[FSAI]アフラトキシン濃度の上昇によりポップコーンカーネルを一部リコール
Recall of batches of popcorn kernels due to elevated levels of aflatoxin
Monday, 27 March 2023
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/recall_popcorn_kernels_aflatoxins.html
様々なブランドのトルコ産ポップコーンカーネルがアフラトキシンの濃度上昇により、一部リコール。製品写真あり。
[FDA]プレスリリース
-FDAの乳幼児向け食品中の鉛に対するアクションレベルについての業界向けガイダンスに関する情報更新
FDA Issues Guidance for Industry on Action Levels for Lead in Baby Foods
March 28, 2023
FDAは、事業者向けガイダンス案「Action Levels for Lead in Food Intended for Babies and Young Children(乳幼児向け食品中の鉛に対するアクションレベル)」に対する意見募集を再開する。以下、戦略PDF。
https://www.fda.gov/media/166520/download
-FDAはFDA Food Codeの30周年を記念して、小売環境での食品の安全な取り扱いを強化する
FDA Commemorates 30 Years of the FDA Food Code to Enhance Safe Handling of Food in a Retail Setting
03/27/2023
小売食品保護を担当するFDA食品安全・応用栄養センター(CFSAN)のGlenda R. Lewis M.S.P.H.と、州協同プログラム局(OSCP)のAndre Pierce, M.P.A.が、FDA Food Codeの開発と更新への取り組み、ステークホルダーと規制当局からのインプットの重要性、新しいFood Codeに期待される影響について説明する。
-栄養による健康の改善には継続的な進歩を必要とする
Improving Health through Nutrition Requires Continued Progress
03/27/2023
FDAの栄養による健康の改善のための取り組みについて紹介する。
-FDAは食品表示における食事ガイダンス文書に関するガイダンス案を発表する
FDA Issues Draft Guidance on Dietary Guidance Statements on Food Labels
March 24, 2023
FDAは本日、食品表示における食事ガイダンス文書の使用方法及び使用時期に関するFDAの現在の考え方を業界に提供し、食事ガイダンス文書が良好な栄養及び栄養価の高い食事習慣を促進することを確実にするためのガイダンス案を発表した。
*事業者向けガイダンス案
Questions and Answers About Dietary Guidance Statements in Food Labeling:Guidance for Industry
[FDA]警告文書
-Todos Medical Ltd aka Todos Medical USA Inc
NOVEMBER 07, 2022
新型コロナウイルス(COVID-19)に関連する未承認の医薬品、不正表示の問題。Tollovid(3CLプロテーゼ阻害剤)サプリメント製品を含む。
-Vanlaw Food Products, Inc
JANUARY 05, 2023
食品表示、不正表示の問題。ドレッシングのアレルゲン表示の問題。
-Nara Company Ltd.
FEBRUARY 07, 2023
水産製品のHACCP、食品CGMP、不純品の問題。
-Wise Spice Catering Company
MARCH 08, 2023
食品CGMP、調理、包装、保管、衛生管理、不純品の問題。
[EPA]EPAは飲料水の質への人々の認識を向上させる提案を発表
EPA Announces Proposal to Improve Public Awareness of Drinking Water Quality
March 28, 2023
年次飲料水質報告書、別名消費者信頼報告書Consumer Confidence Report (CCR)の決まりを改定し、消費者や事業者により明確に地元の飲料水についての情報を入手しやすくする提案。以下が見込まれる
・水質報告書が読みやすく、明確になる
・リスクコミュニケーションの強化
・現代的電子化選択肢を推奨
・飲料水中の鉛の濃度と鉛を減らす努力についての情報を明確にする
・英語能力に乏しい人向けに翻訳を提供
・年に二回報告することを求める
意見募集は以下から、45日間
Consumer Confidence Report Rule Revisions
https://www.epa.gov/ccr/consumer-confidence-report-rule-revisions
[EPA]EPA と HHSは、乳幼児ケアと教育の状況での鉛の検出と対策のため、州に連邦資源の活用を薦める
EPA and HHS Encourage States to Utilize Federal Resources for Lead Detection and Mitigation in Early Care and Education Settings
March 28, 2023
EPA と HHSは、地方政府に対して、小学校や保育施設のような状況での飲料水中の鉛の削減と除去のために連邦資金を使うよう薦める共同文書を発した。
