな影響がある可能性がある。

WHOの世界の空気の質についての更新ガイドラインはほとんど全ての指標で2005年のものより相当低い値を推奨し、多くの国でこれら多くを数十年以内に達成するのは実質的に不可能であろう。重要なことはその方向に向けて動き出すことだ。

(基本的に何かを燃やすことはしない、になる。空気の質にとってはエネルギー源は原子力による電気が最適解になり、自宅で火を使って料理するのは最小限にするのが良いということに。)

 

SMC UK

-肉製品の亜硝酸をレスベラトロールを含む植物製品で代用し、大腸がんリスクの指標としてNニトロソ化合物を調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at replacement of nitrite in meat products by plant products including resveratrol, and N-nitroso compounds as a measure of colorectal cancer risk

SEPTEMBER 21, 2021

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-replacement-of-nitrite-in-meat-products-by-plant-products-including-resveratrol-and-n-nitroso-compounds-as-a-measure-of-colorectal-cancer-risk/

Molecular Nutrition and Food Researchに肉製品の亜硝酸を植物製品で代用してNニトロソ化合物を調べた研究が発表された

Aston大学医学部栄養と根拠に基づく医療の指導者で登録栄養士Duane Mellor博士

レスベラトロールを含むイタドリ抽出物を使ってソーセージやベーコンを作ることで亜硝酸を使うより健康的かもしれないことは良いことだ。しかしベーコンとソーセージの塩と脂肪は変わらないので健康上望ましいものだとはまだ言えない

 

-乳脂肪摂取のバイオマーカーとCVDと全原因での死亡率のコホート研究とレビューへの専門家の反応

expert reaction to cohort study and review on biomarkers of dairy fat intake, CVD and all-cause mortality

SEPTEMBER 21, 2021

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-cohort-study-and-review-on-biomarkers-of-dairy-fat-intake-cvd-and-all-cause-mortality/

PLOS Medicineに発表された研究が乳脂肪摂取のバイオマーカーと心血管系疾患と全原因での死亡率を調べた

Aston大学医学部栄養と根拠に基づく医療の指導者で登録栄養士Duane Mellor博士

これはスウェーデンの60才以上の人の血中奇数鎖長脂肪を指標に乳摂取を測定して心疾患と死亡リスクを評価した興味深い研究である。直接乳製品摂取を測定してはいないがこの特定の脂肪酸は乳製品摂取と関連することが報告されている。全体として乳製品摂取は心疾患リスクを下げる可能性を示唆する。おそらく乳脂肪の影響については人々にもっと明確にするべき時期だろう。

Reading大学食品栄養健康研究所長フードチェーン栄養教授Ian Givens教授

広い意味でこの研究はこれまでのミルクや乳製品とCVDリスクの関連についての研究を支持する。著者の言うように、乳製品のリスクは食品の種類による。論文はさらなる研究が必要であると正しく述べている

 

-英国医務主任の水のフッ素添加についての声明への専門家の反応

expert reaction to statement from the UK Chief Medical Officers on Water Fluoridation

SEPTEMBER 23, 2021

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-statement-from-the-uk-chief-medical-officers-on-water-fluoridation/

英国医務主任が水のフッ素添加は英国の虫歯を減らし口腔衛生不平等を改善する効果的公衆衛生介入であることを示唆する声明を発表した

Birmingham大学歯科公衆衛生上級講師John Morris博士

我々は水のフッ素添加には国際的には75年、イングランドでは約60年の経験がある。さらにフッ素添加と同程度のフッ素が天然に含まれる水が提供されている地域がある。口腔衛生上のベネフィットの根拠は強い。

COVID-19パンデミックで再認識したように、公衆衛生対策にはしっかりした科学に基づかないコメントが集まりがちである

(長いコメント一部のみ)

Glasgow大学歯科公衆衛生教授で歯科研究部長David Conway博士

この声明をおおいに支持する

Cranfield大学水研究所客員教授John Fawell教授

フッ素添加に相当な利益があるのは明確である

 

-環境化学物質とそれらが「肥満を促進する」かどうかについての学会発表への専門家の反応

expert reaction to conference presentation about environmental chemicals and whether they are ‘obesity-promoting’

SEPTEMBER 24, 2021

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-conference-presentation-about-environmental-chemicals-and-whether-they-are-obesity-promoting/

