[EU]査察報告
-スロベニア―生きた動物と動物製品の残留物と汚染物質
Slovenia 2022-7489―Residues and contaminants in live animals and animal products
11-04-2023
https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit-report/details/4598
2022年10月12~21日にスロベニアで実施した、生きた動物と動物製品中の動物用医薬品残留物と汚染物質、農薬、汚染物質の監視を評価するための査察。スロベニアの国家残留物管理計画の計画立案、実施、違反結果のフォローアップは概ねEU法の要件に沿っているが、残留物検査所の指定や業務に関する欠点が管理システムの効果を弱めている。欠点に対処し管理効果を強化するための4つの助言が含まれている。
[EFSA]意見等
-ジャガイモ、サトウキビ、動物由来商品中のフィプロニルのインポートトレランスの設定
Setting of import tolerances for fipronil in potatoes, sugar canes and commodities of animal origin
EFSA Journal 2023;21(4):7931 13 April 2023
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7931
(理由付き科学的意見)
-全ての鳥種用干しぶどう抽出物(Nor‐Grape® α)からなる飼料添加物の安全性と有効性(Nor‐Feed S.A.S.)
Safety and efficacy of a feed additive consisting of a dry grape extract (Nor‐Grape® α) for all avian species (Nor‐Feed S.A.S.)
EFSA Journal 2023;21(4):7964 13 April 2023
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7964
(科学的意見)
-Weizmannia coagulans DSM 32789株で生産した乳酸からなる飼料添加物中の生きた細胞の存在に関する科学的意見
Scientific opinion on the presence of viable cells in a feed additive consisting of lactic acid produced by Weizmannia coagulans DSM 32789 (Jungbunzlauer SA)
EFSA Journal 2023;21(4):7965 13 April 2023
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7965
(科学的意見)
-全ての動物種用Corynebacterium stationis KCCM 80235株で生産した5'-イノシン酸ナトリウム(IMP)からなる飼料添加物の安全性(CJ Europe GmbH)
Safety of the feed additive consisting of disodium 5′‐inosinate (IMP) produced by Corynebacterium stationis KCCM 80235 for all animal species (CJ Europe GmbH)
EFSA Journal 2023;21(4):7958 13 April 2023
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7958
(科学的意見)
[ANSES]植物寄生性線虫類:新たな廃棄物管理解決法
Plant-parasitic nematodes: new waste management solutions
06/04/2023
https://www.anses.fr/en/content/plant-parasitic-nematodes-new-waste-management-solutions
線虫類は寄生虫で、その種の一部は広範な作物損失をおこす。線虫類の拡散を防ぐには、害虫と接触した植物、土壌、泥などの有機廃棄物や水を、廃棄・再利用する前に消毒することが重要である。ANSESの植物衛生研究所の科学者らは、循環型経済の一環で、これらの廃棄物を回復・再利用できる様々な消毒方法の効果を評価した。
ジャガイモシロシストセンチュウGlobodera pallidaと Globodera rostochiensisは世界のジャガイモの約9%を損失させている。これらの害虫は管理対策が義務化されており、卵はシストに保護されて土壌中で数年間生き延びられるため、全滅させるのは大変難しい。土地の一角が汚染されると、ジャガイモを再び植えるのは幼虫が生きられなくなるまで待つ必要がある。
植物廃棄物、土壌、泥、水は、接触後に害虫を広める可能性がある。従って、これらの素材は廃棄する前に徹底的に消毒する必要がある。この義務は、摂取に適していないと思われる製品、土壌廃棄物、洗浄水を廃棄しなければならない食品加工企業に主に関係し、これらの線虫類を研究したり、検出を担当する研究所にも当てはまる。
環境影響の低減
研究プロジェクトの一環で、ANSESの植物衛生研究所の線虫学ユニットの科学者らは、フランス種芋生産者連盟(FN3PT)と協力して、これらの生物に汚染された洗浄水や他の廃棄物の様々な消毒方法の効果を調べる実験を行った。その目的は、通常使用される処理には完全に効果的ではなかったり環境に悪影響を及ぼす可能性があるものもあるため、代替方法を見つけることだった。研究の成果はこの12月に科学雑誌「Environmental Management」で発表された。