「科学は明確である:鉛には安全な暴露量はない、特に子どもには」とMichael S. Regan EPA長官は言う。
[ヘルスカナダ]改定通知
-Priestia flexa AE-BAF由来β-アミラーゼのもち菓子への使用を可能にする許可食品酵素リストの改定に関する修正通知
Notice of Modification to the List of Permitted Food Enzymes to Enable the Use of beta-Amylase from Priestia flexa AE-BAF in Glutinous Rice-based Cakes
2023-03-28
ヘルスカナダは、Priestia flexa(以前の名称:Bacillus flexus)AE-BAF由来のβ-アミラーゼをもち米の餅と団子に使用することの認可を求める食品添加物申請の市販前安全評価を完了した。食品酵素の許可リストを修正し、使用を拡大した。
[ヘルスカナダ]プレスリリース
-過剰使用危機についての精神衛生と依存及び保健副大臣の声明
Statement from the Minister of Mental Health and Addictions and Associate Minister of Health on the Overdose Crisis
March 27, 2023
本日発表されたオピオイド及び覚醒剤関連害についての国のデータは、有害薬物とオーバードーズ危機が仮名の公衆衛生にとって前例のない最も深刻な悲劇の一つであることのさらなる確認である。
2022年1月から9月の間に5360人以上のカナダ人がオーバードーズで死亡した。2021年よりは下がっているもの、この数値はまだ高すぎる
-カナダ政府はカナダにおける一貫した安全性を確保するために医師の援助による死のモデル実施基準を発表
Government of Canada Releases the Model Practice Standard for Medical Assistance in Dying to Ensure Consistent and Safe Practice in Canada
March 27, 2023
[TGA]違法なSARMを販売した会社役員に禁固2年、個人と会社で250万ドル以上の罰金を科す
Company director sentenced to 2 years imprisonment with personal and company fines of over $2.5 million for selling illegal SARMs
28 March 2023
AusLabs、Smart Labs、iSARMsのChristopher Ramsey氏は、地方裁判所で、違法なSARM(選択的アンドロゲン受容体モジュレーター)及び向精神薬の製造、供給、広告に関与したとして、2年間の禁固と30万ドルの罰金の判決を受けた。
[SFA]SFAは地元の農産物に由来するHoReCa事業を評価するFarm-to-Table評価プログラムを開始する
SFA launches Farm-to-Table Recognition Programme to recognise HoReCa businesses that source from local farms
27 March 2023
シンガポール食品庁(SFA)はFarm-to-Table (FTT)評価プログラムは、HoReCa(ホテル、レストラン、ケータリング)事業者のメニューに地元産の農産物を使用することを含む持続可能な慣行の採用を奨励するために開発した。
[FSA]FSA理事会での議論の概要-2023年3月22日
Summary of discussions at the FSA Board meeting – 22 March 2023
24 March 2023
英国食品基準庁(FSA)の理事会が行われた。FSA長官は理事会に対し、犯罪捜査であるホーク作戦とRetained EU法(維持されたEU法)案について報告した。理事会はまた、ビジネスコンプライアンスのABC(Achieving Business Compliance)プログラム及び精密育種に関して議論した。
[FSA]グッドプラクティスの規制変更
Good Practice Regulatory Change
23 March 2023
https://www.food.gov.uk/research/introduction-1
FSAは、ABC(Achieving Business Compliance)プログラムに関する作業の一環として、他の規制当局が規制変更プログラムにどのように取り組んできたかをより深く理解するための迅速なエビデンス評価(REA)を紹介する。
[HK]CFSは仲介業者から購入し長距離配送される越境食のリスクへの注意を喚起(写真付)
CFS reminds public to pay attention to risks associated with cross-boundary meals purchased from agents and delivered over long distance (with photo)
Friday, March 24, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20230325_10244.html
食品安全センター(CFS)は、一般市民に対し、仲介業者による国境を越えた食事を注文する際には、配達時間や食品の温度管理に注意し、慎重になるよう呼びかけた。
[HK]法令違反
-包装済みえびクラッカーのサンプルが栄養表示規則に違反
Prepackaged shrimp cracker sample not in compliance with nutrition label rules