第59回欧州小児内分泌学会で発表された要旨が、肥満促進化合物(obesogen)暴露を調べ、より強力な規制を要求する

Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授

学会組織委員会はTrasande教授が言おうとすることの適切な要旨を提供していないので意味のあるコメントをするのは極めて困難である。

Glasgow大学獣医科学教育上級講師Michelle Bellingham博士

現在ある種の化合物が体重を制御するホルモン系に干渉する可能性についての根拠がたくさんあり、このいわゆる肥満促進性内分泌攪乱物質(EDC)の役割を認識する時期である。

Trasande博士は世界的に有名な内分泌攪乱物質研究分野のリーダーでいくつかの大規模ヒト集団研究を発表している。ヒト研究ではEDC暴露と効果の因果関係を証明するのは困難で、生物学的妥当性と統計的有意は必ずしも関連していないことに注意する必要がある

Premier研究所生物統計上級部長Adam Jacobs博士

Trasande博士の発表は新しいデータは一つもなく既存文献のレビューだった。文献では一部のフタル酸とビスフェノールと体重に統計的有意な弱い関連がたまに見つかっていたが結果は一貫しない。フタル酸とビスフェノールが肥満の原因だという仮説は面白いがしっかりしたデータに支えられたものでは無い。

 

SMC NZ

-ロックダウンを終わらせるには「極めて高い」予防接種率が必要

‘Very high’ vaccination rate needed to end lockdowns – Expert Reaction

23 September 2021

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2021/09/23/very-high-vaccination-rate-needed-to-end-lockdowns-expert-reaction/

新しいモデリング論文がニュージーランドは人口の90%に予防接種すればロックダウンは必要ないだろうと言う。

論文の著者はそれにマスクや集会制限が残るだろうという

以下コメント略。とにかく接種率をあげるべきとの意見多数

その中で紹介されていた報告書

The first year of Covid-19:Initial outcomes of our collective care for low-income children

in Aotearoa New Zealand

https://www.cpag.org.nz/assets/CPAG_2021_1st_year_of_Covid_Initial_outcomes_of_our_collective_care_for_low_income_children_in_Aotearoa_NZ.pdf

最初のロックダウンから1年の影響

もともと不利な状況だった人たちの状態がさらに悪化し、格差が拡大した

 

-オークランドレベル3に移行

Auckland moves to Level 3 – Expert Reaction

Published: 20 September 2021

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2021/09/20/auckland-moves-to-level-3-expert-reaction/

水曜日にオークランドはアラートレベル3に移行、残りはレベル2のまま

新しく感染者が見られた地域は「レベル4環境」を作るための特別暫定的制限

6人の専門家の意見

完全封じ込めできていないレベルでの制限緩和はリスクがあるが住民が疲れているのでしかたない、といった意見。失敗すればオーストラリアのようになるだろうと。

 

その他

-米国とEUが福島からの輸入規則を緩和

U.S and EU ease Fukushima import rules

By Joe Whitworth on September 24, 2021

https://www.foodsafetynews.com/2021/09/u-s-and-eu-ease-fukushima-import-rules/

FDAは輸入警告を解除、EUは規制改定

(放射能関連。中身はともかく画像がひどい)

 

-カリフォルニアの乳業が2019年以降4回目の未殺菌ミルクのリコール命令

California dairy ordered to recall raw milk for fourth time since 2019

By Coral Beach on September 24, 2021

https://www.foodsafetynews.com/2021/09/california-dairy-ordered-to-recall-raw-milk-for-fourth-time-since-2019/

Valley Milk Simply Bottledが販売した未殺菌ミルクがCampylobacter jejuniの量が多いためリコール命令。2019年、2020年、2021年8月に続いて4回目

(ナチュラル教の信者が支えるカルトみたいになっている)

 

-コンシューマーラボ

製品レビュー:コリンとレシチンサプリメントレビュー(ホスファチジルコリン、CDP-コリン、 Alpha-GPC含む)

Choline and Lecithin Supplements Review (Including Phosphatidylcholine, CDP-Choline, and Alpha-GPC)

09/24/2021

https://www.consumerlab.com/reviews/choline-review/choline/

ほとんどの製品は品質検査に合格。価格は100mgあたり2セントから58セントまで

 

-CRISPR革命:高血圧と闘うゲノム編集トマトが日本デビュー

CRISPR Revolution: Hypertension-Fighting, Gene-Edited Tomatoes Debut In Japan

By Cameron English — September 24, 2021

https://www.acsh.org/news/2021/09/24/crispr-revolution-hypertension-fighting-gene-edited-tomatoes-debut-japan-15827

