2024-01-16

[FDA]リコール

-カリフォルニア州ヘイワードの米国貿易会社はこんにゃくパウダーが含まれており、窒息の危険がある可能性があるため、Dragonfly Jelly Barsをリコールしている

U.S. Trading Company of Hayward, CA is Recalling Dragonfly Jelly Bars Because it Contains Konjac Powder and May Present a Choking Hazard

January 11, 2024

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/us-trading-company-hayward-ca-recalling-dragonfly-jelly-bars-because-it-contains-konjac-powder-and

 こんにゃくパウダーが含まれており、Dragonflyブランドの棒状ゼリーをリコール。製品写真あり。

 

-World Green Nutrition, Inc.は、キバナキョウチクトウが含まれているため、ELV Alipotec ブランドのMexican Tejocote Root Supplement Pieces(Raiz De Tejocote Mexicano Suplemento En Trozos) Net. Wt 0.3 0Z(7 g)をリコール。

World Green Nutrition, Inc. is Recalling ELV Alipotec Brand Mexican Tejocote Root Supplement Pieces (Raiz De Tejocote Mexicano Suplemento En Trozos), Net. Wt, 0.3 0Z (7g), Due to the Presence of Yellow Oleander in this Product

January 12, 2024

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/world-green-nutrition-inc-recalling-elv-alipotec-brand-mexican-tejocote-root-supplement-pieces-raiz

 テホコテ根のサプリメントのリコール。有毒なキバナキョウチクトウが含まれている。製品写真あり。以下、FDAによる助言。

https://www.fda.gov/food/alerts-advisories-safety-information/fda-issues-warning-about-certain-tejocote-root-supplements-substituted-toxic-yellow-oleander

 

[NIH]COVID-19治療ガイドライン-サプリメント

COVID-19 Treatment Guidelines-Supplements

December 20, 2023

https://www.covid19treatmentguidelines.nih.gov/therapies/supplements/

COVID-19治療におけるサプリメント(ビタミンC、ビタミンD、亜鉛)の評価に関する情報。以下、推奨に関する要約。

https://files.covid19treatmentguidelines.nih.gov/guidelines/section/section_85.pdf

ビタミンC 使用しないことを推奨

ビタミンD 根拠不十分

亜鉛 使用しないことを推奨

 

[ヘルスカナダ]改定通知

-緑茶抽出物(EGCG/カテキン)の使用を許可するための許可サプリメントと成分リストの改定に関する修正通知

Health Canada’s notice of modification to the List of Permitted Supplemental Ingredients to permit the use of green tea extract (EGCG/catechins)

January 11, 2024

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/food-nutrition/public-involvement-partnerships/notice-modification-list-permitted-supplemental-ingredients-permit-use-green-tea-extract.html

 ヘルスカナダは、補充食品中にサプリメント成分として使用する緑茶抽出物(没食子酸エピガロカテキン(EGCG)/カテキン)の安全性評価を完了し、使用を可能にする通知を発表した。

体重70kgの成人で一日600 mgのEGCGがNOAELとみなせる。バックグラウンドの緑茶からの暴露を300mgとして差し引き、さらに一度に大量にとった場合の肝障害リスクを下げるために一回量を緑茶一杯分(EGCG 100mg)に制限することを勧める

 

[ヘルスカナダ]ヘルスカナダはカナダにおける大麻使用についての新しいデータを公表

Health Canada releases new data on cannabis use in Canada

January 12, 2024

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2024/01/health-canada-releases-new-data-on-cannabis-use-in-canada.html

2023年カナダ大麻調査はカナダ人の大麻使用に対する知識、態度、行動の重要な知見を提供する。

このデータは2023年5月2日から7月20日までの間に集められた。これはヘルスカナダが2017年以降毎年行っている調査の7回目である。

2023年調査では以下のようなことがわかった:

・過去12ヶ月以内に少なくとも一度は大麻を使用した16-19才の若者は43%。これは2022年と2018年のそれぞれ37%と36%よりは多いが2019年と2020年の44%と同程度。

・大麻を毎日あるいはほぼ毎日使用していると回答した人の割合は2018年以降一定で約25%、若者は20%

・問題が起こるリスクが高いと分類される大麻使用の割合は2018年以降一定で約3%

 

Canadian Cannabis Survey 2023: Summary

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/drugs-medication/cannabis/research-data/canadian-cannabis-survey-2023-summary.html

4人に1人が大麻常習者

年々乾燥葉/花使用者が減って食用が増加していて逆転しそうな勢い

大麻使用者は大麻のおかげでQOLがあがった、メンタルヘルスや人間関係が良くなったと報告している

 