例えば、実験からは、熱処理がより長い時間適用されるならば、これらの生物に通常使用される80°C未満で加熱処理できることが示された。60°Cで3分間、又は50°Cで30分間処理するとより少ないエネルギーで線虫類を殺虫できる。Globodera属だけでなく、他の2種類の植物寄生性線虫類、すなわち根こぶ線虫類Meloidogyne chitwoodi と Meloidogyne fallaxでも、この方法の効果の検査は成功した。
循環型経済の中で効果的に処理されつつ再利用される廃棄物
ANSESの科学者らは、循環型経済で使用される可能性のある、コンポスト、嫌気性消化、ヨシ濾床システムなどの有機物回収プロセスも実験した。これまでシスト線虫類の除去の効果は適切に評価されていなかった。「調べた全ての条件下で、コンポストや嫌気性消化はこれらの線虫類の殺傷に大変有効だった」とこの研究の著者は認めた。「商業用バッチで線虫類の感染が検出されると、食品製造業者は作物全体を防除するよう求められる可能性があるため、この結果は非常に興味深い。これらの代替方法により、感染した農作物を再利用のために回収できるようになる。」
一方、ヨシ濾床水処理はかなりばらつきのある結果を出した。線虫類管理は気象要因にかなり左右されるようで、調べた条件下でこれらの害虫を根絶するには不確実な方法であった。
この研究の著者は、調べたどの処理方法でも、採用する前に、関心のある研究所や製造業者は、線虫類や他の感染体が彼らの作業現場から効果的に除去されていることを確認する必要があると指摘した。「これらの方法は我々の研究所や実験サイトで役立つ。だが、我々はどんな条件でも有効だとは保証できない」と彼らは説明する。「さらに、我々は特定の線虫種の効果を研究したため、その結果を全ての植物病原体に外挿することはできない」。それにもかかわらず、これは耐性が高いと知られている害虫に対象を絞ったこれらの代替消毒処理の効果の初めての証拠だった。
線虫類の規制
Globodera pallida, Globodera rostochiensis, Meloidogyne chitwoodi 及びMeloidogyne fallaxは検疫害虫である:その拡散を管理するための努力は義務づけられており、国の監視計画に含まれている。さらに、植物の輸出入を希望する人は、これらの線虫類がいないことを証明しなければならない。ANSESの植物衛生研究所の線虫学ユニットは、フランスとEUの植物寄生性線虫類の参照試験所である。そのため、それらを検出するために実施される分析の信頼性を保証している。
[EVIRA]欧州市場の蜂蜜の異物混入疑い
Suspicions of adulterated honey in European markets
March 27/2023
欧州委員会が公表した蜂蜜に関する調整プロジェクトの結果によると、EU(欧州連合)外から輸入される蜂蜜の46%が違反である疑いがある。
16のEU加盟国が、委員会が調整したモニタリングプロジェクトに参加した。このプロジェクトでは、EUに輸入された蜂蜜の320のサンプルが調査され、そのうち147は他の供給源からの糖を示した。フィンランドがこのプロジェクトに関与したが、サンプリング期間中にEU以外の国からフィンランドに直接輸入された蜂蜜はなかった。
手頃な価格のシュガーシロップと比較して、蜂蜜は貴重な製品であり、これが詐欺を呼び込んでいる。不正な競争により、EUで生産される蜂蜜の量はさらに減少する可能性がある。
プロジェクトの目的は、欧州市場における蜂蜜の真正性を調べることであった。糖は蜂蜜の主要な構成要素であるため、蜂蜜が添加糖類によってどの程度不純であるかを確認することは困難である。
蜂蜜へのシュガーシロップの添加は、EUで開発が継続される新しい分析方法を用いて部分的に調査された。この方法を用いて蜂蜜の疑わしい販売品が発見された。また、立入検査や犯罪科学的調査などの他の検査を行うと、不純な蜂蜜の確実な事例を特定することができた。
プロジェクト結果
EUが調整したプロジェクトは、EU域内市場に輸入される蜂蜜の一部が蜂蜜に関する法に違反している疑いがあるという想定を強固なものにした。プロジェクトに含まれているサンプルの大部分は、中国(89)、ウクライナ(74)、アルゼンチン(34)、メキシコ(22)、ブラジル(18)、トルコ(15)原産である。疑わしい販売品は中国原産(74%、66/89)が最も多いが、トルコ(93%、14/15)、英国(100%、10/10)からも輸入されている。
37の事業者が疑われ、そのうちの7社に対して、これまでに糖分を添加した蜂蜜の不純物混入に対する制裁が課された。フィンランドの事業者は、この疑いの対象にはなっていない。このプロジェクトの結果は、国内及び国際レベルでの当局間の協力の重要性を示す。
プロジェクトの詳細情報
欧州委員会のウェブサイト:Honey (2021-2022) (europa.eu)
質疑応答のまとめ
[FDA]プレスリリース
-フードサプライを保護する検査
Inspections to Protect the Food Supply
04/11/2023
https://www.fda.gov/food/compliance-enforcement-food/inspections-protect-food-supply
フードサプライを保護する検査に関して、情報更新。
-FDAは栄養に関する取り組みを通じて、食事に関連する慢性疾患の蔓延に取り組む
FDA is Working to Combat the Epidemic of Diet-Related Chronic Disease through our Nutrition Efforts
04/12/2023
栄養に関する取り組みについてのFDA長官の発言。栄養ラベル表示、「ヘルシー」の基準更新及び減塩、添加糖について説明する。
[CFIA]意見募集:動物衛生規則パート15(識別とトレーサビリティ)の変更案に関する協議
