2022-04-18

[EFSA]意見

七面鳥肥育用、七面鳥交配のための育成用、産卵鶏用、マイナー家禽種産卵用、子豚(離乳)用、マイナー豚種離乳用及び雌豚用Bacillus velezensis ATCC PTA‐6737 (Bacillus velezensis PB6)株からなる飼料添加物の安全性と有効性(Kemin Europe N.V.)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of Bacillus velezensis ATCC PTA‐6737 (Bacillus velezensis PB6) for turkeys for fattening, turkeys reared for breeding, laying hens, minor poultry species for laying, piglets (weaned), weaned minor porcine species and sows (Kemin Europe N.V.)

EFSA Journal 2022;20(4):7244 13 April 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7244

(科学的意見)

 

[EU]RASFF 2022(0410-0416)

警報通知(Alert Notifications)

アフガニスタン産リトアニア経由レーズンのオクラトキシンA、ベトナム産アジア麺のスープ粉末の2-クロロエタノール、ギニア産パーム油の未承認着色料スーダンⅢ、オランダ産飼料用ピーナッツのアフラトキシンB1、、パラグアイ産ピーナッツのアフラトキシン、フランス産小麦グルテンのエチレンオキシド(2-クロロエタノール)、パラグアイ産茶のオキシマトリン、韓国産オランダ経由乾燥海藻のヨウ素高含有、フランス産スペルト小麦のアフラトキシン、トルコ産グレープフルーツのクロルピリホス-メチル(複数あり)、

注意喚起情報(information for attention)

トルコ産ホットレッドペッパーのオクラトキシンA、中国産ルテイン粉末のPAH、セルビア産補完飼料の亜鉛高含有、フランス産乳児用ミルクの3-MCPD エステル類、トルコ産エネルギードリンクのシルデナフィルチオノ類似物、エクアドル産生鮮グリーンバナナのイマザリル及びクロルピリホス、パラグアイ産冷凍牛肉のスルファジメトキシン、ベトナム産カシューナッツのアフラトキシン、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産生鮮レモン-ラマのプロクロラズ、トルコ産生鮮ペッパーのフロニカミド、トルコ産生鮮ペッパーのアセタミプリド(複数あり)、アゼルバイジャン産ヘーゼルナッツカーネルのアフラトキシン、ボリビア産ピーナッツのアフラトキシン(複数あり)、インド産ピーナッツのアフラトキシン(複数あり)、マダガスカル産黒目豆のクロルピリホス、エジプト産殻付きピーナッツのアフラトキシン(複数あり)、パキスタン産ピュアスーパーバスマティ玄米のアフラトキシン(複数あり)、インド産ヒヨコ豆粉末の臭化物イオン(臭化メチル)、トルコ産生鮮ペッパーのアセタミプリド及びテブフェンピラド、トルコ産生鮮ペッパーのクロルピリホス-メチル及びホルメタネート塩酸塩、トルコ産生鮮ペッパーのジアフェンチウロン、トルコ産生鮮ペッパーのクロルピリホス-メチル、中国産お菓子の装飾パールの着色料サンセットイエローFCF(E110)高含有及び未承認着色料エリスロシン(E127)、アラブ首長国連邦産ピスタチオカーネルのアフラトキシン、

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

2022.4.1〜2022.4.7

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43255

 

[MFDS] [報道参考] ノコギリヤシ果実抽出物の品質管理のために基準を改善

食品基準課 2022-04-11

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46296

□ 食品医薬品安全処は健康機能食品であるノコギリヤシ果実の抽出物の品質管理のために、規格を追加する内容などを含む「健康機能食品の基準及び規格」一部改正案を4月11日行政予告する。

