[EU]RASFF 2024(0211-0217)
警報通知(Alert Notifications)
原産国不明ウルシ粉末の着色料スーダン4及びアゾルビン(E122)、フランス産食品と化粧品に使用するオスマンサス(キンモクセイ)アブソリュートのフタル酸エステル類、米国産パン菓子の未承認食品添加物二酸化チタン(E171)、オランダ産サケ科の魚用飼料の反芻動物のDNAの存在、オランダ産焼菓子の未承認新規食品成分ヘキサヒドロカンナビノール(HHC)、フランス産乾燥アミガサタケのアントラキノン及びクロルピリホスエチル、パキスタン産未承認新規食品ビンロウの実、
注意喚起情報(information for attention)
トルコ産オランダ経由ザクロのアセタミプリド、ブルガリア産フードサプリメントの未承認新規食品イカリソウ、ブルンジ産ナスのアセフェート・クロルピリホス及びメタミドホス(複数あり)、タイ産ナマズの未承認タンパク同化男性化ステロイド、中国産ポメロのクロルピリホス・プロピコナゾール及びブプロフェジン、中国産インスタント麺のウシとブタのDNA、イラン産冷凍濃縮オレンジジュースのプロピコナゾール、スペイン産冷凍メカジキロインの水銀、マレーシア産電子レンジ対応プラスチック容器の高濃度の総溶出量、タイ産米のエチレンオキシド、スペイン産エビの亜硫酸塩高含有、英国産サバの水銀、トルコ産ドイツ経由キュウリのクロルメコート、中国産香港経由各種インスタント麺のブタ・ウシ及び家禽のDNA、ベトナム産エビの禁止物質ニトロフラン(フラゾリドンを含む)、
通関拒否通知(Border Rejections)
トルコ産生鮮オレンジのクロルピリホス、中国産未承認遺伝子組換え有機黒米麺、モロッコ産オリーブの亜硫酸塩の未承認及び非表示使用、中国産未承認新規食品成分ヤマブシタケ(Lion’s mane)・チャーガ(Chaga)及びトウチュウカソウ、イラン産殻付きピスタチオのアフラトキシン、ギリシャから輸送されたイラン産殻付きピスタチオのアフラトキシン(複数あり)、インド産米のチアメトキサム、エジプト産オレンジのジメトエート、北マケドニア共和国産生鮮にんじんのクロルピリホス、米国産ピーナッツのアフラトキシン、エジプト産ネーブルオレンジのクロルピリホス、エジプト産トマトペーストの未承認添加物ソルビン酸(E200)及び安息香酸(E210)、トルコ産ピスタチオのアフラトキシン(複数あり)、エジプト産ザクロのシフルトリン及びイミダクロプリド、中国産麺に検出されたウシのDNA、
[EU]公聴会:ある種の医療機器にフタル酸が存在することのベネフィット-リスク評価についてのSCHEERガイドライン
Public Hearing: SCHEER guidelines on the benefit-risk assessment of the presence of phthalates in certain medical devices
https://ec.europa.eu/newsroom/sante/newsletter-archives/50975
もしあなたがこのテーマに関心のある科学者や技術者なら、2024年4月11日に予定されている公聴会への参加登録を2024年3月17日までにして欲しい
SCHEERガイドラインの予備的更新への意見募集は少なくとも2024年3月27日から4月28日までの予定
[BfR]有害製品通知
Notification of Hazardous Products
16.02.2024
https://www.bfr.bund.de/en/notification_of_hazardous_products-10144.html
(食品ではないが参考)
[ProMED]メタノール中毒-ケニア:(キリニャガ)致死、疑い
Methanol poisoning - Kenya: (KG) fatal, suspected
2024-02-17
https://promedmail.org/promed-post/?id=8714898
Date: Thu 8 Feb 2024 Source: The Star [edited]
ケニア国立人権委員会(KNCHR)はキリニャガで少なくとも13人を殺した殺人酒の調査を開始した。国民の命を守ることに失敗したとして政府の担当者の訴追を要求している。
他に5人が違法酒を飲んで目が一部見えなくなったという
ケニアアルコール薬物乱用対策当局は2024年2月8日にまだ酒の内容物を確認していないという
[AU]民間艦船でのシガテラ中毒アウトブレイク:教訓と早期診断・管理・予防の展望
Outbreak of ciguatera poisoning in a commercial vessel: lessons learnt and prospects of early diagnosis, management, and prophylaxis
Svetlana Krasnova, Nicolas Smoll, Steve Carter, Mark McManus, Dilip Kumar, Gulam Khandaker
Communicable Diseases Intelligence 2023 . Volume 47
Electronic publication date: 16/11/2023
2021年12月に日本のHigashiharimaからオーストラリアGladstoneに航行した船の船員20人中19人が消化管と神経症状の組み合わせを発症した。前日に自分たちが捕まえたバラクーダとイカを食べていた。バラクーダからシガトキシン(CTXs; P-CTX-1, P-CTX-2, P-CTX-3)合計3.40 ug/kgが検出された
Natureニュース
-何故ラテンアメリカは燃えているのか?気候変動だけではない、科学者は言う
Why is Latin America on fire? It’s not just climate change, scientists say
By Andrew J. Wight 14 February 2024
https://www.nature.com/articles/d41586-024-00471-4
燃えやすい外来種の大量植栽が山火事を悪化させている