Share your thoughts: Consultation on proposed changes to Part XV of the Health of Animals Regulations (Identification and Traceability)
2023-04-03
カナダ食品検査庁(CFIA)は、現在の家畜の識別及びトレーサビリティシステムのギャップに対処するための動物衛生規則(識別とトレーサビリティ)のパート15の修正を提案しており、意見を募集する。
[ヘルスカナダ]リコール
-Goat's Rue(ガレガ草):製品品質
Goat's Rue: Product Quality
2023-04-11
https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/goat-s-rue-product-quality
Rumina Naturals Inc.ブランドのガレガ草のハーブ抽出物の製品は一部外観と色合いが規格外のためリコール。
-Milk Aplenty:製品品質
Milk Aplenty: Product Quality
2023-04-11
https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/milk-aplenty-product-quality
Rumina Naturals Inc.ブランドのハーブ各種抽出物のチンキ剤製品は一部外観と色合いが規格外のためリコール。
[ヘルスカナダ]助言
-深刻な健康被害をもたらす可能性があるため、オンタリオ州サドベリーの2つの自然食品店から未承認の処方薬と規制医薬品が押収された
Unauthorized prescription and controlled drugs seized from two natural food stores in Sudbury, Ontario, because they may pose serious health risks
2023-04-11
ヘルスカナダは追加で、Paris Natural Foods店舗から押収された未承認の健康製品について、健康被害をもたらす可能性があり、消費者に助言する。対象製品の一覧及び製品写真あり。製品にタダラフィルとカフェインを含む。
[TGA]キノコ製品に関するガイダンス
Guidance on mushroom products
13 April 2023
https://www.tga.gov.au/resources/resource/guidance/guidance-mushroom-products
治療目的で使用される治療製品であるキノコ製品の広告に関するガイダンス。治療目的で使用されるキノコ製品が食品と見なされる場合と法律に基づいて治療製品と見なされる場合を説明する。
[HK]法令違反
-ピーマン/パプリカのサンプル中の金属汚染が基準値を超過する
Metallic contaminant exceeds legal limit in sweet pepper sample
Tuesday, April 11, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230411_10271.html
ピーマン/パプリカのサンプルから基準値0.05 ppmを超過する0.22 ppmの鉛と0.14 ppmのカドミウムが検出される。
-食品安全センターはソウギョのサンプルにマラカイトグリーンを検出する
CFS finds malachite green in grass carp sample
Thursday, April 13, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20230413_10278.html
食品安全センター(CFS)は、定期食品調査にてソウギョのサンプルに0.8 ppbのマラカイトグリーンを検出したと発表した。香港ではマラカイトグリーンを含む食品の販売は認められていない。
[RIVM]報告書
-タバコをより魅力的でないものにするためにより暗い色のタバコやその他の対策
Darker cigarettes and other measures to make cigarettes less appealing
14-04-2023
https://www.rivm.nl/en/news/darker-cigarettes-and-other-measures-to-make-cigarettes-less-appealing
RIVMのレビューにより、タバコの魅力と依存性を減らすための多くの対策が同定された。例えばタバコの色をより暗い色にする、砂糖や香料のような成分を使用禁止にする、など。
Towards a smoke-free generation: Options to make cigarettes less appealing and addictive
13-04-2023
-RIVMはタバコ製品と電子タバコの禁止物質推奨リストを準備
RIVM prepares a recommended list of banned substances in tobacco products and e-cigarettes
13-04-2023
欧州タバコ製品指令の目標は、タバコと電子タバコの有害性と依存性と魅力を減らすことである。指令ではタバコと電子タバコに使用が認められていない物質を具体的に述べていない。そこで保健福祉スポーツ省はRIVMに禁止物質推奨リストを準備するよう依頼した。
Recommended Dutch list of prohibited additives in tobacco products and e-cigarettes
本文がオランダ語と英語両方。公式はオランダ語。
[FAO]農業食料システムにおける女性平等が世界経済を1兆ドル押し上げ4500万人の食料不足を減らせる:新しいFAOの報告書