○ 機能性原料であるノコギリヤシ抽出物の規格に脂肪酸と植物ステロール項目を新設する。

* 脂肪酸:総脂肪酸80%以上

** 植物ステロール:ステロール0.2%以上、β-シトステロール0.1%以上

- 規格が新設されることにより機能性原料に他の植物性油脂を混合して健康機能食品を製造・販売する行為を防止して、原料の品質管理が可能になり、消費者を保護できる。

* アメリカ、ヨーロッパなど海外でもノコギリヤシ抽出物の品質管理のために「脂肪酸と植物ステロール」を規格で管理

○ また、イチョウの葉抽出物の製造基準で、機能成分(または指標成分)であるケルセチン・ケンフェロールの比表示を改善して製造基準を明確にする。

*(現行)ケルセチンとケンフェロールの比率が0.8~1.2でなければならない →(改正案)ケルセチンとケンフェロールの比率は0.8~1.2(ケルセチン:ケムペロール = 1:0.8~1.2)

 

[MFDS]市中に流通するPCT食品容器、安心して使ってください

添加物包装課 2022-04-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46290

√ 市中に流通するPCT 材質(100製品)を対象に、有害物質溶出量に対する人体暴露レベルを調査した結果、安全なレベル

√ 乳児用補乳瓶と保存容器に対して実際の溶出試験法より苛酷な条件で分析した結果、有害物質溶出量に対する人体暴露レベルは、安全なレベル

* 一部製品で鉛、アンチモンなど重金属、2,4-DTBP、ベンゾフェノン、エルカ酸アミドなど意図的・非意図的物質が微量検出されたが、人体へのリスクは安全なレベルと確認

* ビスフェノールAとフタル酸エステル3種は全製品で不検出

□ 食品医薬品安全処、食品医薬品安全評価院は、タンブラー、乳児用補乳瓶、密閉容器などに広く使われるポリシクロヘキサン-1,4-ジメチレンテレフタレート(PCT)材質を対象に有害物質溶出量に対する人体暴露レベルを調査した結果、安全なレベルであることを確認した。

○ PCTは透明性・耐久性・耐熱性を持っており世界中で販売が増加しており、国内輸入量も増加*している傾向である。

* 国内PCT 材質はほとんど輸入に依存

* PCT 輸入現況(kg):60万1014(‘16)→ 59万8844(‘17)→ 73万5067(‘18)→ 97万9292(‘19)→ 90万8197(‘20)(出処:食薬処輸入食品など検査年譜)

- これに伴い、評価院はPCT素材の有害物質溶出量による人体影響を評価して、食品安全管理の根拠資料で活用するために、今回の調査・評価を先制的に実施した。

□ 評価院はPCT素材100製品に対して、消費者が懸念する有害物質の溶出量に基づいて人体暴露レベルを調査した。

○ 調査対象製品は、水瓶36件、保存容器22件、補乳瓶11件、カップ10件、ミキサー9件、コーヒードリッパー7件、その他5件。

○ 調査した有害物質項目は、重金属(鉛、アンチモン、カドミウム、ヒ素)、 PCT 製造中に添加剤を使用した、または製造過程で非意図的に生成され、食品に移行することがある物質(以下「意図的・非意図的物質」)* 10種、ビスフェノールAとフタル酸エステル3種で合計18種である。

* 食品用器具・容器・包装製造のために使われる原料・添加剤(意図的物質)、または製造時に生成・混入される反応副産物など(非意図的物質)

* ビスフェノールA(ポリカーボネートおよびエポキシ樹脂製造時の原料物質)とフタル酸エステル(硬い性質のポリ塩化ビニル(PVC)を柔軟にするために使用される可塑剤)は、内分泌系撹乱物質(別名、環境ホルモン)として知られている。

□ 調査の結果、製品に重金属、意図的・非意図的物質が微量検出されたが、人体リスクは安全なレベルと確認された。

○ 重金属のうち、鉛、アンチモンが多くの製品で極微量検出されたが、リスク評価の結果、人体暴露安全基準*対比、最大0.003%未満で安全なレベルであった。

* 人体適用製品に存在するハザードに暴露した場合、障害有害な影響が現われないと判断される暴露量で、有害度(1日推定摂取量/人体暴露安全基準×100)は、人体暴露安全基準に比べ100%以上である場合に危険と判断

