2022-02-25

[EU]査察報告

チェコ共和国―動物の副産物(ABP)および由来製品(DP)の公的管理

Czech Republic 2021-7209―Official controls on animal by-products (ABP) and derived products (DP)

14/01/2022

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4442

2021年9月6~17日に実施した、動物の副産物および由来製品の適切な取り扱い、使用、廃棄に関する公的管理を評価するためのチェコ共和国のリモート査察結果。概して、公的管理は適切に実施されており、ECやEUの規則への準拠を検証するのに十分である。

 

[EFSA]意見等

-ネコ用炭酸ランタン八水和物からなる飼料添加物の安全性と有効性(Porus GmbH)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of lanthanum carbonate octahydrate (Lanthan One) for cats (Porus GmbH)

EFSA Journal 2022;20(2):7168 24 February 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7168

(科学的意見)

 

-全ての動物種に使用するためのイランイランノキCananga odorata (Lam.) Hook.f. & Thomsonの花のエッセンシャルオイル(イランイランオイル)からなる飼料添加物の安全性と有効性(FEFANA asbl)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of an essential oil from the flowers of Cananga odorata (Lam.) Hook.f. & Thomson (ylang ylang oil) for use in all animal species (FEFANA asbl)

EFSA Journal 2022;20(2):7159 24 February 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7159

(科学的意見)

 

-認可更新のための全ての動物種用Lentilactobacillus buchneri (以前は Lactobacillus buchneri) DSM 12856株からなる飼料添加物の有効性(Lactosan GmbH & Co KG)

Assessment of the feed additive consisting of Lentilactobacillus buchneri (formerly Lactobacillus buchneri) DSM 12856 for all animal species for the renewal of its authorisation (Lactosan GmbH & Co KG)

EFSA Journal 2022;20(2):7148 24 February 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7148

(科学的意見)

 

-全ての陸生動物種用Escherichia coli DSM 32731株で生産したゼアラレノン加水分解酵素からなる飼料添加物の安全性と有効性(Biomin GmbH)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of zearalenone hydrolase produced by Escherichia coli DSM 32731 for all terrestrial animal species (Biomin GmbH)

EFSA Journal 2022;20(2):7157 24 February 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7157

(科学的意見)

 

-サケ、マス用アスタキサンチン豊富なPhaffia rhodozymaからなる飼料添加物の安全性と有効性(Igene Biotechnology, Inc.)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of astaxanthin‐rich Phaffia rhodozyma for salmon and trout (Igene Biotechnology, Inc.)

EFSA Journal 2022;20(2):7161 24 February 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7161

(科学的意見)

 

-産卵段階まで肥育や育成するための家禽種用クエン酸第二鉄キレート(CI‐FER™)からなる飼料添加物の安全性と有効性(Akeso Biomedical, Inc.)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of ferric citrate chelate (CI‐FER™) for poultry species for fattening or reared up to the point of lay (Akeso Biomedical, Inc.)

EFSA Journal 2022;20(2):7155 23 February 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7155

(科学的意見)

 

-肥育用七面鳥に使用するためのナイカルバジン(Coxar®)からなる飼料添加物の有効性(Huvepharma N.V.)

Efficacy of a feed additive consisting of nicarbazin (Coxar®) for use in turkeys for fattening (Huvepharma N.V.)

EFSA Journal 2022;20(2):7162 23 February 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7162

(科学的意見)

 

-すべての動物種用Escherichia coli CCTCC M2020321株で生産したl-バリンからなる飼料添加物の安全性と有効性(Kempex Holland BV)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of l‐valine produced by Escherichia coli CCTCC M2020321 for all animal species (Kempex Holland BV)

EFSA Journal 2022;20(2):7163  23 February 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7163

(科学的意見)

 

-食品と接触する物質プラスチックに使用するナノ沈降炭酸カルシウムの安全性評価

Safety assessment of the substance nano precipitated calcium carbonate for use in plastic food contact materials

EFSA Journal 2022;20(2):7135  23 February 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7135

(科学的意見)