Women’s equality in agrifood systems could boost the global economy by $1 trillion, reduce food insecurity by 45 million: new FAO report
13/04/2023
世界的の農業食料システムは女性の主要雇用者で、多くの国で男性より女性にとって重要な生活手段である
農業食料システム中のジェンダー不平等に取り組み女性に力を与えることで飢餓を減らし経済を活性化し気候変動やCOVID-19パンデミックのようなショックへの回復力を強化する、FAOの新しい報告書が明らかにした。
報告書
農業食料システム中の女性の状態
The status of women in agrifood systems
https://www.fao.org/documents/card/en/c/cc5343en
web
In agrifood systems, not everyone's experience is equal
The status of women in agrifood systems
https://www.fao.org/interactive/women-in-agrifood-systems/en/
[USDA]5月10日の2025食事ガイドライン助言委員会第二回会合に登録しよう
Register for the 2025 Dietary Guidelines Advisory Committee’s Second Meeting on May 10
Apr 13, 2023
HHSとUSDAは2025食事ガイドライン助言委員会第二回全体会合を2023年5月10日に主催する。会議はライブストリーミングされる。見たい人は登録を。
USDAとHHSは委員会のプロセスに人々が参加することを推奨し、1月からパブリックコメントをオープンしている。パブリックコメント受付は委員会の審議中全期間である。
[EPA]EPAは将来の包括的環境対処・補償・責任法(CERCLA )のもとでの規制の可能性について情報とデータを求めることでPFAS戦略的ロードマップを進める重要な一歩を踏み出す
EPA Takes Important Step to Advance PFAS Strategic Roadmap, Requests Public Input and Data to Inform Potential Future Regulations under CERCLA
April 13, 2023
現在PFOAとPFOS及びその塩や構造異性体がCERCLAによる有害物質として提案され受け取ったコメントをレビュー中であるが、HFPO-DA(別名GenX)を含む追加のPFASも提案するかどうかなどについての情報を求めている。2023年6月12日まで意見募集
[FTC]FTCは約700のマーケティング会社に、製品の宣伝文句が裏付けられない場合、民事上の罰則に直面する可能性があると警告
FTC Warns Almost 700 Marketing Companies That They Could Face Civil Penalties if They Can’t Back Up Their Product Claims
April 13, 2023
FTCは数百の広告業者に、裏付けがないあるいは立証されていない製品の宣伝をする広告で消費者を騙すことは避けなければならないと通知した。FTCは通知で、違反者には高額の罰金を科す権限を行使することを躊躇わないと警告した。
FTC法では、企業は製品の宣伝文句には信頼できる根拠による裏付けがなければならない。もし企業が製品の健康や安全上のベネフィットについての宣伝をするなら、その宣伝文句は科学的根拠に基づかなければならない。もし企業がその製品ががんや心疾患などの重大な病気の治療や緩和ができると主張するなら、二化された科学的検査基準で裏付けなければならない。
FTCは広告の立証についてのガイダンスを提供し裁判や方針説明をしてきたが、多くの販売業者が製品についての立証されていない主張や虚偽の宣伝を続けている。
FTCはOTC医薬品、ホメオパシー製品、ダイエタリーサプリメント、機能性食品などの販売に関わる約670社に通知を送ることで注意を促す。
送付先リスト
List of April 2023 Recipients of the FTC’s Notice of Penalty Offenses Concerning Substantiation of Product Claims
updated April 13, 2023
https://www.ftc.gov/system/files/ftc_gov/pdf/Published-list-Recipients.pdf
論文
-自由貿易協定は英国の公衆衛生に大きな脅威、専門家が警告
Free trade deal is a major threat to UK public health, warn experts
12-APR-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/985662
新しい協定は英国がタバコやアルコールを規制することや有害農薬を含む製品のようなものを禁止するのを難しくする
The BMJに発表された英国の環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)加盟に反対する意見。食品安全の予防原則を無効にする条項が含まれる、安価な製品が輸入されて失業が増える、等が理由。
The CPTPP trade deal is a major threat to public health and warrants a health impact assessment
Courtney L McNamara et al.,
BMJ 2023;381:e073302
https://www.bmj.com/content/381/bmj-2022-073302
(微妙に見下されてる感。英国そんなに公衆衛生レベル高かった?)