○ 意図的・非意図的物質10種中では、2,4-ジ-tert-ブチルフェノール(2,4-DTBP)、ベンゾフェノン、エルカ酸アミドが、水瓶、保存容器などで微量検出された。

- リスク評価の結果、ベンゾフェノンは人体暴露安全基準対比0.000003%で安全なレベルで、2,4-DTBPとエルカ酸アミドは暴露安全域が十分確保されており安全であると評価された。

○ 消費者が懸念するビスフェノールAとフタル酸エステル3種は、全製品で検出されなかった。

○ 一方、PCT調査項目のうち「食品用器具及び容器・包装公典」による溶出規格が設定された鉛(1,000 μg/L 以下)、アンチモン(40 μg/L 以下)、テレフタル酸(7,500 μg/L 以下), イソフタル酸(5,000 μg /L 以下)の4項目の場合、溶出量検査の結果、規格に全て適合した。

□ 併せて、今回の調査ではPCT 製品のうち乳児用補乳瓶と保存容器に対して、実際の溶出試験法より苛酷な条件で溶出量を分析した。

○ 乳児用補乳瓶は消毒のために高温で繰り返し沸かす条件(100℃で3分、180回まで)で検査し、おかず入れのような保存容器は冷蔵条件(5℃で30日まで保存)と室温より高い温度条件(40℃で30日まで保存)で検査した。

- その結果、重金属と2,4-DTBPは微量検出されたが、繰り返しの回数や保持期間が増えても溶出量は増加せず、ビスフェノールA、フタル酸エステルは検出されなかった。

- 溶出量に基づいて算出した補乳瓶*と保存容器の重金属と2,4-DTBPの有害度は安全なレベルであった。

* 乳児用補乳瓶の場合、1~2歳幼児を対象に有害度算出

<添付>

1.検査対象PCT 製品

2.検査対象物質(18種)

 

[MFDS]生食用牡蠣、乾燥海苔など多消費水産物727件検査、合計13件を摘発・措置

農水産物安全政策課 2022-04-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46289

□ 食品医薬品安全処は水産物の先制的な安全管理のために、生食用牡蠣、乾燥海苔など冬季多消費水産物合計727件に対する収去検査を11月から今年2月まで自治体と合同で実施した結果、基準・規格違反水産物など合計13件を摘発して管轄官庁に回収・廃棄、告発など行政措置を要請した。

○ 今回の検査は既存の市場・大型マート・オンラインなどで販売する、▲生食用牡蠣(227件)、▲乾燥海苔(61件)、▲配達刺身を含む単純処理水産物*(439件)など、合計727件の流通水産物を対象に実施した。

* 食品添加物や他の原料を使用せず、原型を認識できる程度に単純な切断、洗浄、乾燥などの方法で処理した水産物

○ 検査項目は、▲(生食用牡蠣)大膓菌、ノロウイルス*、▲(乾燥海苔**)サッカリンナトリウム、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、▲(配達刺身)動物用医薬品などである。

* ノロウイルスの場合、生殖用牡蠣の基準・規格に設定されていないが、食中毒発生の懸念により予防的検査を実施

** 食品添加物の基準・規格に単に乾いた、乾燥海苔に対してサッカリンナトリウム、アセスルファムカリウム、アスパルテームなど食品添加物を許容していない

□ 検査結果、動物用医薬品・重金属などは検出されなかったが、▲乾燥海苔6件でサッカリンナトリウムが検出(0.023~0.0222 g/kg)され轄官庁に回収・廃棄、告発(生産者対象)を要請し、▲生食用牡蠣7件でノロウイルスが検出され加熱・調理して摂取する用途*に表示して販売するよう措置した。

* ノロウィルスは12~48時間潜伏期を経た後、下痢、嘔吐、腹痛、寒気、発熱などの症状が現われるが、85℃以上で1分以上加熱すると感染力が失われる

□ 参考に、食薬処は過去5年間冬季多消費水産物3,107件を検査した結果、基準・規格違反水産物など合計55件を摘発した。

○ 特に毎年、乾燥海苔のサッカリンナトリウムが持続的に検出されており甘味料違法使用根絶のために、▲関係部署と協力強化、▲関連業界対象広報強化、▲収去検査拡大などを推進する。

