2023-06-27

[EU]査察報告

メキシコ―EU輸出用水産物の生産に適用される管理システム

Mexico 2022-7455―Control systems in place governing the production of fishery products intended for export to the European Union

22-06-2023

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit-report/details/4624

2022年11月3~16日にメキシコで実施した、第三国の法律やシステムがEUの食品安全規則に遵守していることを確認し、EU輸出用水産物が委員会施行規則に遵守していることを確認するための査察結果。国の法の枠組みは適用できるEU要件全てを対象としておらず、国の法規定は遵守しているが、EU要件は遵守していない。職員には十分な知識がない。冷凍工程の管理、魚倉の二重使用の可能性、陸上施設に燃料で汚染された製品が存在する可能性などが特に顕著な欠点である。手順や指示書には詳細が記載されていない。

 

[EU]SCCS 化粧品中のナノ物質の安全性評価ガイダンス-第二改訂

SCCS - Guidance on the safety assessment of nanomaterials in cosmetics - 2nd revision

26 June 2023

https://health.ec.europa.eu/publications/sccs-guidance-safety-assessment-nanomaterials-cosmetics-2nd-revision_en

・新しい節の導入(可溶性と溶解率、非水性溶剤への可溶性、ナノ粒子が存在しない根拠、分散、アスペクト比、血球への取り込み、生殖毒性、内分泌攪乱)

・2022年発表のナノ物質の定義に関する欧州委員会助言導入

・SCCS/1618/2020にもとづくナノ物質に安全上の懸念が生じる重要な特徴導入

・文献更新

 

[EU]RASFF 2023(0618-0624)

警報通知(Alert Notifications)

中国産ゼリーキャンディの未承認添加物E 410・E 415・E 417及びE 440、フランス産飼料のダイオキシン及びダイオキシン様PCBs、インド産コリアンダー種子粉末のクロルピリホス、トルコ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩非表示、インド産スパイスミックスのエチレンオキシド(複数あり)、スペイン産ヒマワリ油漬アンチョビフィレのヒスタミン、韓国産オランダ経由乾燥海藻のヨウ素高含有、ロシア産クミンのアセタミプリド・ベノミル/カルベンダジム・クロチアニジン・チアメトキサム・チオファネートメチル・トリシクラゾール・クロルピリホス・シペルメトリン及びヘキサコナゾール、パキスタン産オランダ経由フェヌグリークの葉のクロルピリホス、中国産キッチンツールからの一級芳香族アミンの溶出、チェコ共和国産小麦を原料としたオーストリアの各種ベーカリー製品に加工された小麦粉の未承認農薬クロルピリホス、レバノン産スパイスミックスのエチレンオキシド、

注意喚起情報(information for attention)

トルコ産トマトのクロルピリホスメチル及びピリミホスメチル、トルコ産ホーロー加工されたベーキングトレイからのマンガンの溶出、インド産マンゴーのクロルピリホス、ペルー産グリーンの生食用種なしブドウのメソミル、チュニジア産チルドヨーロッパキダイの水銀、エジプト産トマトペーストの未承認安息香酸及び安息香酸塩、エクアドル産バナナのクロルピリホス、トルコ産クミンのピロリジジンアルカロイド、スペイン産メカジキフィレの水銀、ポーランド産フードサプリメントの未承認新規食品イカリソウ、ウクライナ産ポテトチップスのアクリルアミド高含有、ウズベキスタン産レーズンのオクラトキシンA、トルコ産乾燥ミントのクロルピリホス、ウズベキスタン産乾燥レーズンのオクラトキシンA、インド産バスマティ米のクロルピリホス、フランス産ココナッツブロッサムシュガーの亜硫酸塩、インド産冷凍洗浄済みトラフコウイカのカドミウム、

通関拒否通知(Border Rejections)