[ProMED]一酸化炭素中毒-アルジェリア:(ブリーダ)家族、致死

Carbon monoxide poisoning - Algeria: (BL) family members, fatal

2024-01-16

https://promedmail.org/promed-post/?id=8714256

Date: Sat 13 Jan 2024 Source: ENTV [in Arabic, trans. Mod.MM, abridged, edited]

アルジェリア市民保護局によると、2024年1月12日の夜に家庭用湯沸かし器の一酸化炭素暴露による中毒で17才の少女死亡、家族3人が入院。地元保健当局は人々に安全でない湯沸かし器の使用リスクについて教育キャンペーンを開始した。

 

[TGA]TGAはシドニー小売店舗から数百の危険性のあるスポーツサプリメントを押収する

TGA seizes hundreds of potentially dangerous sport supplements from Sydney retail store

10 January 2024

https://www.tga.gov.au/news/media-releases/tga-seizes-hundreds-potentially-dangerous-sport-supplements-sydney-retail-store

 オーストラリアTGAは、シドニーの小売店から潜在的に危険な物質を含むスポーツサプリメント478個を押収した。製品は、1,5-ジメチルヘキシルアミン(DMHA)、フェンプロメタミン、アリミスタン、レボドパ、メラトニン、タダラフィル、トリプトファン、ヨヒンビンの成分を含む。

 

[HK]法令違反等

-包装済みの乾燥ポルチーニ茸のサンプルで金属汚染物質が法的基準値を超える

Metallic contaminant exceeds legal limit in prepacked dried procini sample

Friday, January 12, 2024

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20240112_10774.html

4つの包装済みの乾燥ポルチーニ茸のサンプルから、基準値0.1 ppmを超過する0.27 ppm、0.36 ppm、0.34 ppm、0.22 ppmの水銀が検出された。

 

[IARC]IARCモノグラフ会合–138巻発表

IARC Monographs Meetings – Volume 138 is announced

15 January 2024

https://www.iarc.who.int/news-events/iarc-monographs-meetings-volume-138-is-announced/

2025年2月25日から3月4日、自動車のガソリンといくつかの含酸素添加剤

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

2023.12.15〜2023.12.21

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43360

2023.12.8〜2023.12.14

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43359

 

[MFDS]食品用透明廃ペットボトルをリサイクルした食品容器の生産拡大

添加物基準課 2023-12-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47924

食品医薬品安全処は今年、食品用透明廃ペットボトル(PET*)をリサイクルして物理的に再生した原料**を食品容器の製造に使用できるように認定(‘23.1.17)した後、現在まで食品用ペットボトル生産のための物理的再生原料計3,400トン余りが生産され、今後、生産量がさらに増加すると発表した。

* PET(polyethylene terephthalate):ポリエチレンテレフタレートの略でテレフタル酸(またはテレフタル酸メチルエステル)とエチレングリコールを重合して作られたプラスチックの一種であり、炭酸飲料、ミネラルウォーターなどの食品を入れる用途に使用されている

** 物理的再生原料:使用された合成樹脂製品を分離回収・選別して粉砕・洗浄後、不純物を除去し化学的変化なしに再生した原料

生産された3,400トンの再生原料は昨年、食品用ペット全体生産量(リサイクルしていない新規原料)の約1%水準で、5個の食品製造業者が食品用ペットボトル原料として使用*した(添付資料参照)。 現在、再生原料としてペットボトル生産を準備している食品製造業者などで試験生産を進めており、来年には物理的再生原料の生産量とこれを使った製品の生産がさらに拡大すると期待している。

* 5個の食品製造業者では、リサイクルペットボトルに10%の物理的再生原料(PET)を使用

食薬処は、これまで廃ペットボトルなどのプラスチックを再生して食品容器の製造に使用したい場合、化学的方法で再生*した場合にのみ使用を許可していたが、国際的傾向であるカーボンニュートラルの実現のためにリサイクルを拡大しようと環境部と協力し、物理的方法で再生した原料まで食品容器の原料として使用できるように許可(’22.12月施行)した。

まず、PETの収集・選別から最終製品の生産まで再生原料の品質・安全性を確保するために段階別安全管理基準*を用意した。以後、昨年8月に韓国企業が再生原料使用を初めて申請し、食品容器原料としての安全性などを厳格に審査し物理的再生原料と認定した。これに伴い、国内でも食品用再生容器の発売が可能となった。

ちなみに現在、米国、欧州連合など諸外国の場合、食品容器製造時の再生原料使用を拡大する政策がすでに施行されており、韓国も2030年までに再生原料(PET)の使用割合を30%に拡大することを目標にしている。