* 収去検査現況(摘発件数/総検査件数):(’17)1 / 345 →(’18)2 / 865 →(’19)5 / 668 →(’20)34 / 502 →(’21)13 / 727

* 摘発内容:乾燥海苔39件(サッカリンナトリウム)、生食用牡蠣16件(ノロウイルス12件、大膓菌4件)

 

[MFDS] [報道参考] 食薬処、食医薬製品のオンライン不当広告事例集の発刊

サイバー調査チーム 2022-04-06

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46284

□ 食品医薬品安全処は、最近オンラインでよく確認される不当広告事例を含む「オンライン食品・健康機能食品、医薬部外品、化粧品分野の不当広告事例集」を4月6日に発刊した。

○ 今回の事例集では2021年に実際に摘発された事例を中心に、1部ではオンライン食品・健康機能食品分野、2部ではオンライン医薬部外品・化粧品分野に分けて、オンライン広告に対する❶病気治療・予防・標榜事例、❷効能・効果・誇大広告事例、❸消費者誤認・憂慮広告事例などを紹介して、不当広告該当理由に対して詳細に説明した。

- 併せて、付録には消費者が健康機能食品、化粧品、医療機器を正しく購入する方法に対する情報も収録した。

□ 食薬処は今回の事例集の発刊が、オンラインで製品を購入する際に不当・誇大広告に注意するために役立つと期待して、今後も消費者が安心してオンラインで製品を購入できるように、オンライン不当広告の根絶のために最善を尽くす。

<添付> 事例集の主な内容

 

[MFDS]食薬処長、海外個人輸入食品に対する消費者安全サポート方案を議論

輸入流通安全課 2022-04-05

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46281

□ 食品医薬品安全処長は消費者が海外個人輸入食品を安全に購入できる環境を作る方案を論議するために、消費者・学界・業界など各分野専門家とともに4月5日懇談会を開催した。

○ 今回の懇談会は海外個人輸入食品の購入が持続的に増加*しており、▲消費者の合理的な選択を保障するために管理基盤拡充、▲消費者の安全意識を向上するために安全情報を効率的に提供・活用する方案、▲オンラインプラットフォーム事業者など参加・協力方案などを論議するために用意された。

* 海外個人輸入食品購入(万件):(’18)997 →(’19)1,375 →(’20)1,770 →(’21)2,669

□ これまで食薬処は海外個人輸入食品の安全管理のために、不正物質、医薬品成分などが含まれていると疑われる海外食品に対するモニタリングと検査を実施*し、検査の結果、有害原料・成分が検出された製品は消費者に速かに情報を提供している。

* 検査件数(検出件数、%):(’18)1,300(107, 8.2%)→(’19)1,300(125, 9.6%) →(’20)1,630(148, 9.1%)→(’21)3,000(296, 9.9%)

○ 今年、食薬処は消費者の正しい選択を助けるために、海外食品情報提供と消費者教育・広報を強化する。

※ ‘21年食薬処と韓国消費者団体協議会が共同で海外個人輸入食品購入経験がある消費者1,000人を対象に調査した結果、海外個人輸入有害食品リストを知らない、知っていても活用しない消費者が90%を占めた。

- 海外有害情報に対するハザード予測とトレンド分析を実施して、新種有害原料・成分含有製品を発掘する予定である。

- 海外個人輸入有害食品情報と安全な選択のための広報コンテンツを定期的に製作して、韓国消費者団体協議会とともに拡散し、国民参加イベントも実施して安全意識を高める予定である。

□ 食薬処長は懇談会で「海外個人輸入食品は個人の選択権を最大限保障して安全ガイドを提供するなど先制的管理が重要だ」とし、「消費者院、関税庁など関係部署、民・官ガバナンスなどと緊密な強力システムを維持して、海外有害食品が国内消費者に販売されないように健全な消費環境を造成し、消費力量を高めるために情報提供と広報強化にも最善を尽くす」と述べた。