インド産米のチアメトキサム及びトリシクラゾール、エジプト産オレンジのクロルプロファム、中国産英国経由子供用メラミン皿とカップからのホルムアルデヒドとメラミンの溶出、中国産ステンレススチール製キッチン用品セットの一級芳香族アミンの溶出、インド産ワサビノキのモノクロトホス及びイミダクロプリド、トルコ産生鮮レモンの酸化フェンブタスズ・プロクロラズ・プロピコナゾール(複数あり)、トルコ産生鮮ペッパーのアセタミプリド(複数あり)、ボリビア産ブラジリアンナッツのアフラトキシン、ウクライナ産クッキーの未承認食品着色料ブラウンFK(E154)、インド産エビのニトロフラン (AOZ)、アルバニア産カモミール花粉のメトブロムロン、ボリビア産ピーナッツカーネルのアフラトキシン、インド産植物性フードサプリメントのエチレンオキシド、

 

[EFSA]意見等

-ジメトモルフの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance dimethomorph

EFSA Journal 2023;21(6):8032  23 June 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8032

(農薬の結論)

情報不足と懸念が確認された。

 

-非遺伝子組換えBacillus paralicheniformis LMG S‐30155株由来食品用酵素サブチリシンの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme subtilisin from the non‐genetically modified Bacillus paralicheniformis strain LMG S‐30155

EFSA Journal 2023;21(6):7910 23 June 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7910

(科学的意見)

食品用酵素サブチリシン(serine endopeptidase, EC 3.4.21.62)は、現在Kerry Food Ingredients (Cork) Ltd社の一部であるENMEX SA de CV社が、非遺伝子組換えBacillus paralicheniformis LMG S‐30155株で生産した。この食品用酵素は、オイル生産、植物性・微生物性・動物性タンパク質の加水分解、酵母処理、香料調製品の生産に使用することを意図している。この食品用酵素の生産株には既知の抗菌剤耐性遺伝子やバシトラシン生合成に関与する遺伝子が含まれている。その結果、安全性評価へのQPSアプローチの要件を満たしていない。バシトラシンはこの食品用酵素と■■■■■に検出された。医学的に重要な抗菌剤であるバシトラシンが食品用酵素中に存在することは、細菌耐性の獲得リスクを示している。バシトラシンの存在により、パネルは、非遺伝子組換えBacillus paralicheniformis LMG S‐30155株で生産したこの食品用酵素サブチリシンを安全と見なすことはできないと結論した。

 

[FSA]2023年6月21日のFSA理事会での議論の要約

Summary of discussions at the FSA Board meeting, 21 June 2023 

26 June 2023

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/summary-of-discussions-at-the-fsa-board-meeting-21-june-2023

FSA理事会の議論には、リスクアナリシスプロセスと規制製品サービスに関する報告書、輸入管理と目標オペレーティングモデル(TOM)に関する最新情報が含まれ、FSA長官のEmily MilesはFSAの独立した科学諮問委員会についてコメントした。

動画あり(4時間18分)

 

[FSAI]スモークフレーバーのSF-007及びSF-010は2024年1月1日から食品への使用が認められない

Smoke flavourings, SF-007 and SF-010, no longer permitted for use in food from 1 January 2024

MONDAY, 26 JUNE 2023

https://www.fsai.ie/news-and-alerts/latest-news/smoke-flavourings-sf-007-and-sf-010-no-longer-perm

2種類のスモークフレーバーのSF-007(Tradismoke™ A MAX)及びSF-010(AM 01)は認可の更新を申請していないため、2024年1月1日以降EU(欧州連合)での使用は認可されない。

 

[FDA]リコール

Foremost Foods Corporationは窒息の危険性があるため、Pamanaブランドのミニフルーツカップゼリー (35.27OZ)を自主的リコール

Foremost Foods Corporation Voluntarily Recalls Pamana Brand Mini Fruit Jelly Cup (35.27OZ) Because of Potential Choking Hazard

June 26, 2020

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/foremost-foods-corporation-voluntarily-recalls-pamana-brand-mini-fruit-jelly-cup-3527oz-because

製品サイズから窒息の危険性があるため、Foremost Foods CorporationはPamanaブランドのミニフルーツゼリーカップ(35.27OZ)を自主的リコール。製品写真あり。

 