食品と接触する物質・酵素及び加工助剤に関するEFSAのパネル(CEP)は、粒子サイズの範囲■■■■■、平均値■■■■■であるFCM物質No. 1087「ナノ沈降炭酸カルシウム」の安全性を評価した。この物質は酸性食品と接触する全てのプラスチックに最大5%で、その他全ての種類の食品と接触するのに最大40%で、充填剤として使用することを意図している。この物質で作られた素材は室温以下で長期保存することを意図している。この炭酸カルシウムの粒子形状はシミュレーションされた胃の状態で急速に溶解したため、粒子に関するEFSAのガイダンス-技術要件(2021)に従って、ナノ形態の粒子の評価は必要なく、従来のリスク評価で十分である。ナノ形態ではない炭酸カルシウムは、特定移行量制限なくプラスチックFCM(FCM No. 21)での使用や、食品添加物(E 170)としての使用が認可されている。この物質を40%含む低密度ポリエチレン(LDPE)からの溶出は、イソオクタンと95%エタノールで0.03 mg/kg未満、10%エタノールで5.4 mg/kgだった。この物質を5%含むLDPEでは、溶出は酸性食品との接触を意図した最大量に相当する17 mg/kgだった。従ってCEPパネルは、この物質ナノ沈降炭酸カルシウムは、乳児食粉ミルクを除く全ての種類の食品の全種類のポリマーの充填剤として使用しても消費者に安全上の懸念はないと結論した。だが、パネルは、酸性食品には、全体的な溶出制限を超える可能性があると指摘した。

 

[BfR]ヨウ素、葉酸と妊娠-実践的助言

Iodine, folic acid and pregnancy - practical advice

22.02.2022

https://www.bfr.bund.de/en/press_information/2022/07/iodine__folic_acid_and_pregnancy___practical_advice-291920.html

ドイツの健康的な人々は、バランスのとれた多様な食事をしていれば通常食品サプリメントは必要ない。妊婦と授乳中の女性は例外である:ヨウ素と葉酸塩/葉酸の十分な供給を確保するために、医師会やドイツ栄養学会はサプリメントによる追加摂取を勧めている。これは特に、すでに妊娠を計画している場合の葉酸に当てはまる。だが、多くの女性は摂取開始が遅すぎるか全く摂取していない。「ヨウ素や葉酸塩/葉酸の重要性についての知見を知らせ、欠乏症の症状や過剰投与を避けることに関しては、妊娠の全ての側面に関する医学的助言が極めて重要である」とBfR副長官Tanja Schwerdtle医学博士は述べている。この重要な課題で医療従事者を支援するために、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)はファクトシート「ヨウ素、葉酸塩/葉酸と妊娠-医師への情報」を更新した。

 

ファクトシート「ヨウ素、葉酸塩/葉酸と妊娠-医師への情報」(ドイツ語)

https://www.bfr.bund.de/cm/350/jod-folat-folsaeure-und-schwangerschaft.pdf

PDF-File (481.5 KB)

 

妊婦、授乳中の女性、妊娠を希望する女性に医学的な助言や支援を提供する際には、栄養に関連行動や特別な栄養要件を考慮することが重要である。妊娠中の影響を受けやすい段階では、ヨウ素や葉酸塩/葉酸の十分な供給が特に重要である。そのため、母親や(生まれる前の)子供の健康のために、ヨウ素や葉酸塩/葉酸の重要性についての情報は、妊娠を計画している女性、妊婦、授乳中の女性に提供される医学的助言に不可欠でなければならない。新しく発表したBfRのファクトシートは医師の日常業務の支援を目的としている。この更新版はヨウ素や葉酸塩/葉酸の不十分な供給の原因、結果、リスクグループについて、また供給を改善するための対策についての情報を提供している。背景となる知見に加えて、カウンセリング業務のためのツールを提供している:個別のヨウ素関連歴についての質問リスト、妊娠前や妊娠中の葉酸塩の要件を達成するための具体的な助言など。

ロベルト・コッホ研究所(RKI)の全国健康調査のデータによると、調査した成人の約30%と子供と青年の約44%はヨウ素摂取量が不十分なリスクがある。妊娠可能年齢の女性ではこのリスクは特に高い。子供の身体的および精神的発達に微量元素は必須なので、特に妊婦や授乳中の女性には十分なヨウ素の供給が重要である。そのためドイツでは、妊婦や授乳中の女性は、事前の医療相談後に、一日あたり100(最大150)マイクログラムのヨウ素を含むサプリメントを取るよう助言される。