<添付> 透明ペットボトル再生原料使用製品の現況(‘23.12月)

 

[MFDS] [報道参考] マッコリ、ダッチコーヒー(水出しコーヒー)など消費期限参考値を追加提供

食品基準課 2023-12-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47923

  食品医薬品安全処は、消費期限の表示を準備する食品営業者に消費期限の参考値を提供するため、昨年から2023年8月2日までに51食品タイプ550品目を公開したのに続き、今回36*食品タイプ148品目の消費期限参考値を12月27日に追加公開したと発表した。

* 今回公開した消費期限参考値には新たに追加された濁酒、コーヒーなど15食品タイプ37品目が含まれ、これまでに公開された食品タイプと一部重複(お菓子、パン類など)

* 濁酒(5品目):賞味期限30~90日 → 消費期限46~160日、コーヒー(2品目):賞味期限45~90日 → 消費期限69~149日など

今回公開する消費期限参考値が含まれた「消費期限設定報告書」と「消費期限参考値検索サービス」は、食品安全国ホームページ*(www.foodsafetykorea.go.kr)と、韓国食品産業協会ホームページ(www.kfia.or.kr/kfia/main.php)で確認できる

<添付>

1.食品タイプ別消費期限参考値設定の実験結果

2.「消費期限参考値検索サービス」画面

 

[MFDS] [報道参考] 輸入ゴム剤に対する検査命令施行

輸入検査管理課 2023-12-22

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47914

食品医薬品安全処は、中国・ベトナムの4カ所の製造所から輸入される乳幼児用ゴム剤に対して、輸入者が事前に安全性を立証しなければ国内に持ち込めない「検査命令*」を12月22日から適用すると明らかにした。

<検査命令対象・項目>

(検査項目)総揮発量:200℃で4時間加熱したときに揮発する物質の総量で、ゴム製材質の不純物を判断できる項目

(検査対象)中国・ベトナムの4カ所の製造所から輸入される乳幼児用ゴム製乳首及びゴム製果汁網*

* 網の中に果物、野菜、肉などを入れて赤ちゃんが自分で握って噛んだり吸うために作られた製品(注:離乳食フィーダー、おしゃぶりフィーダーなどと呼ばれている)

<添付> 輸入食品など検査命令の運営状況

 

[MFDS]輸入白菜キムチ、総輸入量の約90%HACCP義務適用

現地実態調査課 2023-12-21

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47908

食品医薬品安全処は、国内キムチ市場の約35%を占める輸入キムチに対し、国内と同等の衛生・安全水準で管理するために輸入白菜キムチのHACCP義務適用を推進した結果、総白菜キムチ輸入量の約89%(今年1~11月までの輸入量基準)に対してHACCP適用を拡大したと発表した。

  食薬処は輸入食品を製造する海外製造所に対して輸入食品HACCP制度*を導入し、特に白菜キムチに対しては輸入量に応じて段階的に義務適用を施行してきており、来年には輸入白菜キムチ海外製造所全体に拡大して100%義務適用される予定である。

<添付> 2023年の輸入食品HACCP認証及び調査評価結果

 

その他

-超加工食品:実際に根拠が言っていること

Ultra-processed foods: here’s what the evidence actually says about them

January 15, 2024 Liverpool大学心理学教授Eric Robinson

https://theconversation.com/ultra-processed-foods-heres-what-the-evidence-actually-says-about-them-220255

ここ数ヶ月、超加工食品の危険性がメディアで広く報道されている-少なからずTV司会者でウイルス学医師のChris Van Tullekenの本「超加工人間Ultra-Processed People」の出版と宣伝のために。

超加工食品は簡単に言うと家庭料理では使わないような成分を含む市販の製造された食品である。加工によって食品がより美味しくなり長持ちし入手しやすくなる-例えばスーパーで販売されている全粒パンなど。

科学者は飽和脂肪、塩、砂糖、カロリーの多い、あるいは全粒穀物や繊維が少なすぎる食品は肥満や高血圧、2型糖尿病のような健康リスクに寄与することをずっと前から知っていた。

超加工食品の中にはそうしたあまり好ましくない栄養組成のものも多いが、そうでないものも多い。超加工食品について新たに議論になっているのは、食品を加工することそのものが悪いことだという考えである。

Van Tullekenの本では「問題なのは栄養ではなく超加工することである」と主張している。ある種のピザが私たちのウエストにとって良くない理由を考えると「問題はそれが超加工食品かどうかだけである」という。またVan Tullekenは超加工食品はタバコより多くの死亡と関連していて世界中の早期死亡のナンバーワンの原因であると主張する。