March, 28 2023 (Tuesday)
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230328_10251.html
日本産包装済みえびクラッカーのサンプルにおいて糖分が1.9 g/100 gという表示のところ、3.3 g/100 gの検出であった。
-さつまいものサンプルの金属汚染物質が基準値超過する
Metallic contaminant exceeds legal limit in sweet potato sample
24 Mar 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230324_10240.html
さつまいものサンプルから基準値0.1 ppmを超過する0.18 ppmの鉛が検出される。
[SFA]Forum Replies
需要と供給に注目した新同盟
New alliance to look into demand and supply
24 March 2023
消費者教育を通じて地元農産物への支持を高めるための新しい「需要引き取りと消費者教育に関する行動同盟」が結成された。産業界が主導し、シンガポール食品庁(SFA)が支援するこの同盟は、農場からの供給を集約し、ホテル、レストラン、ケータリングなどの商業的な需要を満たすための実用的なソリューションを共同作成する。
[BfR]グルタミン酸とグルタミン酸塩(E 620–E 625):食品添加物としての使用による健康影響の評価
Glutamic acid and glutamates (E 620–E 625): Assessment of health effects through their use as food additives
Communication No. 013/2023 of 24 March 2023
「MSGフリー」―現在多くの食品がこのように広告されている。MSGはグルタミン酸ナトリウムのことだが、実際に食品添加物として使用される可能性のあるグルタミン酸塩は数種類ある。これらのグルタミン酸化合物はグルタミン酸の塩で全て料理の味を深める。このテーマに関する問い合わせが多いため、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)はここに、この添加物グループの健康評価に関する既知の知見を共有する。
欧州食品安全機関(EFSA)は2017年に、食品添加物としてのグルタミン酸(E 620)やグルタミン酸塩E 621–E 625の使用を評価した。EFSAは許容一日摂取量(ADI) 30 mg/体重/日を導出した。
EFSAはグルタミン酸とグルタミン酸塩の摂取量を推定し、以下の結果に到達した:。65歳以上の人々を除く全ての年齢グループは、食品添加物としてのグルタミン酸塩や、天然に存在する、または添加されたグルタミン酸を含む食品の中程度の摂取量でADIを超過する可能性がある。高摂取量では全ての年齢集団がADIを越える。このADI値は、入手可能なヒトのデータでは用量-効果反応関係を特定できなかったため動物実験から導出された。
食品添加物としてのグルタミン酸の使用はEU全域で許可されている。グルタミン酸の摂取を低減しようとする人は、グルタミン酸が添加物として表示されているかどうか、食品成分表を確認し、そのような製品の摂取を制限できる。だが、グルタミン酸はタンパク質の成分としておよび遊離型で食品中に天然に存在することも知る必要がある。BfRは食卓塩の代わりにグルタミン酸塩を使用しないよう引き続き助言する。
欧州食品安全機関(EFSA)は、2017年に食品添加物としてのグルタミン酸(E 620)とグルタミン酸塩(E 621–E 625)の使用を評価した。グルタミン酸塩は、グルタミン酸ナトリウム(E 621)、グルタミン酸カリウム(E 622)、グルタミン酸カルシウム(E 623)、グルタミン酸アンモニウム(E 624)、グルタミン酸マグネシウム(E 625)である。この評価は、規則(EU) No 257/2010に従って認可済食品添加物を再評価するためのプログラムを通して実施された。その際、EFSAは過敏反応の可能性に関するデータなど、ヒトのデータも考慮した。だが、これらのヒトのデータは妥当な用量-反応関係を特定するのに適さなかったため、EFSAは許容一日摂取量(ADI)を導出するのにそれらを使用しなかった。ADIは、多くの他の食品添加物で行われたように、動物実験から導出された。
グルタミン酸とグルタミン酸塩(E 620–E 625)には、グルタミン酸としてグループADI 30 mg/kg体重/日が導出された。長期間にわたりこの摂取量を超過すると有害影響が生じるかもしれない。
グルタミン酸ナトリウム(MSG)摂取後のヒトの有害健康影響が記述されている臨床報告もある。感受性の高い人では、42.9 mg/kg体重/日ほどの少ない摂取量で、首の灼熱感、胸の痛み、吐き気、動悸、衰弱など、いわゆるMSG症候群の症状が1つ以上現れる可能性がある。より多い摂取量では、頭痛(> 85.8 mg/kg体重/日)、インシュリン上昇(> 143 mg/kg体重/日)、血圧上昇(> 150 mg/kg体重/日)と関連付けられた。
EFSAの暴露推定量によると、天然に存在するものや食品添加物として添加されるグルタミン酸やグルタミン酸塩を含む食品の中程度の摂取量では、65歳以上の人々を除く全ての年齢グループでADIを超過する可能性がある。高摂取量では全ての年齢集団がADIを越える可能性がある。乳児や子供は、中程度の摂取量でもMSG症候群に関連する摂取量に達する可能性がある。だがEFSAは、乳児で算出される高摂取量を評価するには、グルタミン酸とグルタミン酸塩の摂取源に関するさらなるデータも必要だと指摘している。