葉酸塩の場合は、RKIのデータから一般成人集団は十分なビタミンが供給されていることが示された。だが、妊娠可能年齢の女性の大多数は、先天性欠損症(神経管欠損)のリスクを減らすために世界保健機関(WHO)が推奨する血中葉酸濃度に達していない。神経管欠損は子供の健康に重大な影響を伴い、生涯にわたる障害に関連する可能性がある。神経管欠損のリスクを減らすために、妊娠を望む女性には、葉酸の豊富な食事に加えて、少なくとも妊娠前4週間と妊娠中の最初の3ヶ月間、毎日タブレット状の400マイクログラムの葉酸を補完するよう助言する。

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

2022.2.11〜2022.2.17

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43248

2022.2.4〜2022.2.10

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43247

 

[MFDS]食薬処、輸入産サネブトナツメの実と種の真偽確認のための企画検査結果

輸入流通安全課など 2022-02-22

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46168

□ 食品医薬品安全処は食品や漢方薬として輸入される農・林産物であるサネブトナツメ(Zizyphus jujuba)の実と種の真偽確認のための企画収去検査を実施した結果、6業者が輸入した7件でインドナツメ(Zizyphus mauritiana)の遺伝子が確認され「輸入食品安全管理特別法」違反で行政処分して回収・廃棄する。

食薬処は一部業者が食品や漢方薬に使用できないインドナツメをサネブトナツメとして輸入して薬品市場などに流通させているという情報を入手して、輸入サネブトナツメを第一次企画調査対象に選定し6業者9件に対して真偽確認検査(遺伝子分析法)を実施した。

○ 収去検査の結果、製品中にインドナツメの遺伝子が確認された7製品(添付参照)に対しては回収・廃棄措置して、インドナツメ製品を輸入した営業者に対しては偽りの輸入申告した行為、食品として使用できない原料の販売行為で行政処分する。

□ 一方、食薬処はインドナツメを輸入段階から阻止するために、食品や漢方薬として輸入されるサネブトナツメに対して、今年から毎輸入時に真偽確認検査と官能検査(起源、性状など)など通関検査を強化実施している。

○ 参考に、サネブトナツメは中国とミャンマーから輸入されており、2021年基準としてサネブトナツメ輸入量は中国産42 t、ミャンマー山208 tである。

※ (’19) 143 t → (’20) 185 t(▲29%) → (’21) 250 t(▲35%)

<添付> 回収対象製品

 

[MFDS]食薬処長、健康脆弱階層(生活習慣病患者、高齢層)対象オーダーメード型メニューと栄養管理政策方向について議論

食生活栄養安全政策課 2022-02-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46148

□ 食品医薬品安全処は高血圧・糖尿病など生活習慣病患者*と高齢者の健康状態を考慮したメニュー・栄養管理製品の開発とサービス活性化支援方案を論議するために、各分野の専門家**と共に2月16日に懇談会を持った。

* 高血圧、糖尿病などの病気発生に食習慣などが影響を及ぼす疾患群で、過去には成人病と呼ばれ名称変更

** 医療、スマートヘルスケア、食品栄養、給食分野など

○ 今回の懇談会では▲製品開発の必要性、▲サービスの現況と展望、▲食品製造・販売とサービスの活性化支援方案などを論議した。

□ 食薬処長は、「生活習慣別患者と高齢者向けのオーダーメード型メニューと栄養管理サービスは「治療(Cure)から予防管理(Care)」に健康・栄養政策のパラダイムをシフトし、医療費など社会コスト削減に貢献することを期待する」と述べた。

<添付>  懇談会の概要

 

[MFDS] [報道参考] 食品安全国で皆さんの大切な意見を聞きます

統合食品データ企画課2022-02-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46147

□ 食品医薬品安全処は食品安全情報を一箇所に集めて提供する食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr)を改善するために、「2022年食品安全国対国民需要調査」を2月16日から28日まで実施して使用者の意見を取りまとめる。

○ 「2022年食品安全国対国民需要調査」参加方法は、食品安全国の通知(ポップアップウィンドウ)を選択した後、アンケートに参加すれば、選択されたアイデア提案者には所定のプレゼントを贈呈する計画である。

<添付>  2022食品安全国対国民需要調査ポスター

 

