[FDA]警告文書
-Suther Feeds, Inc.
AUGUST 21, 2023
適正製造規範(CGMP)、医療用飼料、不純品の問題。高濃度のモネンシンの問題。
-Abbott Laboratories
OCTOBER 24, 2023
ダイエタリーサプリメント、不純品の問題。プロバイオティクスサプリメントの問題。
[FDA]リコール
-Botanical-Beは表示されない成分ジクロフェナクの存在によりKuka Flex Forte、Artri King及びReumo Flex (Capsules.)の全国的な自主的リコールを発表する
Botanical-Be Issues Voluntary Nationwide Recall of Kuka Flex Forte, Artri King, and Reumo Flex (Capsules.) Due to Presence of Undeclared Diclofenac
October 23, 2023
Botanical-Beは、FDAの分析により、関節炎に伴う痛みや炎症を軽減するダイエタリーサプリメント製品にジクロフェナクが含まれているため、リコール。
[ODS]ファクトシート更新
-アシュワガンダ:ストレス、不安、睡眠に効果があるか?
Ashwagandha: Is it helpful for stress, anxiety, or sleep?
Fact Sheet for Health Professionals
October 24, 2023
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Ashwagandha-HealthProfessional/
アシュワガンダ(インドニンジンやウィンターチェリーとしても知られる植物)に関する追加情報。
[HK]法令違反等
-Rappel Conso of France-フランスにおけるCAPRICEブランドのSoda Caprice grenadine製品の、認可された基準値を超える色素(E124/Ponceau 4R)の存在によるリコールに関する通知。
Rappel Conso of France – A notice regarding a recall of CAPRICE brand Soda Caprice grenadine product in France due to the presence of a colour (E124 / Ponceau 4R) at a level beyond the authorised limits.
25 October 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20231025_2.pdf
[BfR]実験動物保護:Ophelia Nick副大臣がBfRを訪問
Protection of laboratory animals: State Secretary Dr Ophelia Nick visits German Federal Institute for Risk Assessment
25.10.2023
連邦食品農業省(BMEL)副大臣Ophelia Nick博士が10月16日にBfRとドイツ実験動物保護センター (Bf3R)を訪問する。Bf3RはBfRの一部門で、全国の動物実験を再証言するための活動を調整している。また代替法や動物の飼育環境改善の研究も行っている。
[IARC]IARCモノグラフ会合-137巻発表
IARC Monographs Meetings – Volume 137 is announced
25 October 2023
https://www.iarc.who.int/news-events/iarc-monographs-meetings-volume-137-is-announced/
2024年11月5-12日
ヒドロクロロチアジド、ボリコナゾール、タクロリムス
(今回は「医薬品に発がん性!」といって服薬コンプライアンスを下げたい?それこそリスクベネフィットの総合判断が必要なものなのにがんハザードのみで騒ぐことに何の意味が?)
その他
-Consumer Reports
チョコレート製品の1/3が重金属が多い、CRの検査が発見
A Third of Chocolate Products Are High in Heavy Metals, CR's Tests Find
October 25, 2023 By Kevin Loria
ホリデーシーズンが近づき、多くの人が大好きなお菓子、チョコレートに夢中だろう。ダークチョコレートは健康により良いお菓子との評判があるが、昨年CRの検査で多くの人が知ったように、深刻な健康問題と関連する二つの重金属、鉛やカドミウム汚染がある可能性もある。
今回CRは他の種類のチョコレートやチョコレートを使った食品で新たに重金属量を測定した。
チョコレート製品の鉛やカドミウムはココア(カカオ)中に集中していて、ダークチョコレートの方がカカオが多い傾向にある。しかし他の製品にもカカオが含まれていてその量は異なる。そこでココアパウダー、チョコレートチップ、ミルクチョコレートバー、ブラウニー用ミックス、チョコレートケーキ、ホットチョコレートから48製品を検査した。ダークチョコレートも追加した。
予想通り、ダークチョコレートの方が重金属が多くミルクチョコレートは少ない傾向があった。しかし検査した全ての製品に検出可能な量の鉛とカドミウムがあった。48製品中16製品は少なくとも一つの重金属でCRの懸念レベルを超えていた
(CRの懸念レベルはカリフォルニアの値鉛0.5 micrograms per day、カドミウム4.1 mcg per day)
以下具体的商品についてCRが設定した安全量に対する%で結果を提示
(商品によって違うから少ない方にあわせられるはず、と主張。数%の違いがあっても食べる量が多かったら意味ないだろう。アメリカ人、100gの板チョコレートを1日28gだけ食べる?)
-コンシューマーラボ 製品レビュー
ダークチョコレート、ココア&カカオパウダー、カカオニブ、サプリメントレビュー-フラバノール源
Dark Chocolates, Cocoa & Cacao Powders, Nibs, and Supplements Review -- Sources of Flavanols
Updated October 23, 2023
カドミウムが多いものがある
(ただし目標値はCRとは違うようだ、詳細を見るにはログインが必要)
-Natureニュース
日本の研究はもはや世界レベルではない-その理由
Japanese research is no longer world class — here’s why
Anna Ikarashi 25 October 2023
https://www.nature.com/articles/d41586-023-03290-1
強力な労働力にもかかわらず、日本の研究は質の指標で低下し続けている
(食品分野に関しては、大学には食品安全のための研究室はほとんどなく健康食品だけ花盛り。質?)
-Nature書評
我々の日常生活を形作る植物毒
The plant poisons that shape our daily lives
23 October 2023 Emily Monosson
https://www.nature.com/articles/d41586-023-03303-z
天然の毒の探索は、食品、医薬品、向精神薬として使ってきた植物化合物とヒトとの複雑な関係を明らかにする
Noah Whiteman 著「最も美味しい毒:自然毒の物語-スパイスからバイス(悪徳)までMost Delicious Poison: The Story of Nature’s Toxins — From Spices to Vices」の書評
写真は菊の花を処理しているところ(殺虫成分を抽出するため)
著者は父親をアルコール使用疾患で亡くしていて、エタノール(植物の糖が原料)の依存性の話が含まれる。評者は父親の医薬品ワルファリンがグレープフルーツジュースのせいで適切な効果にならなくなった経験を記す