また、グルタミン酸はタンパク質の成分としておよび遊離型で食品中に天然に存在することにも留意する必要がある。例えば、様々な種類のチーズで比較的多量(ある事例では10 g/ kg以上)が報告されている。
EFSAの2017年の意見を考慮して、欧州委員会は関系する経済主体に、2020年1月13日までにグルタミン酸とグルタミン酸塩のより詳細なデータを提出するよう依頼した。食品添加物としてのグルタミン酸とグルタミン酸塩(E 620–E 625)の実際の使用状況と使用量の詳細と、技術的必要性を説明するよう求めた。さらに、酵母抽出物、しょう油、タンパク質加水分解物などの食品や食品成分中の存在と併せて、栄養素としてのグルタミン酸とグルタミン酸塩の使用を文書化する必要がある。BfRが知る限り、提出されたデータは現在EUレベルで評価中である。
2003年7月16日の意見で、BfRはグルタミン酸を塩の代わりに使用しないよう助言した。EFSAの意見やそこに記載されている暴露評価を考慮して、この助言は引き続き適用する。にもかかわらず、塩の代わりにグルタミン酸とグルタミン酸塩(E 620–E 625)を使用することは規則(EC) No 1333/2008で許可されている。ここでは「適量(quantum satis)」の原則が適用され、物質は「意図した目的を達成するために必要な量を越えない量で使用する必要がある、ただし消費者が誤解しない限り」(規則 (EC) No. 1333/2008)に従っている。
EFSAの評価や企業が提出したデータをもとに、グルタミン酸とグルタミン酸塩(E 620–E 625)のこれら及び他の規則が維持できるかどうかは、担当するリスク管理者(欧州委員会と加盟国)が現在EUレベルで検討中である。
EFSAの声明: https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4910
グルタミン酸に関するBfRのウェブサイトの詳細情報
意見(16.07.2003):食品中のグルタミン酸類による過敏反応(ドイツ語)
https://www.bfr.bund.de/cm/343/ueberempfindlichkeitsreaktionen_durch_glutamat_in_lebensmitteln.pdf
[EU]ニュース
-ある種の医療機器中の、発がん性・変異原性・生殖毒性(CMR)あるいは内分泌攪乱(ED)性を持つフタル酸を含むフタル酸の存在についてのベネフィット-リスク評価ガイドラインの更新要請
Request for an update of the guidelines on the benefit-risk assessment of the presence of phthalates in certain medical devices covering phthalates, which are carcinogenic, mutagenic, toxic to reproduction (CMR) or have endocrine-disrupting (ED) properties
https://health.ec.europa.eu/system/files/2023-03/scheer_q_027.pdf
-動物福祉:産卵鶏の福祉保護に関連する公的管理報告書発表
Animal welfare: Report on official controls linked to the protection of the welfare of laying hens published
https://ec.europa.eu/newsroom/sante/items/782117/en
2021年に行われた査察のまとめ
概要報告書 全ての生産段階での産卵鶏の福祉保護
Overview report
Protection of the welfare of laying hens at all stages of production
産卵前の雌鶏やひよこがEUの福祉要件の対象になっていないため公的管理の頻度が低い
(EUのオーガニック卵は6%のみ。でも戸外に出す、は鳥フル流行で厳しいのでどうする?そして卵のサルモネラ汚染などの安全性より動物福祉のほうが大事というEUの価値観を世界に押しつけることが正義?)
[ASA]ASA裁定
ASA Ruling on Frank's Ice Cream Ltd
29 March 2023
https://www.asa.org.uk/rulings/frank-s-ice-cream-ltd-a22-1171929-frank-s-ice-cream-ltd.html
果糖を使って作ったアイスクリームが糖尿病の人に適している、グリセミック指数が低いといった宣伝が広告基準違反。登録されている健康強調表示は「果糖を含む食品を摂取することは、砂糖やブドウ糖を含む食品を摂取することに比べて血糖の増加が少ない」で、この表示のためには砂糖及び/又はブドウ糖を少なくとも30%減らさなければならないがこの条件をみたしている根拠が提供されていない。また言葉は認可された表示を正確に反映しなければならない。
[WHO]出版物 魚や水産物の生産や加工に使う水の安全性と質:会合報告
Safety and quality of water used in the production and processing of fish and fishery products: meeting report
27 March 2023
https://www.who.int/publications/i/item/9789240066281
微生物的リスク評価シリーズ41
[WHO]オンラインパブリックコメント募集:低ナトリウム塩代用品の使用についてのガイドライン案
Online public consultation: draft guideline on use of low-sodium salt substitutes