[MFDS]食薬処長、ヒト中心の有害物質管理中長期政策方向について議論

危害予防政策課2022-02-11

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46136

食品医薬品安全処は、多様な製品と環境を経て私たちの体に入ってくる有害物質を、ヒト中心に総量を管理する中長期政策方向について論議するため、「有害物質リスク評価」 専門家とともに2月11日ソウル大学保健大学院で懇談会を開催した。

○ 今回の懇談会では、▲統合リスク評価*と生活製品安全管理を連携する中長期目標および推進戦略、▲ヒト中心の有害物質管理体系に移行することに伴う国民疎通方案などについて論議した。

*「人体適用製品のリスク評価に関する法律」によって多様な製品と環境を経て、私たちの体に入ってくる有害物質のリスクを科学的根拠に基づいて総合的に検証

- 特に「有害物質統合リスク評価」結果を、国民とよくコミュニケーションすることができる方法、学界・関係部処と協力体系を強化する方法について集中論議した。

□ 食薬処長は、この日の懇談会で「これまでは製品群別に有害物質のリスクを評価したが、これからはヒト中心のリスク評価に移行する出発点から第一歩を踏み出した」とし、「これから統合リスク評価制度が安着するように最善を尽くす」と述べた。

○ 同時に「今回の懇談会で得られた大切な政策提言に基づいて有害物質リスク評価を体系的に施行する基本計画(‘23〜’27年)を樹立すること」と述べ「学界専門家たちも積極的な関心と参加を望む」と強調した。

<添付> 懇談会の概要

 

[MFDS]すべて同じハイガイ(Tegillarca)ではない! ハイガイ類の簡単な区別法

農水産物安全政策課 2022-02-11

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46135

□ 食品医薬品安全処は国民が冬季、コシが強い食感を好んで食べるハイガイ類(ハイガイ、サルボオガイ、アカガイ)について、区別する方法と安全に摂取する方法などを説明する。

○ ハイガイ類は高タンパク・低脂肪・低カロリーのアルカリ性食品で、ビタミンAとビタミンB群が豊富で必須アミノ酸とカルシウムも多く、成長期の子供の健康にも良く、鉄分が多くて貧血予防にも良い。

□ 市場で流通するハイガイ類は大きく「ハイガイ」、「サルボオガイ」、「アカガイ」の3種で、全て石貝科に属する貝の一種である。

○ ハイガイ類は貝殻のうね(放射肋)の模様が瓦屋根に似ていることから「瓦壟子(ガリョウシ)」とも呼ばれ、全羅南道汝自湾沿岸地域が最大の生産地。

○ ハイガイ類は丸い扇形模様で貝殻表面の綿毛の有無、うね(放射肋)の個数と形態などで外見上区別が可能であり、大きさはハイガイが一番小さくて、サルボオガイ、アカガイの順序である。

(見分け方詳細略)

<添付>

1.ハイガイ類の生産過程及び生産量

2.ハイガイ類の区別法カードニュース

 

[MFDS]乾燥した冬季、毛髪・肌健康関連不当広告に注意してください!

サイバー調査団 2022-02-10

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46133

□ 食品医薬品安全処はオンラインサイトで食品・健康機能食品を販売時、「毛髪」、「肌健康」などと広告を出した413件に対して不当広告の有無を集中点検した結果、「食品等の表示・広告に関する法律」を違反した208件を摘発して、広告の停止と行政処分を要請した。

○ 今回の点検は乾燥した冬季に毛髪・肌健康に対する関心が増加することで、病気予防・治療に効能・効果があるという不当広告などによる消費者被害を予防するために、12月17日から27日まで実施した。

□ 主な違反内容は、▲病気予防・治療に対する効能・効果広告158件(75.9%)、▲一般食品を健康機能食品と誤認・混同させる広告38件(18.3%)、▲偽・誇大広告5件(2.4%)、▲消費者を欺瞞する広告5件(2.4%)、▲一般食品などを医薬品と誤認・混同させる広告1件(0.5%)、▲健康機能食品であるのに事前に審議を受けた内容と違う広告1件(0.5%)である。

□ 食薬処は、医師、薬剤師、食品・栄養学教授、消費者団体専門家などで構成された「民間広告検証団*」を運営しており、今回摘発された不当広告に対して諮問した。

* 民間広告検証団:食品などに対して医学的効能、病気・治療などを標榜する不当な表示・広告を検証するために専門家51人で構成(ダイエット、個人衛生・病気治療、健康増進など3分科)