○ 懇談会に続き食薬処長は国際空港輸入食品検査所を訪問し、インターネット購入代行など輸入申告の現状を把握し現場の事情も聴取した。

□ 食薬処は今後も購入頻度が高い多消費海外個人輸入食品に対する安全性検査を実施するなど安全管理を強化して、海外個人輸入食品を購入する際の注意事項と有害成分情報を知らせるために持続的に努力する。

○ 併せて、今回の懇談会で提示された専門家意見を取りまとめて、より発展的な海外個人輸入食品の管理方案を用意する。

<添付> 懇談会の概要

 

[FSS]理事会ペーパー

FSS Board Meeting - 16 March 2022

https://www.foodstandards.gov.scot/publications-and-research/publications/fss-board-meeting-16-march-2022

(注目)

スコットランドの新しい食品サーベイランスサンプリング戦略の開発

Development of a new food surveillance sampling strategy for Scotland

https://www.foodstandards.gov.scot/downloads/07_-_Board_Meeting_-_2022_March_16_-_Development_of_a_new_food_surveillance_sampling_strategy_for_Scotland.pdf

科学的にしっかりした国の食品サーベイランス計画の一部としての食品サンプリング戦略開発計画について

・これまで食品の安全性や基準に関するデータは地方当局(LA)によるサンプリングと検査への依存が大きかった

・国が調整する、インテリジェンスに基づいたサーベイランスとサンプリング計画を提案するペーパー

提案されているのは4つのサーベイランスからなるモデル

標的を絞らないサーベイランス(ショッピングバスケット)アプローチ

標的を絞ったサーベイランス 新興ハザードやホライゾンスキャンで同定された仮説検証型

統計的調査  特定作物グループを対象にして、リスク評価を支援する、意味のある統計解析のできる代表性のあるサンプリング

輸入食品サーベイランス

 

[CPSC]イベントHoehn-Saric長官とそのスタッフは、液体洗剤パックの自主的ASTM 安全性基準について議論するwebex会合に参加

Chair Hoehn-Saric and his staff will participate in a meeting via webex to discuss the voluntary ASTM safety standard for liquid laundry packets

APR 22 2022

https://www.cpsc.gov/Newsroom/Public-Calendar/2022-04-22-140000/Chair-Hoehn-Saric-and-his-staff-will-participate-in-a-meeting-via-webex-to-discuss-the-voluntary-ASTM-safety-standard-for-liquid-laundry-packets

 

[USDA]あなたの声を聞かせて:次の食事ガイドラインを作るのを手伝って!

Let Your Voice Be Heard: Help Shape the Next Dietary Guidelines!

Apr 14, 2022 Stacy Dean

https://www.usda.gov/media/blog/2022/04/14/let-your-voice-be-heard-help-shape-next-dietary-guidelines

USDAとHHSは協力して5年ごとに最新の科学に基づいた栄養ガイダンスを提供する。

本日科学的質問案へのパブリックコメント募集を投稿して「アメリカ人のための食事ガイドライン」の次の版を開発するプロセスを開始した。提案された質問へのあなたの意見を2022年5月16日まで募集する。

Work Under Way

https://www.dietaryguidelines.gov/work-under-way

意見募集リストにはないが優先順位の高い課題として、アルコール飲料と持続可能性(気候変動)は別途考慮される

 

[NASEM]がん予防とリスク削減の進歩を推進する:ワークショップ

Advancing Progress in Cancer Prevention and Risk Reduction: A Workshop

https://www.nationalacademies.org/event/06-27-2022/advancing-progress-in-cancer-prevention-and-risk-reduction-a-workshop

2022年6月27-28日、国のがん政策フォーラムが公開ワークショップを開催する

・がんの変更可能なリスク要因(環境や行動)についての現在の根拠の概要

・集団ベースのがん予防戦略実践のための最善のおよび革新的アプローチ

・がん予防サービス提供の課題を乗り越える機会

・がん予防のためのワクチン介入改善の機会

・がん予防とリスク削減介入の有効性評価方法

 