しかし私の見解では、これは間違いだらけだ。

神話を精査する

超加工食品が世界で最大の死因だと示されたことはないしそのような科学研究はない。

この大胆で誤解を招く主張は、貧しい食生活が主要な死因であることを示唆する研究の間違った解釈であろう。多くの研究で、貧しい食事が原因だとされる死亡は、野菜や果物、油分の多い魚、全粒穀物を十分摂らないといった要因による。

食品を超加工するかどうかが健康への影響を決めるという強力な根拠はない。

多くの研究は、超加工食品の多い食生活をしている人の健康状態が、超加工食品の少ない食事をしている人より良くないことを示している。しかし健康状態の悪さと関連するのは、全ての超加工食品ではなく、特定の種類の超加工食品であることが示唆されている。それは砂糖入り飲料や加工肉などのような、これまで健康に良くないことがわかっているものである。他の超加工食品は健康の悪さを予想しないし、中にはより健康に良いことすら予想されるものがある。黒パンとシリアルなどが良い例である。

超加工食品の害の根拠とされた研究のほとんどが観察研究で、つまり研究者は人々の食生活を変えたわけではなく、人々が食べていると報告したものに基づいて人々の健康を観察した。そのようなものであるため、観察研究は一部しか考慮できない。人の食生活には測定できない健康影響のある要因がある可能性がある。最近の研究はこれを完璧に捕らえた。

この研究では超加工食品とがんの発症に関連があるかどうかを調べた。他の研究同様、がんと関連があった。しかし食事との関連がありそうにない事故死も調べた。たくさんの超加工食品を食べる人は交通事故や転倒その他の事故で死亡する可能性も高かった。加工食品が事故死の原因となるもっともな理由はない。そうではなく、測定されていない交絡要因がある可能性の方が高い。

貧しい人達は事故による死亡の犠牲者になる可能性が高い-精神衛生が悪い人も同様である。そして貧しくて精神衛生の悪い人はしばしば超加工食品を多く食べる。

研究では収入を測定することはできるが生活環境の貧困や精神状態の悪さは正確な測定は極めて困難である。これらは超加工食品のがんのような健康悪化の交絡要因の例になるだろう。

食品加工が悪いことだという報道の氾濫の中で、あなたは食品の加工方法がヒト健康に悪いというしっかりした根拠があるのだと思うだろう。ところが根拠はないのだ。米国や英国の専門委員会は(食品企業からの資金提供はあるのとないのと両方)根拠がないことには合意している。

超加工食品と健康について理解するためにさらに研究することには理由があるだろうと思うが、Van Tullekenの主張「我々は食品ではないものを食べている」や「超加工食品はタバコより健康に悪い」はあまりにも根拠とかけ離れている。

超加工食品を巡る誇大宣伝は、既に食品や健康について苦しんでいる人々に不必要な不安を引き起こすので問題がある。どの食品が健康でどの食品が健康でないのかを巡って人々を混乱させるだけではなく、既に健康に悪いことがわかっている食品を制限するための政府の対応への注目を逸らす可能性がある。

将来的にはいつかある特定の加工が健康問題の原因となることが示されるかもしれないが、それまでは、センセーショナルなメッセージや誤解を招く主張のほうが現実の問題である。

 

(心理学者のほうが栄養学者よりまともなことを言っている)

 

-BBC 子どものエネルギードリンクを禁止するさらなる根拠、研究が発見

More evidence to ban energy drinks for children, study finds

https://www.bbc.com/news/health-67962147

エネルギードリンクの健康影響に関する最新の根拠のレビューが、英国の子どもと若者への販売は全て禁止すべき、という

そのレビューは不安やストレス、自殺念慮などこれまで発見されていたより多くのリスクを強調した。

英国のほとんどのスーパーマーケットでは自主的に16才未満へのエネルギードリンクの販売を禁止している。

このレビューをもとに、40の健康関連団体が保健大臣にエネルギードリンクの販売制限を要求している

Consumption of energy drinks by children and young people: a systematic review examining evidence of physical effects and consumer attitudes

Ajibo et al., Public Health

Available online 15 January 2024

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0033350623003189

(エナジードリンクやカフェインについては外国でいろいろ規制があるけれど、トランス脂肪と違って「外国で規制されているのに日本は規制しないのはおかしい」という主張をほとんどみない。)

 

-Heartland Health Research Allianceの研究の完全性についての暴露

パート1

Heartlandの混沌と破局

Chaos and Catastrophe in the Heartland

KATHLEEN L HEFFRON AND DAVID ZARUK

2023/12/08

https://www.thefirebreak.org/p/chaos-and-catastrophe-in-the-heartland

・現在影響力のある研究所が、訴訟に使うためだけの研究を生み出すために不法弁護士によって設立されたら、科学はどんなものになる?

