2023-03-14

[FSA]FHRS 研究

-食品衛生評価制度(FHRS)と規制手法の変更の可能性に関する評価:消費者調査

The value of the Food Hygiene Rating Scheme and potential changes to regulatory approach: Consumer research

9 March 2023

https://www.food.gov.uk/research/value-of-fhrs-consumer-research-executive-summary

FHRSの消費者の価値を評価し、規制のアプローチを変更する可能性のある領域に関する消費者の考えを評価するために、消費者の意見を調査する定性調査。

 

-事業者の食品衛生評価制度(FHRS)の評価の調査:要約

Value of FHRS Business Research: Executive summary

10 March 2023

https://www.food.gov.uk/research/value-of-fhrs-business-research-executive-summary

 食品衛生評価制度に関する企業の見解を探るための定性調査の概要。

 

-地方当局の食品衛生評価制度(FHRS)の評価の調査:要約

Value of FHRS Local Authority research: Executive summary

10 March 2023

https://www.food.gov.uk/research/value-of-fhrs-local-authority-research-executive-summary

 食品衛生評価制度に関する地方当局の見解を探るための定性調査の概要。

 

[FDA]リコール

- Stratford Care USA, IncはビタミンA濃度の上昇により犬猫用オメガ-3サプリメントを自主的リコール

Stratford Care USA, Inc Recalls Omega-3 Supplements for Cats and Dogs Because of Possible Elevated Levels of Vitamin A

March 10, 2023

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/stratford-care-usa-inc-recalls-omega-3-supplements-cats-and-dogs-because-possible-elevated-levels

Stratford Care USA, Inc社は、ビタミンAの濃度が高い可能性があり、犬猫用オメガ-3サプリメントをリコール。

 

- Nestlé Purina Petcare CompanyはビタミンD濃度の上昇により米国のPurina Pro Plan Veterinary Diets El Elemental Dry Dog Foodの自主的リコールを拡大する

Nestlé Purina Petcare Company Expands Voluntary Recall of Purina Pro Plan Veterinary Diets El Elemental Dry Dog Food in the U.S. Due to Potentially Elevated Vitamin D

March 10, 2023

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/nestle-purina-petcare-company-expands-voluntary-recall-purina-pro-plan-veterinary-diets-el-elemental

Stratford Care USA, Inc社は、ビタミンDの濃度が高い可能性があり、Purina Pro Plan Veterinary Diets El Elemental Dry Dog Food(ドッグフード)のリコールを拡大する。

 

[FDA]FDAは公衆衛生上の緊急事態が終了した際のCOVID-19ガイダンス文書の状態を発表する連邦官報通知を発表する

FDA Issues Federal Register Notice to Announce Status of COVID-19 Guidance Documents When Public Health Emergency Expires

March 10, 2023

https://www.fda.gov/emergency-preparedness-and-response/coronavirus-disease-2019-covid-19/covid-19-related-guidance-documents-industry-fda-staff-and-other-stakeholders

米国食品医薬品局(FDA)は、2023年5月11日に予定されている公衆衛生緊急事態(PHE)の終了がFDAのCOVID-19ガイダンス文書に与える影響について説明する連邦官報通知を発表した。

 

[HK]法令違反

-包装済みスライスビーフのサンプルが栄養表示規則に違反

Prepackaged sliced beef sample not in compliance with nutrition label rules

March, 10 2023 (Friday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230310_10215.html

ラオス産包装済みスライスビーフのサンプルにおいて総脂肪が4.2 g/100 gという表示のところ、6.8 g /100 gの検出であった。

 

[CDC]CDCとATSDRの職員はオハイオ州East PalestineのACE調査の次の段階を始める

CDC and ATSDR Staff Begin Next Steps in ACE Investigation in East Palestine, Ohio

March 13, 2023

https://www.cdc.gov/media/releases/2023/p0313-chemical-exposure.html

CDCとATSDRは、2月3日のオハイオ州East Palestineでの列車脱線事故の健康影響を評価する化学物質暴露評価Assessment of Chemical Exposure (ACE)調査の次の段階の準備をしている。今週から、CDCとATSDRはスタッフを現場からデータ解析にシフトする。CDCとATSDRは地域の公衆衛生上のニーズに対応するためのオハイオとペンシルベニア保健局への支援は継続する。

詳しくは以下から

East Palestine Train Derailment

https://www.atsdr.cdc.gov/sites/east-palestine-train-derailment/index.html

 

[CDC]フロリダ公衆衛生長官へのFDAとCDCの反応

FDA and CDC Response to the Florida Surgeon General

March 10, 2023

https://www.cdc.gov/media/releases/2023/p0313-letter.html

COVID-19ワクチンの安全性に関して

(反ワクチン知事に任命された反ワクチン公衆衛生長官の主張に公式に反論)

 

[FSSAI]果物の熟成

Ripening of Fruits

[Updated on:13-03-2023]

https://www.fssai.gov.in/upload/press_release/2023/03/640eb634762f0Press%20Release-%20Fruits%20English.pdf

果物が熟すのは自然現象で、熟すと果物は食べられるように、美味しくなり消費者の栄養になる。同様に人工的な熟成は管理されたやりかたで望ましい結果を得られるように果物を熟させる。しかしFSSAIは微量のヒ素とリンが存在するため追熟用の炭化カルシウムの使用を禁止している。また炭化カルシウムから放出されるアセチレンガスも取り扱うヒトに有害な可能性がある。エテホンやetherealなどの認められたものを使ったエチレンのみが安全な追熟剤として作物により最大100 ppmまで認められている。果物のエチレンガス処理の際には発生源が直接果物に接触してはならない。追熟の詳細に関しては標準作業手順(SOP)がFSSAIから発表されている。