23 March 2023
2023年3月31日から4月30日まで
[NTP]毒性試験仕様
Toxicology Specifications
March 2023
https://ntp.niehs.nih.gov/howwework/research/toxicology/index.html
NIEHSのトランスレーショナルトキシコロジー部(DTT)の毒性試験の実施要領
[NTP]Sprague Dawleyラットでの強制経口in vivo反復投与生物学的ポテンシー試験の報告
In Vivo Repeat Dose Biological Potency Studies in Sprague Dawley (Hsd:Sprague Dawley SD) Rats (Gavage Studies)
・Perfluorohexanesulfonamide (CASRN 41997-13-1)
https://www.niehs.nih.gov/research/atniehs/dtt/assoc/reports/niehs-reports/niehs-10/index.cfm
・2,3-Benzofluorene (CASRN 243-17-4)
https://www.niehs.nih.gov/research/atniehs/dtt/assoc/reports/niehs-reports/niehs-09/index.cfm
・1,1,2,2-Tetrahydroperfluoro-1-dodecanol (CASRN 865-86-1)
https://www.niehs.nih.gov/research/atniehs/dtt/assoc/reports/niehs-reports/niehs-08/index.cfm
・6:1 Fluorotelomer Alcohol (CASRN 375-82-6)
https://www.niehs.nih.gov/research/atniehs/dtt/assoc/reports/niehs-reports/niehs-07/index.cfm
[CPSC]報告書
-CPSCの報告書は2021年に子どもの中毒死が37%急増したことを発見
CPSC Report Finds 37 Percent Spike in Child Poisoning Deaths in 2021
March 20, 2023
中毒の10件に8件近くは自宅内でおこっている。洗浄剤やボタン電池、医薬品を子どもの手の届かない鍵のかかるキャビネットに保管して欲しい。
報告書
Annual Report on Pediatric Poisoning Fatalities and Injuries
https://www.cpsc.gov/s3fs-public/Pediatric_Poisoning_Fatalities_Injuries_Report_2023_Final.pdf
2021年の死亡数は59人
-新しいCPSCの報告書は一酸化炭素による死亡が増加傾向を示す
New CPSC Report Shows Upward Trend in Carbon Monoxide (CO) Fatalities
March 28, 2023
報告書
Non-Fire Carbon Monoxide Deaths Associated with the Use of Consumer Products 2019 Annual Estimates
[RIVM]2022年秋にIJmondで再び大量のPAHsと金属が見つかった
Large amounts of PAHs and metals found again in IJmond in autumn 2022
03/28/2023
https://www.rivm.nl/en/news/large-amounts-of-pahs-and-metals-found-again-in-ijmond-in-autumn-2022
2022年秋にRIVMはTata Steelの周辺地域に沈着した粗いダスト粒子に再び大量のPAHsと金属を発見した。その量は2020年と2022年春のRIVMの測定と同等だった。鉄だけが2020年より2022年が低かった
この結果はTata Steelの対応がまだ明確に測定できる効果を示していないことを示す。
[IARC]アントラセン、2-ブロモプロパン、メタクリル酸ブチルおよび亜リン酸ジメチルの IARCモノグラフ評価
IARC Monographs evaluation of the carcinogenicity of anthracene, 2-bromopropane, butyl methacrylate, and dimethyl hydrogen phosphite
23 March 2023
第133回IARCモノグラフ会合の要約がThe Lancet Oncologyに発表された
アントラセンとメタクリル酸ブチルおよび亜リン酸ジメチルはヒト発がん性の可能性がある(Group 2B)、2-ブロモプロパンは恐らくヒト発がん性(Group 2A)
-Questions and Answers (Q&A)
-infographic
[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果
輸入検査管理課
2023.3.17〜2023.3.23
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43309
2023.3.10〜2023.3.16
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43308
[MFDS]QRコードで食品情報を一度に確認してください!