[FDA]FDAは食品トレーサビリティ規則のための新たなFAQと追加ツールを発表する

FDA Publishes New FAQs and Additional Tools for the Food Traceability Rule

June 26, 2023

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-publishes-new-faqs-and-additional-tools-food-traceability-rule

FDAは、FDA食品安全近代化法(FSMA)の食品トレーサビリティ規則に関する詳細情報を業界に提供するために、新しいよくある質問と追加ツールを掲載した。

 

[ヘルスカナダ]カナダ政府は化粧品の動物での試験を禁止すると発表する

Government of Canada to make an announcement on the ban of cosmetic testing on animals

June 27, 2023

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2023/06/government-of-canada-to-make-an-announcement-on-the-ban-of-cosmetic-testing-on-animals.html

(予告)

 

[ヘルスカナダ]消防士の健康をさらに守る規制が国王の裁可を得た

Legislation to further protect the health of firefighters receives Royal Assent

June 26, 2023

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2023/06/legislation-to-further-protect-the-health-of-firefighters-receives-royal-assent.html

毎日消防士はカナダ人の安全のために命をかけている。カナダ政府はその途方もない仕事に感謝し必要な対応をとり続ける。

Jean-Yves Duclos保健大臣はC-224法案-消防に伴うがんの予防と治療のための国の枠組みをつくる法-が国王の裁可を得たことを歓迎する。来年以降、1月は「消防士がん啓発月間」とする。

 

[NASEM]遺伝学とゲノミクス研究に人口集団記述子を使う 

進化する分野のための新しい枠組み

Using Population Descriptors in Genetics and Genomics Research

A New Framework for an Evolving Field(2023)

https://nap.nationalacademies.org/catalog/26902/using-population-descriptors-in-genetics-and-genomics-research-a-new

過去10年で遺伝子やゲノミクスのデータが入手しやすくなりヒト遺伝子データを使った研究が指数関数的に増加した。今や遺伝学やゲノミクス研は多様な専門分野の広範な研究者によって行われていて、しばしば人口集団記述子の使用が一貫しない及び/または不適切である。NASEMはNIHの要請により、人種、民族集団、祖先その他の集団記述子の使用の既存の方法論、ベネフィット、課題を評価した。

(助言有り。 人種や祖先という単語は使うべきでない場合が多い。遺伝子が似ているのは遺伝的に類似すると書けばいいとのこと)

 

 

論文

-伝統薬で報告されている皮膚有害事象疑い:WHO VigiBase国連アジア地域データの解析

Suspected cutaneous adverse drug reactions reported with traditional medicines: analysis of data for United Nations Asia region from WHO VigiBase

Manish J. Barvaliya et al.,

Front. Pharmacol., 30 May 2023 Sec. Ethnopharmacology

Volume 14 - 2023 | https://doi.org/10.3389/fphar.2023.1088841

伝統薬は各種皮膚有害事象との関連が報告されている

チョウセンヨモギ、イチョウ、ヨーロッパブドウ、チェストツリー、オオアザミ、ヤドリギなどがよく報告されている。Stevens-Johnson症候群の報告もある

 

-米国東部で栽培されている黒トリュフの一部はそっくりな安価な種である可能性がある、研究が発見

Some black truffles grown in eastern U.S. may be less valuable lookalike species, study finds

26-JUN-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/993755

米国東部で欧州黒トリュフTuber melanosporumを栽培しているつもりの生産者は、冬トリュフTuber brumaleを栽培している可能性がある、Mycorrhizaに発表された新しい研究。

これらは非常によく似ているので同定には遺伝子検査を使った。生産者が疑って研究者に連絡してきた

 

-Haber-Boschの終わり(動画)

The end of Haber-Bosch (video)

26-JUN-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/993581

世界中の何十億人もの人々が、毎日、一つの、100年前の化学反応に依存している。化学者は1世紀にわたってもっと良い窒素固定法を見つけようとしてきた。最終的に成功したのだろうか?