その他

-輸入冷凍食品に関連するCOVID-19アウトブレイク— 中国, 2020年6月 –2021年5月

COVID-19 Outbreaks Linked to Imported Frozen Food — China, June 2020 – May 2021

Jiahui Wang et al.,

https://weekly.chinacdc.cn/en/article/doi/10.46234/ccdcw2022.072

この期間に37のアウトブレイクで5741人の感染が報告された。そのうち7件のアウトブレイク689人が輸入冷凍食品に関連した。この7件のアウトブレイクの初発症例はSARS-CoV-2汚染された冷凍食品の外側の包装に暴露してそれから地域に感染させた。この研究はコールドチェーン食品がSARS-CoV-2の感染経路であるという説を支持する。

(如何にも中国、な感じ。37件中7件が外国から輸入した食品のせいだと断定するのはなかなか。中国当局の思惑に沿った結果を出すために感染した人が触ったせいでパッケージにウイルスが検出された可能性は最初から排除していると思われる。こういうのが積み重なって適切な判断ができなくなることは歴史が教えているのに。)

 

-「議論の余地の無い政治的決定」:何故中国は厳しいロックダウンを止めることを拒否するのか

Scinece Insider

‘An undebatable political decision’: Why China refuses to end its harsh lockdowns

15 APR 2022 BY DENNIS NORMILE

https://www.science.org/content/article/undebatable-political-decision-why-china-refuses-end-its-harsh-lockdowns

ウイルスとともに生きることの準備がまだ完全にできていないため政府は「ゼロCOVID」にしがみつく

何故中国はこんなにもまずい対応をしているのかは不可解である。何人かの観察者は中国の主導者がゼロCOVIDの成功者と自画自賛してウイルスとともに生きる準備をしていなかったという。 移行が何時かを予想する人はほとんどいない。中央政府が共存戦略の準備を始めた様子はない。シンガポール大学の中国経済政策専門家Xi Luは、「中国は間違った政策を長期間続けるだろう、そして遅くなればなるほど、移行は困難になるだろう」という。

(一部のみ。With reporting by Bian Huihui とあるのでDENNIS NORMILEも上海で閉じ込められているのだろうか?)

 

-Natureニュース

上海の科学者たちは厳しいCOVIDロックダウンにどうつきあっているか

How Shanghai’s scientists are coping amid harsh COVID lockdown

15 April 2022 Yvaine Ye

https://www.nature.com/articles/d41586-022-01052-z

4人の研究者が経験を語る

1年分のデータを失う-保全生物学者

自宅で1日3000歩-自然災害のモデラー

旅行制限-天文学者

巨大な社会実験-社会学者

 

-ウサギとがん

Bunnies and Cancer

Nancy Liu-Sullivan, PhD | 12 Apr 2022

https://www.mcgill.ca/oss/article/history-general-science/bunnies-and-cancer

英国の外科医Percival Pottが煙突掃除人にがんが多いことを発見したのは1775年に遡るが、それから長い間明確な原因はわからなかった。それが1915年に明らかになった。

東京帝国大学の日本人病理学者Katsusaburo Yamagiwa博士と彼の助手Koichi Ichikawa博士が101匹のウサギの耳の内側に繰り返し150日間コールタールを塗る実験をした。その結果興味深いことがわかった。35日目にウサギの一部はがんの初期兆候を示し始め、12日後には一部が本格的ながんになり、150日目までには全てのウサギでがんが明らかになった。そのがんは扁平上皮がんで、人体の日光曝露部位に見られる傾向があるもののと同じタイプだった。ウサギの耳にできたがんはコールタールにより誘発されたのかあるいは継続する炎症によるものか?答えは両方、である。