食品安全政策課 2023-03-20
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47096
□ 食品医薬品安全処は食の情報を「スマートフードQR」*で提供するパイロット事業を昨年(’22.9)から実施しており、提供中の情報を食品表示事項などからトレーサビリティ情報まで拡大する。
* 食品別品目製造報告情報に基づいて発行される食品固有のQRコード
<食品トレーサビリティ管理の概要>
√(食品トレーサビリティ管理)食品の製造・加工・販売段階情報を記録・管理し、安全性問題など発生時に該当食品を追跡・措置できるように管理すること
√(記録・管理対象情報)会社名・所在地、製造日、消費期限(または賞味期限)、生産(輸入)量、出庫日、出庫量、在庫量(その他の食品販売店)、遺伝子組換え食品表示(輸入食品)、バーコード
√(義務適用対象品目)乳幼児食、調整乳類、健康機能食品、妊婦・授乳婦用食品、特殊医療用途食品、体重調節用調整食品
□ 今回の「スマートフードQR」モデル事業の主な情報(機能)は、▲表示事項、レシピなど消費者関心情報、▲トレーサビリティ情報、▲リアルタイム回収情報、▲消費者簡易申告機能である。
○(消費者の関心情報)消費者がスマートフォンカメラで製品に表示されたQRを確認すると、原材料、栄養成分などの表示事項*とレシピなど様々な情報をe-ラベル**で確認できる。
* 消費者の安全と製品選択に必要な情報(製品名など7つの表示情報)は製品に表示し、その他原材料などの情報はe-ラベルで提供(’22.9.5から規制実証特例試験事業運営)
** e-ラベル:製品の包装紙に印刷されたQRコードを通じてモバイルデバイスなどの電子的に食品情報を提供する表示
- また、一部の製品では聴覚障害者のために手話*映像をサポートし、視覚障害者にはスマートフォンに内蔵された機能**を使用してe-ラベル情報を音声に変換して聴取することができる。
* 視覚・動作体系をもとに生まれた固有の形式の言語を映像で制作したもの
** トークバック(talk back):AOS・アンドロイド//ボイスオーバー(voice over):IOS・アップル
□(トレーサビリティ情報)乳児用調整乳など義務的対象品目の場合、消費者は製品購入時にe-ラベルで履歴情報を確認でき、産業体は物流単位(ボックス・パレットなど)に付着したバーコードをQRに置き換えて履歴管理に活用できる。
- 食品トレーサビリティシステムと連携したQRは、従来のバーコードよりも多くの情報*を保持できる。
*(バーコード)製品名、メーカー情報→(QRコード)情報制限なし(製品名、メーカー名、消費期限、製造日、ロット番号など)
- これまでバーコードに記録された情報以外に、消費期限や数量などは営業者が手入力していたが、QRを利用すれば製品情報をシステムに自動的に認識・登録することができ、利便性と情報活用性が向上する。
○(回収・簡便申告情報)e-ラベルには製品の回収情報*も提供され不適合情報を消費者がリアルタイムで確認でき、不正・不良食品申告機能も提供され、消費者が簡単に申告できる。
* 現在、回収情報は食品安全国ホームページで提供しており、コンビニ・マートなどのPOS端末にも送信され、製品のバーコード認識を通じて有害食品販売阻止に活用
□ 現在までモデル事業参加対象は6業者全13製品で、参加中の1業者は3製品について既存情報にトレーサビリティ情報まで加え、「スマートフードQR」で提供する製品を今回発売する。
○ 併せて、流通・販売段階でトレーサビリティ管理に「スマートフードQR」が円滑に適用されるかを確認するために、農協流通クラブをはじめ食品販売業者*9箇所も今回のモデル事業に参加する。
* 店舗面積300平方メートル以上のデパート、スーパーマーケット、チェーン店などでの食品を販売
<添付>
1.スマートフードQRモデル事業の製品リスト
2.スマートフードQRプロモーションビデオのメイン画面
[MFDS]家庭簡便食のプルコギ・カルビタンなど製造業者の点検結果
畜産物安全政策課2023-03-20
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47095
□ 食品医薬品安全処は家庭簡便食として販売する、プルコギ・カルビタンなどを製造する業者345箇所を点検し、「畜産物衛生管理法」などに違反した23業者を摘発し管轄官庁に行政処分を要請した。
○ 点検の結果、主な違反内容は、▲健康診断未実施(9件)、▲営業者遵守事項違反(2件)、▲自家品質検査未実施(2件)、▲自主衛生管理基準未運営(2件)、▲表示基準違反(2件)などで、今回摘発された業者は管轄自治体の行政処分などの措置後6ヶ月以内に再度点検し改善の有無を確認する。
○ 併せて、家庭簡便食製品349件*を収去検査した結果、現在までに検査が完了した337件中5件は基準・規格不適合**と判定され、当該製品の販売を停止し廃棄した。
* 不適合項目:保存料3件、微生物2件
<添付> 違反者など詳細
[MFDS] [報道参考] 食薬処、国内流通農産物および畜産物残留物質の暴露レベルは安全
残留物質課 2023-03-17
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47089
□ 食品医薬品安全処、食品医薬品安全評価院は国民が多く摂取する多消費農産物・畜産物を大型マートや卸売市場などから直接購入し、農薬と動物用医薬品の残留レベルを調査してリスク評価をした結果、人体に有害影響の懸念がないことを確認した。
○ リンゴ、ジャガイモなどの農産物340件を対象に515種の残留農薬を調査した結果、いずれも基準に適合した。