○ 検証団は「脱毛に効果があると知られた一部食品原料が、むしろ特定医薬品の治療効果を半減させたり逆効果を発生させる場合があるので、科学的に検証されていない食事補充療法に依存するよりは、症状初期から専門医と相談することが必要だ」とし、「食品を購買するとき「脱毛予防」など不当な広告に惑わされないこと」と強調した。

□ 食薬処は今後も国民的関心が高い製品に対するオンライン上の不当広告掲示物に対するモニタリングを持続的に強化して、不法行為に対しては厳重装置する。

<添付>

1.不当広告の主な事例

2.健康な肌・毛髪の管理方法(カードニュース)

 

[FSA]3月のFSA理事会ペーパーが発表される

FSA Board meeting papers published for March 2022

24 February 2022

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/fsa-board-meeting-papers-published-for-march-2022

FSA理事会が3月9日開催される。FSAの戦略、福島からの輸入、科学評議会議長の年次報告、リスク分析プロセスの年次レビュー等について。

 

FSA理事会資料 福島原子力発電所事故後の日本からの食品輸入に関する 2016/6遺残規制のレビュー

Review of Retained Regulation 2016/6 on Importing Food from Japan Following the Fukushima Nuclear Accident

https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/FSA%2022-03-07%20-%20Fukushima%20import%20controls.pdf

FSAのリスクアナリシスの結果に基づき、食品安全確保のために強化サンプリングと輸入規制は最早必要ないことに合意することを要請されている

2021年12月10日から2022年2月11日まで行われたパブリックコメント募集の結果、意見は8件でそれは提案に矛盾や反対する根拠を提供するものではなかった

寄せられた意見についてはANNEX Bに記載

食品事業者3件、港湾保健当局1件、一般4件(うち1人日本在住)

事業者と当局は提案支持、一般は日本政府が信頼できないとの意見であるが根拠は提示されなかった。処理水の海洋放出への懸念を表明した意見もあったが処理水の放出が放射性セシウムの濃度を有意に上げることは想定されない

(ほとんど関心もたれてないんだ。)

 

[FSA]FSAは国家行動計画の継続に伴い、英国ラム肉と七面鳥肉の小売店における初の抗菌剤耐性調査を発表

FSA publishes first AMR survey of UK retail lamb and turkey meat as National Action Plan continues

24 February 2022

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/fsa-publishes-first-amr-survey-of-uk-retail-lamb-and-turkey-meat-as-national-action-plan-continues

2020年10月から2021年2月の間に英国で小売販売されたラム肉と七面鳥肉から、細菌中の特定の抗菌剤耐性(AMR)を検査した結果の報告。

https://www.food.gov.uk/research/antimicrobial-resistance/survey-of-antimicrobial-resistance-amr-bacteria-in-lamb-and-turkey-meat-on-retail-sale-in-the-uk

 

[FSA]FSAはすべての新規食品事業者に地方当局への登録を促すキャンペーンを開始する

FSA launches campaign to encourage all new food businesses to register with their Local Authority

24 February 2022

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/fsa-launches-campaign-to-encourage-all-new-food-businesses-to-register-with-their-local-authority

パンデミック時に新規食品事業者が増加したことを受け、本日、すべての新規食品事業者に地方当局への登録を呼びかけるキャンペーンを開始する。

 

[FSA]COVID-19 消費者研究

The COVID-19 Consumer research

24 February 2022

https://www.food.gov.uk/research/behaviour-and-perception/the-covid-19-consumer-research

FSA はパンデミック時の主要な食品リスクに関する消費者の経験と行動をモニターするための研究を実施した。

2022年2月要約報告書掲載

COVID-19 consumer tracker survey

Summary report (Waves 1 – 19)

February 2022

https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/COVID-19%20consumer%20tracker%20survey%20summary%20report%20-%20waves%201%20to%2019.pdf

 

[FSA]FSAブログ

-予防的アレルゲン表示-含まれるかもしれないに意見募集

Precautionary allergen labelling - The May Contain Consultation

Ben Rayner, Team Leader - Food Hypersensitivity, Posted on:22 February 2022

https://food.blog.gov.uk/2022/02/22/precautionary-allergen-labelling-the-may-contain-consultation/