ACS動画シリーズ

https://youtu.be/dFcaEUj43OY

 

-オンラインの有害な考えは皮肉の使用によって拡大・増殖している、解析が示す

Toxic ideas online are spreading and growing through the use of irony, analysis shows

26-JUN-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/993756

Public Culture

(政治に皮肉を使わないほうがいいよとBrexitを経験した英国人が言う、という皮肉?)

 

-循環経済の作り方は我々に聞いて、科学者が言う

Ask us how to build the circular economy, say scientists

26-JUN-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/993643

国際産業生態学会が発表した新しい報告書は、産業生態学の分野での専門性の重さに注目させる。循環経済は新しいものとみなされているが、我々は産業生態系での持続可能性をずっと研究してきた。循環経済には科学的アプローチが必要である。新しい政策を開発するには正しい根拠が必要である。

 

-オゼンピックを超えて:真新しい肥満薬はより安価でより効果的

Natureニュース

Beyond Ozempic: brand-new obesity drugs will be cheaper and more effective

26 June 2023  Saima Sidik

https://www.nature.com/articles/d41586-023-02092-9

ホルモン模倣品は現在市販されている強力な減量注射を超えた長所がある

現在開発中で今後数年で販売されるだろう二つの肥満治療薬は、既に販売されている極めて有効なブロックバクター医薬品以上の長所がある。一つ目はオルフォルグリプロンorforglipronで、使いやすく(経口摂取できる)作りやすく、おそらく既存の治療法より安価になるだろう。二つ目のretatrutideは前例のない有効性のレベルで、肥満の薬物治療の水準を引き上げる可能性がある。

どちらも腸で作られるホルモンの作用を真似して脳の受容体に作動して食欲を減退させる

どちらも医薬品の使用を止めると元に戻る可能性がある。

 

その他

-Novak Djokovicが「ナノテクパッチ」をつけて全仏オープンに勝利、でもそれは何?

Novak Djokovic wins French Open with his 'nanotech' patch, but what is it?

Ameya Paleja: Jun 12, 2023

https://interestingengineering.com/culture/novak-djokovic-nanotech-patch

タオパッチTaoPatchというその装置は身体の熱を使って機能するナノクリスタルだというが、ほんとうに効果があるのか?

メディアに質問されたときDjokovicはアイアンマンを真似しようとしていると回答した。多くの人が冗談だと思ったが、「ナノテクパッチ」のメーカーはこの宣伝チャンスを逃さなかった

TaoPatchはイタリアのTao Technologies社がつくったもので「ヒト健康と福祉のための革新的ナノテク製品」だと主張している。ウェブサイトによると身体の熱を光に変えて特定のツボに送るナノクリスタルを含むという。Start と Sportの2種類があってSportパッチは1個266ドルで販売されている。

これまでDjokovicを追ってきた人達にとって、根拠がなくても彼の信念を阻止しないだろうことは驚きではない。彼はCOVIDワクチンを拒否しグルテンを避けてきた。彼が「光を出すクリスタル」をナノテクと考えても驚きではない。

 

-人工甘味料を擁護する

In Defense of Artificial Sweeteners

Melissa Walton-Shirley, MD June 26, 2023

https://www.medscape.com/viewarticle/993582

砂糖のとりすぎが有害であるという反論の余地のない事実により、1400万人以上のアメリカ人が人工甘味料を使用している。しかしこのトピックに対する人騒がせな見出しにはいつも驚かされる。

5月にWHOの発表した体重管理に非糖甘味料の使用を勧めないという報告書は「根拠に基づいたガイドを提供する」という目的にも関わらず「確実性の低い根拠に基づいた助言である」と免責している。確実性が低いLow certaintyというのはこの報告書の正確な説明である。そしてこのガイダンスは何度も繰り返し甘味料の想定される危険性に言及することで糖尿病患者にはあてはまらないということが容易に見失われる