- また、農産物に残留している農薬が国民の健康に及ぼす影響を示す暴露量評価結果も一日摂取許容量(ADI)の2.9%以下で、人体に有害影響の懸念がない安全なレベルであった。
○ 鶏肉など畜産物510件を対象に211種の動物用医薬品の残留量を調査した結果、全て基準に適合しており、畜産物に残留する動物用医薬品の人体暴露量を評価した結果、一日摂取許容量の3.8%以下で安全なレベルであることを確認した。
- また、家畜を育てる過程で飼料などにより非意図的に畜産物に移行しうる農薬189種*の残留量を調査した結果、全て適合していた。
* カルバリル、フェニトロチオン、フィプロニルなど
□ 食薬処は農産物に使用できる農薬について残留許容基準を設定して管理しており、その他基準が設定されていない農薬は一律基準(0.01 mg/kg)以下で管理*している。
* 農薬許容物質リスト管理制度(Positive List System)
○ 併せて、農産物だけでなく畜産物と水産物にも動物用医薬品許容物質リスト管理制度を’24年に施行する予定であり、制度の安定的定着のために残留物質同時分析試験法を開発した。
□ 食薬処は今後も農薬・動物用医薬品など残留物質の暴露評価を継続的に行い、国民が安心して安全な食品を消費できる環境を作るために最善を尽くす。
[MFDS]「子供の成長」など不法・不当広告にご注意ください!
サイバー調査チーム 2023-03-16
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47085
□ 食品医薬品安全処はオンラインショッピングモールやソーシャルネットワーク(SNS)で「子供の成長」、「子供の背が伸びる」などと広告し、食品などを販売するオンライン掲示物を集中点検した結果、「食品等の表示・広告に関する法律」に違反した226件を摘発し、放送通信審議委員会などに接続停止と管轄官庁に行政処分を要請した。
- 特にインスタグラム、フェイスブックなどインターネット疎通網で、子供の成長関連の不当広告で食品・健康機能食品販売または共同購買を誘導する事例が増加し、オンラインショッピングモールだけでなくインターネット疎通網まで点検対象を拡大した。
□ 主な違反内容は、▲一般食品を健康機能食品と誤認・混同させる広告(161件、71.2%)、▲虚偽・誇大広告(27件、11.9%)、▲病気予防・治療に対する効能・効果広告(20件、8.9%)、▲健康機能食品であるにも関わらず自律審議を受けなかったり、事前に審議された内容と異なる広告(11件、4.9%)、▲一般食品を医薬品と誤認・混同させる広告(5件、2.2%)、▲消費者を欺く広告(2件、0.9%)である。
○(健康機能食品誤認・混同)一般食品に「子供の成長栄養剤、背が伸びる栄養剤」などと広告し、健康機能食品と認識させる広告
○(虚偽・誇大広告)カルシウム、亜鉛など栄養補充用健康機能食品に「子供の背が伸びる~」と表現するなど、当該栄養成分の機能性内容以外の子供の成長関連の機能性を広告
○(病気予防・治療効能)一般食品に「小児肥満および性早熟症を予防」、「便秘、風邪などの子供たちに良い」などと広告し、病気の予防・治療に効能があると認識する恐れのある広告
○(広告審議違反)健康機能食品に表示・広告を行うには、自律審議機構(韓国健康機能食品協会)からあらかじめ審議を受けた審議内容通りに広告しなければならないが、栄養補充用健康機能食品は審議されず、「健康な成長発育のための健康機能食品」などと広告したり、「製品の安全性、よくあるQ&A、イメージ」などを追加して審議された内容とは異なる広告
○(医薬品誤認・混同)健康機能食品に「血行循環改善剤」または「天然風邪治療剤」などと広告し、健康機能食品を医薬品と誤認・混同させる広告
○(消費者欺瞞広告)食品・健康機能食品に「私の娘は96 cmで、今なんと104.8 cmになったんですよ」など、購入後記または体験記を利用し消費者を惑わす広告
□ 食薬処は今後も不当広告による消費者被害を予防するために、オンラインで国民の関心が高い製品を対象に不法行為を継続的に点検するとともに、オンライン販売業者とプラットフォーム業者が不当広告・不法流通などに対する自律管理能力を強化できるよう支援していく。
<添付>
1.主な摘発事例
2.健康機能食品を賢く購入する方法
論文
-ペットの犬猫と一緒に住むことは小さい子どもの食物アレルギーの少なさと関連する
Living with pet cats or dogs is associated with fewer food allergies in young children
29-MAR-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/983583
PLOS ONEに発表された日本のエコチル研究
Associations between fetal or infancy pet exposure and food allergies: The Japan Environment and Children’s Study
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0282725
(食物アレルギーは親の申告で1.5才で9.6% 3才で5.9%
屋外で飼ってる犬が多いなと思ったら対象のヒトが東北地方に偏っていた、東北住人が24.7%で関東が12.3%。東北の人口は約1割しかいない。アレルギーリスクの高い人は動物を室内で飼わない傾向もあるだろうのでなんとも)
-赤ちゃんの腸内細菌叢は母親の膣細菌叢組成に影響されない
Babies’ gut microbiome not influenced by mothers’ vaginal microbiome composition