日本の消費者がCRISPRで編集された高血圧予防に役立つトマトを入手できるようになった。これが世界中の小売店で多くのゲノム編集製品を見るようになる始まりであることを期待する

9月15日にSanatech Seedが開発・販売するゲノム編集トマトが日本の消費者の注文を受け付け始めた。反GMO団体がこれに対して根拠のない疑いで反応している。英国の活動団体GM Watchはこれについて以下のように言う:

GABAという鎮静作用のある物質を高濃度含むよう操作されたトマトが、何の安全性審査もなく消費者の権利活動家の反対の中、日本で販売を認められた

GM Watchは安全性が調べられていないと主張するだけではなく、GABAはサプリメントを買えばいいのでトマトの方が高いと言う。彼らの主張を簡単に見てみる。

検査されていない?

簡単に言うと必要以上の余分な「安全性検査」はされていない

高価?

ほとんどの新製品は最初は安くはないがやがて値段は下がる。これもそうなるだろう。

誰がトマトを必要とする?

GM Watchは「GABAを含むナチュラルな食品を食べればいい」と言うが世界中の人々が入手できるわけではない。また日本の消費者はこのトマトを買うよう強制されているわけではない。新しいトマトは購入できる選択肢のうちの一つに過ぎない。

(GM Watchのウェブサイトでは買った研究者が値段が高いと驚いているツイートを紹介しているのだけれど、この人。

https://bsw3.naist.jp/nakajima/blog2021/20210924151943.html

ゲノム編集でなくてもシシリアンルージュは高い)

 

-化学物質過敏症の原因に迫る

Zeroing in on the Cause of Multiple Chemical Sensitivity

Jonathan Jarry M.Sc. | 25 Sep 2021

https://www.mcgill.ca/oss/article/health/zeroing-cause-multiple-chemical-sensitivity

病気の原因として微量の化学物質が非難されてきたが、新しい根拠の包括的調査はそれが不安であることを指摘

科学はしばしばあなたが望むような答えを出さない。あなたは謎の現象の原因を知っていると思っているかもしれないが、よく調べるとあなたの考えが否定されて思わぬ方向に向かわせる。現実の方が仮説より強い。

化学物質過敏症(MCS)は、正しく適用された場合科学が解決できるこうした謎の現象の一つである(注:MCSは特発性環境不耐症IEIというより大きな名称で呼ばれる場合がある)。簡潔に言うと、それは多くの人が問題無いような微量の化学物質に一部の人が申し立てる苦情のことである。例えば香水、エアフレッシュナー、塗料、においのある製品である。それは症候群で、一連の症状が一緒におこるがその症状は医療の専門家にとっては大きなフラストレーションであり、しばしば非特異的で原因はいくつらでも考えられるものである。例えば疲労、頭痛、なんとなく健康でない感じ、など。可能性のある症状には全身の臓器が含まれる。

患者が非特異的症状で病院に行って一連の検査をしても何もないとイライラの原因になる。患者は考える「症状があるのに医者はどうして原因がわからないのか?」。そのため例え間違っていたり嘘であっても診断が下されると安心する。診断がつけば同じ診断された人と出会うことができ支援や解決法が提供される。

私がMCSを取り上げたのは、この夏の初めに何が原因かについての膨大な報告書(フランス語のみ)が発表されたからである。800ページ以上のこの報告書はMCSの教科書と言える。委託したのはケベック保健社会福祉省で、カナダでこの問題が大きいからである。カナダのMCS患者は他の国より多く、ケベックの公衆衛生庁INSPQはこの問題についての4000以上の論文や文献をまとめた。私はこの素晴らしい作業に敬意を表したい。

MCSが最初に記述されたのは1956年で、科学者はそれについて多くの仮説を研究してきた。遺伝子や神経学、免疫系、嗅覚、酸化的ストレス、精神の身体影響など。

この840ページの報告書ではこれまでのMCSについての知識をまとめ、原因が極微量の化学物質ではなく、不安疾患の一種であると結論した

(長い記事一部のみ

報告書は

Syndrome de sensibilité chimique multiple, une approche intégrative pour identifier les mécanismes physiopathologiques

29 juin 2021

https://www.inspq.qc.ca/publications/2729