コールタールはベンゾ[a]ピレンを含む複雑な化学物質混合物で、ベンゾ[a]ピレン代謝物はDNAにくっついてDNA付加体と呼ばれるものを作る。これが修復されないと、突然変異を誘発しがんの始まりになる。ベンゾ[a]ピレンはコールタールのほかにタバコの煙や焼いた肉にも含まれ、それらの発がん性を説明する。コールタールががんの引き金をひくことがわかって以降、アスベストやカドミウム、ベンゼンのような他の多くの物質が悪名高い「発がん物質」リストに加わった。

慢性炎症刺激は発がんにどんな役割を果たすのか?慢性炎症とがんを初めて関連付けたのは、がん細胞と免疫細胞が一緒にあることを観察したドイツの医師Rudolf Virchow博士である。この推測が事実であることが山際博士の画期的実験で証明された。現在慢性炎症がDNAの傷害を引き起こし時間をかけてがんを誘発することは広く認識されている。

(以下略)

重要なメッセージ

-煙突掃除人はがんになりやすいが、それがコールタールのせいだと示されたのは1915年になってから日本の実験室で、だった。

-慢性刺激によるがん仮説は1915年に日本でウサギで初めて実験により事実だと示された

 

-もう少し上手に調べる

Doing Your Own Research a Little Bit Better

Jonathan Jarry M.Sc. | 14 Apr 2022

https://www.mcgill.ca/oss/article/critical-thinking/doing-your-own-research-little-bit-better

全ての研究は同等ではない。ここにいくつかの見分けるためのコツをしめす

COVID-19パンデミックはぞっとするフレーズ「自分で調べて」を流行らせた。エンパワメントの呼びかけとして描かれ、「もう一つの真実」を探すよう招待する、公衆衛生当局を信頼しない人の兆候となった。

以下素人が文献を探すときの注意点について

重要なこと:

-学術論文の信頼性と妥当性を知るには、まずその研究がどのような種類のものかを同定する

-対照群がない、研究参加者がとても少ない、研究デザインのメインの結果がネガティブなのに二次的結果を強調している、といった論文は信頼性が低い

-論文の価値を評価するには多くの科学的検討が役立つ、だから悪い論文やウェブサイトを指摘することに時間を費やしているデータ探偵PubPeerやRetraction Watchが役立つ

 

-ホメオパシー製造業者Boironが消費者を価値のない医薬品で騙したことで訴えられる

Homeopathy Manufacturer Boiron Sued for Deceiving Consumers with Junk Meds

April 14, 2022

https://centerforinquiry.org/press_releases/homeopathy-manufacturer-boiron-sued-for-deceiving-consumers-with-junk-meds

The Center for Inquiry (CFI)によるBoiron社を訴えたことのプレスリリース

 

-何故イベルメクチンのCovidカルトはなくならないのか

Why the Covid cult of ivermectin won't die

April 6, 2022,  By Timothy Caulfield

https://www.nbcnews.com/think/opinion/ivermectin-myths-make-covid-vaccine-test-psas-harder-sell-rcna22901

イベルメクチンに何らかの利益がある兆候はないという根拠が提示されてもイベルメクチン推薦者の主張は変わらない。反ワクチンの医師はツイッターにNEJMの論文を取り下げろと投稿する。

(イベルメクチンを推すとワクチンに懐疑的になるのはそういう場にいるから、以外で説明できるのだろうか)

 

-反農薬研究者は深刻な倫理違反を犯していたかもしれない

Anti-Pesticide Researchers May Have Committed Serious Ethics Breaches

By Kathleen Hefferon  April 13, 2022

https://www.realclearscience.com/articles/2022/04/13/anti-pesticide_researchers_may_have_committed_serious_ethics_breaches_826830.html

George Washington大学の研究者らが雑誌Environmental Healthに発表した残留農薬がアメリカ人の健康リスクになると主張する論文について

問題の中心人物(学者に擬態した活動家)については以下に詳細

Charles Benbrook: Agricultural economist and consultant for the organic industry and anti-biotechnology advocacy groups 

https://geneticliteracyproject.org/glp-facts/charles-benbrook-former-washington-state-adjunct-consultant-for-organic-industry/