[FSS]FSSは食品犯罪から企業を守る新しいオンラインツールを発表する
FSS launches new online tool to protect businesses from food crime
7 AUGUST 2023
スコットランド食品基準庁(FSS)は、企業が犯罪に対する脆弱性を評価できるオンラインプログラムであるFood Crime Risk Profiling Tool(食品犯罪リスクプロファイリングツール)を開始した。以下、ツール。
[WHO]医薬品警告N°6/2023:質の悪い(汚染)シロップ薬
Medical Product Alert N°6/2023: Substandard (contaminated) syrup medicines
7 August 2023
WHO東地中海地域で汚染シロップが同定された
イラクで風邪用シロップ(パラセタモールとマレイン酸クロルフェニラミン)に許容できない量のジエチレングリコール(0.25%)とエチレングリコール(2.1%)が汚染物質として同定された。安全性基準はどちらも0.10%未満。
問題の製品の製造業者はインド。
論文
-頑健な解析が鬱や不安ががんリスクを上げるという理論に挑戦
Robust analysis challenges theory that depression and anxiety increase cancer risk
7-AUG-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/997414
CANCERに発表された解析。オランダ、英国、ノルウェー、カナダの複数の研究を解析し、鬱や不安はほとんどのがんのリスクの高さとは関連しないことを発見した。
鬱や不安は肺がんなどの喫煙関連がんリスクの高さと関連したが、飲酒と喫煙とBMIを調整すると関連は相当減った。
-高齢女性では乳がんの過剰診断はよくある
Breast cancer overdiagnosis common among older women
7-AUG-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/997408
Annals of Internal Medicine
70才以降の乳がん検診継続は生涯症状を起こさないだろう乳がんをより多く見つけることに関連する。これまでは死亡率を減らす利益は75才未満に限られる可能性があると示されてきた。
エディトリアルではがん検診における過剰診断の頻度と過剰診断の害について強調している。
-気候変動と皮膚がん:緊急対応要請
Climate change and skin cancer: urgent call for action
The Lancet Oncology EDITORIAL| VOLUME 24, ISSUE 8, P823, AUGUST 2023
Cancer Research UKの2023年7月7日の報告によると英国の皮膚がん患者数が記録的に多くなっている。毎年約17500人が皮膚がんと診断され今後20年で50%増加すると予想されている。55才以上で増加幅が大きく、その理由として1960年代と70年代に日光曝露リスクについての知識が乏しいまま暑い地域への安価な旅行がブームになったことが想像される。皮膚がんについて語るときに気候変動への言及は避けられない。
マラウイでは150人中1人が遺伝的色素欠乏症で日光による傷害に感受性が高い。地元活動家によるとこの集団の死因の90%が皮膚がんである。マラウイの平均寿命は65才だが色素欠乏症の人の70%は皮膚がんのために30を超えて生きることはできない