・その研究所で、政治的目的を支持する結論を出すための研究をデザインするとしたら科学はどんなものになる?

・その研究がオーガニック大企業と不法弁護士事務所と不透明な篤志家の資金提供だったら科学はどんなものになる?

・その組織の売り出している科学者が研究不正の問題ありだったら科学はどんなものになる?

これがハートランド健康研究同盟(HHRA)とハートランドスタディの中核である。

HHRAは2020年に年間売り上げ10億ドルを超える主要オーガニック企業Organic Valleyが出資してできた。Organic Valleyはハートランドの創設者Charles Benbrookが行ってきた多くの反農薬研究やキャンペーンにお金を出してきた。同時に、米国の不法法律事務所がグリホサート裁判に巨額の投資をしていたためHHRAは簡単に資金を集めることができた。グリホサート訴訟の主導的弁護士事務所BaumHedlund (現在 Wisner Baum)はHHRAに資金提供しWeitz & LuxenbergのRobin GreenwaldはHHRAの理事である。

HHRAの設立目的は除草剤と生殖や先天異常、妊娠の不調が関連するようデザインされたハートランドスタディを実施することである。ハートランドスタディに公的資金が入るようになると彼らは法律事務所との関係を消した。ハートランドスタディは社会のための発見が目的ではない。しかし強欲と詐欺だけでは十分ではなかったようでその後組織は混乱している。HHRAは西のRamazziniになった。ハートランドスタディはRamazziniの関係者が深く関わっている。

 

パート2

ハートランドの研究の完全性

Research Integrity in the Heartland

2023/12/16

https://www.thefirebreak.org/p/research-integrity-in-the-heartland

ハートランドの関係者とその関連研究は活動家の科学の明確な例である。彼らは結論から始める:「除草剤は妊娠や乳児に健康問題をおこす」。そこからその根拠を探す。

関連があることは因果関係を証明しないが活動家の科学者はその誤謬を悪用する。がんが増えていて新たな化学物質への暴露が増加しているとしても、因果関係を証明するにはさらなる研究が必要である。人々の寿命がのび、ライフスタイルが変わりがんの検出精度が上がった-など多くの要因がある。しかしハートランドは自分たちの結論を正当化するためにこの誤謬を使う。妊娠女性の尿には数千の化合物が含まれるが、活動家の科学者は結論から始めるので除草剤のみをとりあげて数字を操作する。一部の新生児の組織に痕跡程度の除草剤が存在したとしても意味はないが、それこそがハートランドスタディの科学者がお金をもらって見つけるべきことだった。

活動家はリスクに基づいたアプローチではなくハザードに基づいたアプローチを好む。

Ramazziniの仲間の活動家研究者たちは正当な公的組織からは評価されていないがメディアやNGOが味方となって雑音をまき散らす。

Ramazziniのピアレビューがどんなものか例示しよう。Chris Portierが書いたグリホサートについての論文のピアレビューは以下である

:大変素晴らしい論文で重要でありアクセプト

Ramazziniの研究は適切な学術研究とは区別すべきである。そしてこのやりかたをハートランドスタディは踏襲する。

 

パート3

ハートランドスタディの協力者

Partners of the Heartland Study

2024/01/09

https://www.thefirebreak.org/p/partners-of-the-heartland-study

グリホサート訴訟の弁護士など

 

-ヒキガエルの肉はほんとうに噂されるほど良いのか?

Is toad meat really as good as rumored?

VTC News 11/08/2023

https://www.vietnam.vn/en/thit-coc-co-thuc-su-tot-nhu-loi-don-khong/

ハノイBao Son 2総合病院の栄養ドクターDoan Thi Lanが、ヒキガエルの肉を食べると子どもの体重増加に役立つという意見は古いという。経済が厳しかったときに、子どもに肉を食べさせるのが困難で、ヒキガエルは簡単に見つかったことがこの見解のポイントである。

ヒキガエルの肉が他の肉より栄養があるという科学的根拠はない。

ヒキガエルの肉の処理は極めて難しく、ヒキガエルの肉が栄養的に優れている根拠もない。子ども食事に多様な肉を含めることのほうが重要である。

ヒキガエルの肉は子どもにアレルギーや中毒をおこす可能性がある。ヒキガエルにはブフォトキシンと呼ばれる毒があり、専門の経験のある人が取り扱い、処理する必要がある。

親や親族がヒキガエルの肉を子どもや孫のために勝手に扱い処理して不幸な帰結になった事例がたくさんある

(ベトナムのニュース)