しかしながら、こうした指示にも関わらず、いまだに禁止されている炭化カルシウムを使用したり、認められている発生源でも溶液に果物を浸けるなど不適切に使用されているということがFSSAIに知らされている。

果物の取扱事業者は厳密に指示を守るように。

(インドっぽい)

 

論文

-購入者注意:アメリカ人が買う食品の60%に技術的食品添加物が含まれる-2001年から10%増加

Buyer beware: 60% of foods purchased by Americans contain technical food additives -- a 10% increase since 2001

13-MAR-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/982542

Journal of the Academy of Nutrition and Dieteticsに発表された新しい研究によると、購入される食品と飲料の平均添加物数は2001年の3.7から2019年は4.5に増加した

(添加物の「数」とは?)

 

-米国の子どもと十代の死亡率が数十年で最大の増加

Child and teen mortality in the US experiences largest increase in decades

13-MAR-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/982549

20年以上の死亡率のデータから、2019年と2021年の間に子どもの死亡率が急増し、何年もの公衆衛生と医学の進歩を相殺したことが明らかになった。JAMA

主な原因は10-19才の殺人、薬物過剰使用事故、乗り物の事故、自殺。COVID-19は死亡率に寄与するものの、その影響は傷害による死亡に比べて影が薄い。

 

-農業は生物農薬耐性昆虫への新しい取り組みが必要、新たな解析がいう

Agriculture needs fresh approach to tackle insect resistance to biopesticides, new analysis finds

13-MAR-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/982545

作物の害虫はグリーン農薬への耐性を発達させる途方もない能力があり、耐性リスク管理のための新しいやり方が必要。

持続可能な作物保護のために天然の生物を使った生物農薬に切り替えることが提唱されているが、既に耐性が獲得されつつあり、農家は作物の多様性を増やし生物農薬を組み合わせて使うなどの対策が必要

Trends in Ecology and Evolution

(化学農薬を捨てて生物農薬にすれば病害虫に耐性ができないなんて誰が主張しているんだろう?生物農薬の開発の方が難しそう-組換えは使えないだろうし)

 

-下水研究が地域の食生活の美徳と悪徳を発見

Wastewater study discovers virtue and vice in community diet

13-MAR-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/982583

生化学と微生物指標が公衆衛生意思決定を支援できる

Nature Foodに発表されたアリゾナ州立大学の科学者らによる食行動の下水疫学。

アリゾナ州Tempe の小さな居住区で2017年8月から2019年7月までの2年間に毎月連続7日間下水のサンプルを集めた。この検体から、植物食と関連する植物エストロゲンとその副産物を食行動の指標として同定した。例えば年の初めに、今年は健康的食生活をしようと決意することと関連して植物エストロゲン濃度が急増する。また腸内細菌も指標となる。

 

その他

-Natureニュース

イランの女学生の中毒疑惑:科学でわかっていること

Suspected Iran schoolgirl poisonings: what scientists know

13 March 2023  Michele Catanzaro

https://www.nature.com/articles/d41586-023-00754-2

科学者は数千人のイランの女子学生に影響した可能性のある謎の病気について徹底的な透明な調査を求めている

イラン政府は女子学生数千人が罹ったとされる未知の病気の犯人として100人以上を逮捕した。多くの人がこの病気を中毒だとしている。病院や医院に連れて行かれた苦しむ若い女性の動画がオンラインに投稿され続けている。Natureは毒性学者、化学兵器研究者、疫学者、政治家学者などに可能性の説明を求めた

少女達が学校で中毒にさせられたという根拠は何?

人権活動家は最初にメディアで報道された事例は2022年の11月のQom市の学校であるという。それ以降若い女性が疲労、喉の痛み、吐き気、頭痛などに苦しむ数百の動画が投稿されている。イランの内務大臣Ahmad Vahidiは3月5日に「疑わしい検体」を分析しているとメディアに語った。トロントのデータ科学者Mahmoud Azimaeeは2022年11月から報道を追跡しているが、圧倒的大多数が女子高校(12-18才)で共学や男子校はほとんどない。全国から報告されているが特に首都テヘランとQom市が多い。

どんな毒物が関与?

イランは患者数以外のデータを公表していない。治療に当たった医師は話すなと言われている。つまりこのイベントの解釈はほとんどが二次的情報源頼りである。

仮に化学物質が原因だとしたら、候補としてはクロラミンがあるとKeith Wardはいう。神経ガスやマスタードガスは可能性が低い。

他の説明は?

集団精神心因性疾患も排除できない

どうやって調査する?

独立した調査が必要

 

-COVID-19パンデミック:3年のKFF世論調査の知見

The COVID-19 Pandemic: Insights from Three Years of KFF Polling

Mar 07, 2023

https://www.kff.org/coronavirus-covid-19/poll-finding/the-covid-19-pandemic-insights-from-three-years-of-kff-polling/

パンデミックの間に、公衆衛生当局への信頼が低下した、特に共和党支持者で。

2022年、民主党支持者の大部分はCDC, FDA, Dr. Fauciを少なくともかなり信頼しているが、共和党支持者はパンデミックの開始時と同じ程度信頼しているのは半分以下である