-完全菜食主義は健康意識は高くない
Veganism is not health-conscious as such
13-APR-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/985938
研究が完全菜食主義者の食事と運動を解析
ビーガンは一般的に健康意識が高いと考えられていて自己認識もそうである。ウイーン医科大学公衆衛生センターの研究者らがビーガンの食生活と運動のパターンを検討し、みかけと実際は違うことを発見した。多くのビーガンは平均的な人よりは運動するが、工業的に加工された食品を広く摂取しているため健康的とは分類できない。Nutrientsに発表された結果。
少なくとも3ヶ月以上完全菜食の平均年齢28才の516人の調査。ビーガンは肉や魚の代用品である加工食品を多く食べている
(加工食品が悪、と肉食が悪、の宗派の宗教戦争っぽい。)
-良い知らせ!ヘルシーピープル2030目標を達成するには添加された糖の摂取を少しだけ減らせばいい
Good news! Only a modest reduction in added sugars consumption is needed to achieve the Healthy People 2030 target
13-APR-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/986063
American Journal of Preventive Medicineに発表された新しい研究結果は、1日あたり平均14-57カロリーを添加された糖から減らすことでヘルシーピープル2030目標を達成することを示す
米国HHSの主導する公衆衛生イニシアチブであるヘルシーピープル2030では添加された糖からのカロリー摂取量を減らすことが重要指標である。米国人の多くは砂糖の取りすぎだが、目標値である集団平均での添加された糖由来のカロリーが総摂取カロリーの11.5%を達成するにはほどほどの削減でいい。
(本来の目標は健康になること、で、そのために指標をいくつか設定したのに、指標そのものが目標になって本来の目的を忘れる典型に見える。総摂取カロリー減らさないと肥満は減らないだろう。著者にCFSANの所属の人も入っている。)
-中国でプラスチックゴミが岩に化学結合していることが発見された
Natureニュース
Plastic waste found chemically bonded to rocks in China
12 April 2023 Katherine Bourzac
https://www.nature.com/articles/d41586-023-01037-6
研究者らが淡水の小川で「プラスチック岩」を発見、おそらくバッグやその他ゴミからできている
研究者らが新しい形のプラスチック汚染を発見した:薄いプラスチックフィルムが岩に化学結合している。ポリエチレンフィルムの表面の炭素原子が岩のケイ素に酸素原子の助けを借りて化学結合している。日光の紫外線あるいは岩にすむ微生物の代謝によると考えられる
Environmental Science and Technology
その他
ホワイトハウス
Biden-Harris政権はキシラジンと混ざったフェンタニルを米国への浮上する脅威に指定する
Biden-Harris Administration Designates Fentanyl Combined with Xylazine as an Emerging Threat to the United States
APRIL 12, 2023
全国でのオーバードーズによる死亡にキシラジンがますます大きな寄与をしていることから、政権は米国史上初めてこれを指定する
・2020年から2021年の間に、法医学ラボでのキシラジンの同定が米国4つの全ての国勢調査地域で増加した。特に南部193%、西部112%
・キシラジン陽性オーバードーズ死は南部で1127%、西部で750%、中西部で500%、北東部で100%以上増加した