SplendaのメーカーであるHeartland 食品グループはプレスリリースで反応している。

(Splenda® CEO Responds to the World Health Organization (WHO) Guidance on Non-Sugar Sweeteners: Low- and No-Calorie Sweeteners Continue to be Proven Safe and Effective for Reducing Sugar, Weight Loss and Managing Non-Communicable Diseases like Diabetes

https://www.prnewswire.com/news-releases/splenda-ceo-responds-to-the-world-health-organization-who-guidance-on-non-sugar-sweeteners-low--and-no-calorie-sweeteners-continue-to-be-proven-safe-and-effective-for-reducing-sugar-weight-loss-and-managing-non-communicable-d-301831339.html

もう一つの最近の見出しはJournal of Toxicology and Environmental Healthに発表されたin vitro研究でスクラロース6酢酸(S6A)のDNA傷害性についてのものである。著者によると市販のスクラロースは不純物として最大0.67%のS6Aを含むとされるがSplendaブランドには検出感度0.001%の検査法でS6Aは検出されないとHeartland社は書いている。

人工甘味料と病気の関連についての最も懸念されるデータはエリスリトールと有害心血管系アウトカムの関連を示したCleveland Clinicの研究(Nature Medeicine)だろう。

これらの研究についての私の結論は、検出力の低い、デザインの悪い試験によるリソースの無駄である。WHOの条件付きガイドラインは大量の確実性の低い根拠と非常に確実性の低い根拠に基づいていてそれを作るのに費やしたお金にはもっと良い使い道があっただろう。

もし人工甘味料についてさらに試験をするなら、1日60パック食べるといったものでは無くもっと現実的な試験をすべきである。

私のn=1の経験では、砂糖のほうが体重が増える。人工甘味料だけで体重を管理しようとは思わないが、毎朝のコーヒーにステビアを入れることは続ける。そしてよく歩き酒を飲まず野菜を食べ、最善の結果を期待する。

(一部のみ)

 

-食事セット:ウェールズでは不健康な選択肢は制限される

Meal deals: Unhealthy options will be restricted in Wales

By Ben Price BBC News

https://www.bbc.com/news/uk-wales-66021503

肥満と糖尿病対策計画として、脂肪・砂糖・塩の多い食事セットはウェールズでは制限されるだろう

多くの小売店ではランチセットとしてサンドイッチ・飲み物・スナックをセット価格で販売している。それが脂肪・砂糖・塩の推奨摂取量を超過する組み合わせに制限が導入される

 

-2型糖尿病のチルゼパチド治療にはさらなる根拠が必要

NICE

More evidence needed to recommend Type 2 diabetes treatment tirzepatide

26 June 2023

https://www.nice.org.uk/news/article/more-evidence-needed-to-recommend-type-2-diabetes-treatment-tirzepatide

2型糖尿病の治療選択肢としてNHSでの使用を推奨する前に臨床と費用対効果についてさらなる故居が必要、NICE委員会が言う

(英国は費用対効果に厳しいので。値段いくらだったんだろう?)

 

-一部の人がオゼンピックを使う人生は「悲惨」だという理由

Why Some People Are Claiming Life on Ozempic Is ‘Miserable’

By Victoria Stokes on June 26, 2023 — Fact checked by Dana K. Cassell

https://www.healthline.com/health-news/why-some-people-are-claiming-life-on-ozempic-is-miserable

・Ozempicや Wegovyのような医薬品の嬉しくない副作用は人生をうんざりする悲惨なものにする可能性

・この薬は食品の味わいを変えあなたが楽しんでいた活動を楽しむ能力にすら影響する可能性がある

・この副作用はあなたと食品の関係を長期的に毀損する可能性がある

・専門家は、減量用のどんな薬であっても長期影響を考えるべきという

(食べることが大好きで人生の楽しみの大部分なので太っているヒトにとって食欲がなくなるというのは大問題らしい。)

 

-STAT-Harris世論調査:米国人の約半分はオゼンピックやその他減量薬に月100ドルを使う

STAT-Harris Poll: Nearly half of U.S. adults would spend $100 a month for Ozempic, other weight loss drugs

By Ed Silverman  and Elaine Chen June 26, 2023

https://www.statnews.com/pharmalot/2023/06/26/obesity-drugs-weight-loss-ozempic-wegovy-cost/

(保険なしだと月1000ドルくらいらしいけど)