予防的アレルゲン情報についての意見募集が残り3週間になり、事業者や業界からの情報提供を求める

 

-長官の関係者向け情報更新―学校のレベルアップと健康的食事

Chair's stakeholder update - Levelling up and healthy eating in schools

Professor Susan Jebb, FSA Chair, Posted on:23 February 2022

https://food.blog.gov.uk/2022/02/23/chairs-stakeholder-update-levelling-up-and-healthy-eating-in-schools/

FSA長官Susan Jebb教授がレベルアップ白書と学校での健康的食事、北アイルランドとウェールズの食戦略へのFSA支援について議論

 

[FSAI]安全でない濃度のデルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(THC)が含まれていたため、GreenHeart CBDオイルをリコール

Recall of GreenHeart CBD Oils due to the Presence of Unsafe Levels of Delta‐9‐tetrahydrocannabinol (THC)

Wednesday, 23 February 2022

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/greenheart_cbd_oil.html

安全でない濃度のデルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(THC)が含まれていたため、 アイルランド産GreenHeart CBD オイルをリコール。製品写真有り。

 

[FDA]農業バイオテクノロジー

Agricultural Biotechnology

02/17/2022

https://www.fda.gov/food/consumers/agricultural-biotechnology

遺伝子組み換え製品に関する情報更新。

 

[FDA]リコール

乾燥プラムリコール情報

Dried Plums Recall Information

February 24, 2022

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/dried-plums-recall-information

Alli & Rose LLC社はコストコホールセールで販売される乾燥プラムSnak Yardが、鉛に汚染されている可能性があるとしてリコールする。製品写真あり。

 

[FDA]警告文書

-Ulrich Farms

FEBRUARY 07, 2022

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/ulrich-farms-622336-02072022

動物組織に違法医薬品の残留、不純品の問題。牛の腎臓組織中にアンピシリンが残留許容量の基準値は0.01 ppmを超える0.08 ppm検出される。          

 

-Patidar Trade, Inc.

JANUARY 06, 2022

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/patidar-trade-inc-619282-01062022

「外国供給業者検証プログラム(FSVP)」違反の問題。

 

-My Natural Treatment

FEBRUARY 22, 2022

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/my-natural-treatment-624734-02222022

新型コロナウイルス(COVID-19)に関連する未承認の医薬品、不正表示。タイム、ブラックシード、ユーカリ、ローズマリー及びペパーミントオイル製品を含む。

 

[HK]法令違反

-包装されたゴマ麺のサンプルの酸化防止剤が基準値超過する

Antioxidant exceeds legal limit in prepackaged sesame noodle sample

Wednesday, February 23, 2022

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20220223_9297.html

中国産包装ゴマ麺のサンプルから、基準値200 ppmを超える720 ppmの酸化防止剤ジブチルヒドロキシトルエンが検出された。

 

-包装された米麺のサンプルが栄養表示規則に違反

Prepackaged Rice Noodles sample not in compliance with nutrition label rules

Feb, 24 2022 (Thursday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20220224_9300.html

台湾産包装米麺のサンプルから、総脂質が0.3 g/100gという表示のところ0.8 g/100g検出された。

 

[SFA]エチレンオキシドの可能性のためフランス産Delissimo Saveur Crème Bruleeアイスクリームのリコール

Recall of Delissimo Saveur Crème Brulee Ice Cream from France due to possible presence of Ethylene Oxide

23 February 2022

https://www.sfa.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/sfa-media-release---recall-of-delissimo-saveur-cr%C3%A8me-brulee-ice-cream-from-france.pdf

シンガポール食品庁(SFA)は、エチレンオキシドの可能性のためフランス産Delissimo Saveur Crème Bruleeアイスクリームのリコール。製品写真有り。

 

[SFA]我々のスタークオリティ地元産物

MEET OUR STAR-QUALITY LOCAL PRODUCE

https://www.sfa.gov.sg/fromSGtoSG

魚・卵・野菜のかわいいキャラクター

 

[RIVM]オランダ北部成人の2020/2021塩とカリウム摂取。ライフラインコホートの栄養状態モニタリング

Salt and potassium intake 2020/2021 in adults from the north of the Netherlands. Monitoring the nutritional status in the Lifelines cohort

2022-02-24

https://www.rivm.nl/publicaties/zout-en-kaliuminname-2020-2021-voor-volwassenen-in-noord-nederland