30-MAR-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/984151
Frontiers in Cellular and Infection Microbiologyに発表されたカナダの600人以上の女性の参加した研究。出産前の母親の膣、生まれて72時間以内、10日、3ヶ月後の赤ちゃんの便を集めて解析した。赤ちゃんの腸内細菌叢は分娩が経膣か帝王切開かよりも母乳や環境暴露の影響の方が大きかった。分娩方法による差は抗生物質の使用で説明できる可能性がある。
-Nature Volume 615 Issue 7954, 30 March 2023
エディトリアル 世界の水対応:修辞より科学を
Global action on water: less rhetoric and more science
28 March 2023
https://www.nature.com/articles/d41586-023-00886-5
国連の数十年ぶりの水会議はこの必須であるが問題の多い資源にスポットライトをあてる。しかしアクセスをひろげ議論を解決するには何より一つのことが必要である:データ。
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わるいこと!ひどい!ネガティブな見出しはより多くの読者をひきつける
It’s bad! Awful! Negative headlines draw more readers
人々はタイトルのポジティブな単語ひとつにつき1%オンラインニュースをクリックしない Nature Hum. Behav.
-ウガンダの穀物の高濃度アフラトキシンが公衆衛生上の懸念を引き起こす
High concentrations of aflatoxin in Ugandan grains sparks public health concern
Elizabeth Gourd The Lancet Oncology
NEWS| VOLUME 24, ISSUE 4, P315, APRIL 2023
国立農業研究機構National Agricultural Research Organisation (NARO)の研究者によるとウガンダのトウモロコシ、ソルガム、落花生からWHOによる安全閾値を相当超過するアフラトキシンが検出された
参考
National Agricultural Research Organization finds grains in Uganda laden with 10 times more aflatoxin
Dr. Godfrey Asea 100 to 1,000 parts per billion (ppb)
Intergrated Aflatoxin Management Brief
https://naro.go.ug/publication/intergrated-aflatoxin-management-brief/
その他
-世界初のタコ養殖場提案が科学者を警戒させる
BBC
World's first octopus farm proposals alarm scientists
By Claire Marshall 16 March
https://www.bbc.com/news/science-environment-64814781
世界初のタコ養殖場計画が、科学者に、この頭がいいことで有名な生き物の福祉についての深刻な懸念を引き起こした
スペインのカナリア諸島で年100万匹のタコを養殖する計画がある
タコは痛みや喜びを感じる生き物で、高福祉養殖は不可能、と科学者は主張
-MLM:消費者保護の課題2023会議
Multilevel Marketing: The Consumer Protection Challenge 2023
セッションの録画
https://mlmconf2023.org/conference-videos/
-動画
Dr. Joe Schwarcz砂糖の発見について語る
Dr. Joe Schwarcz discusses the discovery of sugar
https://www.youtube.com/watch?v=RHa0yil7gX0
サトウキビのプランテーション、砂糖はみんなが大好きだが摂りすぎると問題がある
ただし砂糖でハイになることはない。サトウキビの繊維も使い道がある
有害トイレットペーパーの真相を探る
Cup o'Joe-Getting to the bottom of the toxic toilet paper issue
https://www.youtube.com/watch?v=0bOI1RfIBXY
1980年代にトイレットペーパーから微量のダイオキシンが検出されて騒動になった。原因は塩素漂白。漂白方法を変えることでダイオキシンが減ったら、今度はPFAS汚染が問題になった。理由は超高感度の検出技術で、トイレットペーパー由来のPFASで病気になることはない。トイレットペーパーのPFASがどこ由来かは謎が残るが、消火剤などの他のPFAS源に比べてトイレットペーパーの寄与は僅かである。
-SMC UK
精密育種法案が法になったことへの専門家の反応
expert reaction to precision breeding bill passed into law
MARCH 23, 2023
https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-precision-breeding-bill-passed-into-law/
遺伝子技術(精密育種)法が成立した
30人のコメント、全部歓迎、略