チリでは植林地面積の約40%がユーカリ
-喫煙は禁煙後も何年も免疫系に傷跡を残す
Smoking scars the immune system for years after quitting
By Heidi Ledford 14 February 2024
https://www.nature.com/articles/d41586-024-00412-1
喫煙習慣とよくあるウイルスへの感染の両方が免疫系に重要な影響を与える
Natureに発表された解析
-ミートライス紹介:筋肉を加えた穀物がタンパク質を強化
Introducing meat–rice: grain with added muscles beefs up protein
By Jude Coleman 14 February 2024
https://www.nature.com/articles/d41586-024-00398-w
Matterに発表された論文。
-パンデミック後最大の調査が科学への信頼は高いことを発見
Largest post-pandemic survey finds trust in scientists is high
By Carissa Wong 14 February 2024
https://www.nature.com/articles/d41586-024-00420-1
7万人以上の調査から信頼レベルは国によって違い政治的志向と関連することを示唆
先月投稿されたプレプリントによると、67カ国71417人の調査で、全体としては科学への信頼はやや高かった。最も科学への信頼が高かったのはエジプト、次いでインド、ナイジェリア、低かったのはアルバニア、カザフスタン、ボリビア。米国、英国、オーストラリア、中国などは平均レベルで、ドイツ、香港、日本は平均より低い。
McGill Office for Science and Society
-ノー、チョコレートは良くない。残念ながら。
No, Chocolate Isn’t Good for You. Sorry
Christopher Labos MD, MSc | 16 Feb 2024
https://www.mcgill.ca/oss/article/medical-health-and-nutrition/no-chocolate-isnt-good-you-sorry
バレンタインにチョコレートを食べられないという意味ではない。健康的とか効果があると自己欺瞞に陥らないように。
チョコレートについての話である。チョコレートがデザートから健康食品になった経緯についてで、終わりはチョコレートは健康に良くはないということである。
-フェニルエチルアミンが愛の炎をかき立てると言われる。ここに水の入ったバケツがある。
Phenylethylamine is Said To Stoke the Fire of Love. Here Comes the Water Bucket.
Joe Schwarcz PhD | 14 Feb 2024
バレンタインデーにはチョコレートの売り上げが急増する。メディアがチョコレートに含まれるフェニルエチルアミンとロマンスを結びつけることでそれを煽る。その効果を調べてみよう
チョコレートに含まれる催淫剤とされたりWADAの違法薬物と見なされたりするフェニルエチルアミン(PEA)について。根拠無く宣伝されて事実と見なされていった経緯がある
-記憶力サプリメントに記憶すべきことは無い
Nothing Memorable About Memory Supplements
Joe Schwarcz PhD | 16 Feb 2024
https://www.mcgill.ca/oss/article/medical-history/nothing-memorable-about-memory-supplements
Joe Biden米国大統領の記憶の問題とされるものがメディアに注目されている。科学を考えるべき時。
「脳の健康サプリメント」と称する数十億ドル産業では、効果の疑わしいものが誇大宣伝されている。
(根拠に関する説明)
全体として結論は、サプリメントよりフラボノイドを多く含む食品にお金を使いタンパク質を体重1kgあたり少なくとも0.8gとること。
-動画
栄養で記憶を改善しようとする
Trying to improve memory through nutrition | The Right Chemistry
https://www.youtube.com/watch?v=F1HBSOR0C7k
大西洋食がきた
Cup o'Joe-Oh my, Here Comes the Atlantic Diet
https://www.youtube.com/watch?v=80HO56gXUKU
伝統的大西洋食“Traditional Atlantic Diet”が健康に良いというブームがある
ポルトガルやスペイン北部の食事で、地中海食とは違う
あなたは冷たいシャワーは好きではないだろうが洗濯物は冷水用洗剤で十分
Cup o'Joe-You may not like a cold shower but your laundry will be fine with cold water detergent
https://www.youtube.com/watch?v=mJUEXVROlr0
低温で作用する酵素を含む洗剤で、お湯を使わなくてもきれいになる。科学が環境に優しい洗濯を可能にした。
その他
-製品レビュー:ティーバッグ、抹茶粉末、サプリメント
コンシューマーラボ
Green Tea Review: Tea Bags, Matcha Powders, and Supplements
February 15, 2024
https://www.consumerlab.com/reviews/green-tea-review-tea-bags-matcha-supplements/green-tea/
一部の緑茶は緑茶ポリフェノールをほとんど提供しないが他のものは高強度である。
緑茶製品のEGCG濃度を測定したところ一回分あたり9mgから470mgまで
(ただの緑茶(伊藤園のおーいお茶とかデカフェ緑茶とか)とサプリメントが同列にされている)