オランダ北部の31-50才の男女は、2006/2007年に比べて2020/2021年塩の摂取量は13%少ない。減ったがまだ多く、推奨される1日6gを超えている

カリウム摂取量は概ね変化なし

ナトリウムとカリウムの摂取量は24時間尿で測定している。

オランダ政府は2006年以降各種減塩対策を実施している

 

[WHO]コンサルタント募集:国際鉛プロジェクト

Call for Consultant: International Lead Project

24 February 2022

https://www.who.int/news-room/articles-detail/call-for-consultant-international-lead-project

第10回国際鉛中毒予防週間(ILLPW 2022)の準備とWHOの鉛塗料根絶プロジェクト実施完了を援助するための6ヶ月のコンサルタント募集

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 191-22

25 Febraury 2022

https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/Notification%20Circular%20191-22.aspx

新規申請と提案

・GM Bacillus licheniformis 由来アルファアミラーゼ

申請取り下げ

・レバウジオシドIの酵素による生産

 

[USDA]花咲くヘンプ:畑と温室からCBDへ

Floral Hemp: From the Field and Greenhouse to CBD

Feb 24, 2022

https://www.usda.gov/media/blog/2022/02/24/floral-hemp-field-and-greenhouse-cbd

先週USDAの全国農業統計サービスが2021年の栽培面積と生産量調査結果を含む全国ヘンプ報告書を発表した。麻の花はCBDを含むサプリメントやスキンクリーム、シャンプーなどに使われて消費量復活に寄与している。麻の花からCBD等のオイルをとるには花芽の加工が必須である。花のカンナビノイド濃度は受粉すると低下するので、効率よくオイルをとるためには全ての植物が雌でなければならない

Hemp Acreage and Production Surveys

https://www.nass.usda.gov/Surveys/Guide_to_NASS_Surveys/Hemp/index.php

 

[EPA]新しい化学物質共同研究計画

New Chemicals Collaborative Research Program

https://www.epa.gov/reviewing-new-chemicals-under-toxic-substances-control-act-tsca/new-chemicals-collaborative

2022年2月にEPAはTSCA法の下での新たな化合物の市販前のレビューを近代化し革新的科学を導入する新たな努力を発表した。これにより化学物質安全性と汚染予防局(OCSPP)はEPAの研究開発局(ORD)やその他の連邦組織と新規化学物質のリスク評価実施のためのアプローチに集中した複数年にわたる共同研究計画を開発提案し実施する。

重要分野は以下を含む:

・構造的に類似した化合物のデータを使って新規化合物のリスクの可能性を決める、リードアクロスとして知られる

・現在ハードコピーとしてしか存在しない、あるいはTSCAとは異なるデータベースにしか存在しない化合物に関するデータや研究のデジタル化と集約

・化学物質の物理化学的性質や環境運命/輸送、ハザード、暴露、トキシコキネティクスなどの予測に使われているモデルの更新と拡大

・新規化学物質の評価にNAMs(新しい評価法)を取り入れる方法を探り、動物実験を減らす

・新規化合物向けの各種情報を統合した意思決定支援ツールを開発する

2022年4月20-21日にバーチャル公聴会を開催する

 

論文

-子どもたちの食品への深刻なアレルギー反応はガイドラインの変更以降安定

Serious allergic reactions to food among children stabilize since guideline changes

23-FEB-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/944175

オーストラリア乳児向け食事ガイドラインを変更してから、増加していた子どもの重症アレルギー反応は増加しなくなった。The Journal of Allergy and Clinical Immunology

Mimi Tang教授はこの研究は、乳児へのアレルギー予防と食事の与え方更新ガイドラインが集団中のアナフィラキシー頻度に測定可能な影響を与えた初めての現実世界での根拠であるという。

オーストララシア臨床免疫アレルギー学会は1991年から2007年まではアレルゲンとなる食品を与えることを「遅らせる」よう助言していて2008年には「遅らせないように」、そして2016年以降は「早期に、より頻度高く」与えるように変わった。2008年以前は毎年アナフィラキシーが増加していたが今はカーブは平坦になった。

 

-研究者らは肥満治療に患者を中心にしたアプローチを呼びかけ

Researchers call for a patient-centered approach to treating obesity

24-FEB-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/944615

食べることと体重疾患の間の偽りの二分法をなくすための協力することで全ての人が思いやりのあるケアを受けられるようにするのに役立つ、とバッファロー大学の著者らは言う

Journal of the Academy of Nutrition and Dieteticsに発表されたコメント

肥満治療と体重に関する烙印(肥満の人は意志が弱いといった)と摂食障害精神病理学は相互に排他的ではない、と結論

(肥満の人に減量を勧めたら摂食障害になるリスクがあるから止めろと言われる社会)

 

-Science, Vol 375, Issue 6583.

世界の国々がプラスチック汚染に関する世界的条約の形を作りはじめる

World’s nations start to hammer out first global treaty on plastic pollution

23 FEB 2022  BYERIK STOKSTAD

削減目標を設定し科学助言組織を作る大きな望み

UNEPが来週ナイロビで会議を開く予定

 

中国でご馳走とされる野生動物はたくさんの脅威となるウイルスを含む

Wild animals prized as delicacies in China contain a bevy of threatening viruses

17 FEB 20224:05 PMBYJON COHEN

新しい研究はエキゾチック狩猟肉取引のパンデミックリスクにスポットライトをあてる

南京農業大学の獣医師Su Shuoらのチームが18種2000以上の動物のサンプルを集め、メタゲノミクス技術を使って13のウイルス族の102種類のウイルスを同定した。Cellに発表

 

光る腫瘍マーカーがマウスがん研究に干渉して再現性の問題となっている可能性

Glowing tumor marker may interfere with cancer studies in mice, creating reproducibility problems

17 FEB 202211:00 AMBYJOCELYN KAISER

外来タンパク質への反応が免疫療法候補薬のマウス研究を複雑にする

 

その他

-コンシューマーラボ

製品レビュー アルギン酸サプリメントレビュー(逆流用)

Alginate Supplements Review (For Reflux)

02/22/2022

https://www.consumerlab.com/reviews/alginate-supplements-for-reflux/alginate/

胃食道逆流症(GERD)の症状緩和のためのアルギン酸サプリメント

調べた製品は全て表示されていたアルギン酸を含んでいたが、一製品は僅かに鉛汚染の厳しい基準を超過した

 

-有機農作物はどう崩壊して-なお決して失敗しないのか

How #organic crops can crash — and still never fail

mem_somerville

https://mem-somerville.medium.com/how-organic-crops-can-crash-and-still-never-fail-be509d7f59a0

膨大な失敗と途方もない偽装にも関わらず、人々はいまだに収量の少ない有機農業の魔法が世界を救うと考えている

最近の無数のニュースの見出しが、有機農業に変更する新ルイセンコ計画によるスリランカの恐るべきシナリオを説明している。有機農業が失敗したのはこれが初めてではなく、これまでいくつもの失敗例がある。オーガニック偽装のニュースも後を絶たない。

先進国の金持ちの大学教授と実際にエチオピアで農業をしている人のどちらに決定権があるべきだろうか?私はアフリカの農民のほうを信頼し、彼らに手枷ではなく選択肢を与えるべきだと思う

 

-イベルメクチンとCOVID-19:臨床への法的介入は患者を深刻な害に晒す

IDSA(米国感染症学会)

Ivermectin and COVID-19: Legal Intervention in Clinical Practice Exposes Patients to Serious Harm

https://www.idsociety.org/news--publications-new/articles/2022/ivermectin-and-covid-19-legal-intervention-in-clinical-practice-exposes-patients-to-serious-harm/

インフォグラフィック

https://www.idsociety.org/globalassets/idsa/public-health/covid-19/ivermectincovid19.pdf

(薬の使用を判断するのは科学であって裁判官ではない)

 

-SMC NZ

フェイズ3がパンデミック対応を一新する-専門家の反応

Phase 3 shakes up the pandemic response – Expert Reaction

24 February 2022

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2022/02/24/phase-3-shakes-up-the-pandemic-response-expert-reaction/

本日の6000以上のCovid-19患者数で、ニュージーランドのオミクロン対応は変わる

深夜にフェイズ3になると、最早濃厚接触者の隔離は要求されず主な検査法は迅速抗原検査(RATs)になる。RATsは来月から一般の人が購入でき自分の結果をオンラインで報告する

専門家の反応略

(NZのほうが日本より先にエンデミック対応になるとは)